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実際にあった事件や犯罪に関する新刊本・注目本などを週単位で紹介しています(更新は主に水曜日)。

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★2017.7.26(No.502) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『科学捜査ケースファイル 難事件はいかにして解決されたか』
(化学同人/単行本/ヴァル・マクダーミド/2017.7)


科学捜査というのはそれ自体が心の踊る仕事であり、それを職にしている人々は、
率直に言って、とんでもなく素晴らしい人たちなのだ。(本文より)

200年におよぶ歴史をもつ科学捜査。犯罪解決に役立てられ、ドラマや小説の題材としてたびたび取り上げられ、ある意味では私たちにもなじみ深いものでもある。しかし、DNA鑑定、指紋、毒物学、プロファイリングなどについて、どんなことを知っているだろうか。英国のベストセラー作家、ヴァル・マクダーミドは、科学捜査の現場を歩き、第一線で活躍するエキスパートへのインタビューをとおして、性犯罪、放火、強盗、暴行などの事件解決に科学捜査がどのように役立てられているかを、その発展の歴史とともに浮き彫りにする。犯行現場から法廷へと続く、科学捜査をめぐる旅。(2016年アンソニー賞 批評/ノンフィクション賞 受賞)

著者・ヴァル・マクダーミド・・・これまでに28の犯罪小説を著した。作品はミリオンセラーとなり、16ヶ国語に翻訳され、多くの賞を受賞。犯罪プロファイラー、トニー・ヒルのシリーズが原案となって英国ITVの連続テレビ・ドラマ〈ワイヤー・イン・ザ・ブラッド〉が制作された。

【目次】
第1章 犯行現場
第2章 火災現場の捜査
第3章 昆虫学
第4章 病理学
第5章 毒物学
第6章 指紋
第7章 飛沫血痕とDNA
第8章 人類学
第9章 復顔
第10章 デジタル・フォレンジック
第11章 法心理学
第12章 法廷
終章
 
★2017.7.19(No.501) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『マル暴捜査』
(新潮新書/今井良/2017.7)


「抗争(ドンパチ)は絶対にさせない」
――捜査幹部はそう言った。

2003年に発足した警視庁組織犯罪対策部、通称・組対(ソタイ)は、1000人近い人員を擁する、全国の暴力団捜査の先頭に立つ組織だ。
刑事部系と公安部系の溝、捜査手法の変遷、マル暴刑事の日常と素顔等々、関係者への豊富な取材をもとに、組織犯罪と闘うプロ集団の全貌を描く。

著者・今井良・・・1974年、千葉県生まれ。中央大学文学部卒業。NHKに入局し、地方局や東京の報道局ニュースセンターでニュース番組の制作に10年間携わる。その後、民放テレビ局に移籍。他の著書に『警視庁科学捜査最前線』がある。

プロローグ

第1章 マル暴捜査のプロ集団――組対の誕生
組対誕生の理由/情報収集力の強化/外国人犯罪の増加/
36年ぶりの新設/刑事部と公安部の対立

第2章 頂上作戦から暴対法まで――警察対暴力団の攻防史
警察の頂上作戦/政治と暴力団/フロント企業への変身/
訴訟団結成で対抗/警察の攻勢/ヤクザマネー/
暴対法改正による対策/警察の弘道会対策/「捜査」か「癒着」か/
暴力団の情報収集力

第3章 情報こそすべて――組対の捜査手法
ガサ入れ捜査/家宅捜索の持つ意味/揺さぶり/
エスを運用/公安捜査にシフト/マル暴捜査もデジタル化/
通信傍受/カメラ捜査/カメラ捜査の問題点/
GPS捜査

第4章 マル暴刑事の素顔――組対4課の現場
マル暴捜査の本部拠点/拠点は秘密/組対4課の五つの係/
広域暴力団対策係の対象/罵声とメンツ/暴力犯捜査係/
マル暴刑事の特徴/マル暴刑事の日常/マル暴捜査の最前線/
暴力団の新ビジネス/「患者役」の告白/特殊部隊を投入/暴力団が仕切り役

第5章 ボウタイの視点――組対3課の現場
前身は「ボウタイ」/特殊暴力犯罪にも対応/組織犯罪捜査の情報拠点/企業への不当要求

第6章 薬物と拳銃――組対5課の現場
清原の薬物事件/5課とは何か/ゲートウェイドラッグ/
大物企業家を内偵中/銃器捜査も重要任務/端緒は「密告情報」/
泳がせ捜査で対抗

第7章 犯罪インフラを撲滅せよ――組対1課の現場
国際組織犯罪を視察・捜査/犯罪インフラの実態/組対1課の組織編成/
不正滞在対策室とは/蛇頭/偽装結婚に「士業」が関与/
失踪する訪日客

第8章 中国人犯罪者の跋扈――組対2課の現場
ルーツは国際捜査課/中国人組織が捜査対象/影のリーダーとの攻防/
大物の逮捕/タイアップ犯罪が深刻化/中国との捜査協力

第9章 新たな犯罪者集団との対峙――組織犯罪対策特別捜査隊の現場
組対の機動捜査部隊/偽造カード事件を専門捜査/国際犯罪組織の影/
100人以上が一斉引き出し/暴力団の関与/仲介組織が主導

第10章 マネー・ロンダリング捜査の精鋭たち――組対総務課の現場
組対の筆頭課/マル暴刑事の指導部門/マネロン捜査のプロ集団/特別捜査官も参入/
マネロン捜査の実態/JAFICと連携/アメリカの制裁リスト/
パナマ文書とマネロン/暴力団関係者も浮上

エピローグ

あとがき
 

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