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6. ルームランプ自作LED化  2008.3

 

ルームランプは、車内中央に一ヶ所だけ。
しかも、フロントシートの後方から照らす位置にあるため、夜間運転席で地図を見るのも厳しいです。

そこで、市販の6連LEDルームランプを取付けましたが、あまり変化は感じられません。
結局、納得のいくものは自作しかないか、、、

回路図

LEDに必要とする電流20mAを供給するため、10mAのCRD(定電流ダイオード)を並列に接続。
安定して電流供給するために、1回路当たりLEDを接続出来る個数は2個まで。

ちなみに、1回路に3個接続した場合、電源電圧12V -(LED順電圧3.6V x3個) =1.2V と、ダイオードには1.2Vしか掛からない事になり、特性表を見て頂ければ分かるように、ダイオードには約4.8mAしか流れてくれません。(10mA欲しいのに〜)

消費電力は、1回路当たり(10mA x2個) x12V xLED 2個 =0.48W となり、4回路8個点灯させた場合でも1.92Wです。
純正が8Wですから、4分の1以下です!!

早速作成に取り掛かりましょう。

使用部品
口金: 純正流用
基板: ユニバーサル基板 (片面 板厚1.6mm)
LED: 日亜化学 NSPW510BS (発光色 白、順電圧 3.6V、許容損失 120mW、発光光度 3.6cd ランクT、指向角 50°)
CRD: 石塚電子 E-103 (ピンチオフ電流 8.0〜12.0mA、最高使用電圧 30V)
線材: 電気配線用 24AWG
チューブ: 熱収縮チューブ φ10

作成工程
 
純正ルームランプの口金を取外します。
ユニバーサル基板を、8x20にカットして2枚用意。

 
ユニバーサル基板を両面で半田付け出来るように重ね、口金を被せて半田付けします。
*各口金に対して、基板1枚を半田付けしておくと、若干の全長調整が可能です。

 
線材を半田付けして、予め穴を開けたチューブを被せ、その穴に線材を通します。
チューブは、絶縁や湿気対策を目的としていますが、見た目も良くなります。

他のサイトを拝見すると、口金に半田付けした基板を広めにカットして、そこへLEDを取付けている方が多いようです。
しかし、EP91の場合取付けスペースの都合で、その面積が確保出来ないため、別基板にLEDを取付ける作戦です!

LED基板の作成 2008.3.7
 
回路図通りの並びで、5回路レイアウトしました。 (消費電力は、純正の約1/3です。)

LEDを出来る限り接近させたいのですが、ユニバーサル基板の穴ピッチと合いません。
そこで、LED側面を削りました。

この基板サイズ(31x20)なら、電源部からコードで延長しなくても直接取付け出来るかも!?
口金を使わず、接点をコンパクトに出来ないものか・・・?

接点端子の取付け 2008.3.17
  
外形を削り、錫メッキ線が端子代わりになるよう半田付けしました。
裏面の整流ダイオードは、逆接続で破損させないための保護回路です。(無くても、極性に気を付ければ問題ありません。)

裏面と端子以外の部品側面は、ホットメルトで固めました。
実際に取付けしてみましたが、形状的に口金と異なるため、上手く取付きません。

車両へ取付け 2008.8.3


結局、口金部分からコードでLED基板へと結線しました。
LED基板の裏側は、適当なクッション材で絶縁して両面テープを貼りました。

 
取付けた画像です。
市販LED 6連ランプ(左)、自作LED 10連ランプ(右)

市販品の方が照射範囲が広角で、画像では明るく見えます。
実際には、夜車内で地図を見る事すら厳しかった市販品と比べ、自作品ではよーく見えるようになりました!!
分かり易い画像が撮影出来たら、アップしたいと思います。

 



© 2007- Punyu

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