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since December/2007
実際にあった事件や犯罪に関する新刊本・注目本などを週単位で紹介しています(更新は主に水曜日)。
下記の★の日付は更新日で、その日付は下(↓)が古く、上(↑)が新しい。関連ページ・・・amazonweekly book [ No.1〜100 ] [ No.101〜200 ] [ No.201〜300 ] [ No.301〜400 ] [ No.401〜500 ] [ No.501〜600 ] [ No.601〜700 ] [ No.701〜800 ][ No.801〜 ] ↓
★2023.5.24(No.806)- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』
(KADOKAWA/単行本/前田シェリーかりんこ/2023.7)
この体験を漫画にすることが、私の最大の復讐です。
メンヘラ製造機と呼ばれていた20代の頃。当時付き合っていた彼氏も例外ではなく、些細なことで言い合いになる。彼氏の怒りが高まりはじめ、帰ろうとすると更に彼氏は怒り出し…。怒りが頂点に達した彼氏が手にしたのは、フォークだった―。「このままでは殺される」そして、命をかけた一か八かの賭けに出る!喧嘩し、負傷し、匿われ、追い込まれ、予想だにしない人物が登場し…読み始めたら止まらない、SNSで話題沸騰の実話に基づくノンストップコミックエッセイ。SNSでは描かれなかった事件のその後を描き下ろしに加え、待望の書籍化!
著者・前田 シェリー かりんこ・・・1児の母。NAPBIZ公式ブロガー。インスタグラム、ブログ、ツイッターに自身の体験を元にしたコミックエッセイを投稿。★2023.5.17(No.805)- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
『福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇』
(五月書房新社/単行本/辻野弥生/2023.6)
四国から千葉へやってきた行商人達が朝鮮人と疑いをかけられ、正義を掲げる自警団によって幼児、妊婦を含む9名が惨殺された。
映画『福田村事件』(森達也監修)が依拠した史科書籍。長きに渡るタブー事件を掘り起こした名著。【森達也監督の特別寄稿付き】
福田村・田中村事件・・・関東大震災が発生した1923年(大正12年)9月1日以後、各地で「不逞鮮人」 狩りが横行するなか、 9月6日、 四国の香川県からやって来て千葉県の福田村に投宿していた15名の売薬行商人の一行が朝鮮人との疑いをかけられ、地元の福田村・田中村の自警団によって、ある者は鳶口で頭を割られ、ある者は手を縛られたまま利根川に放り投げられた。虐殺された者9 名のうちには、 6歳 ・ 4歳 ・ 2歳の幼児と妊婦も含まれていた。犯行に及んだ者たちは法廷で自分たちの正義を滔々と語り、なかには出所後に自治体の長になった者まで出て、事件は地元のタブーと化した。そしてさらに、行商人一行が香川の被差別部落出身者たちだったことが、事件の真相解明をさらに難しくした。
著者・辻野弥生・・・福岡県生まれ。1981年より千葉県流山在住。流山市立博物館友の会会員。『東葛流山研究』企画編集委員。1988年、地域の文化賞「北野道彦賞」受賞。2003年、子育て後の人生を楽しむ女性の会「あしたば」創設。2006年、吉目木ひなこ氏と『ずいひつ流星』創刊。 著書に本書の旧版『福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇』(崙書房出版・ふるさと文庫)のほか『呉服屋のお康ちゃん奮戦一代記』などがある。★2023.5.10(No.804)- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
『白装束集団を率いた女 千乃裕子の生涯』
(論創ノンフィクション/単行本/金田直久/2023.1)
2003年4月末に突然あらわれた真っ白≠ネ集団。奇怪な装束と行動で話題をさらった千乃正法会/パナウェーブ研究所とは。彼らは何を信じ、何を求めていたのか。「教祖」である千乃裕子の生涯をたどり、その謎を解き明かす。
著者・金田直久(かねだ・なおひさ)・・・東京都生れ。都内在住の40代。国内外のスピリチュアル、超常現象の情報を収集・考察する在野の研究家。精神医学、民俗学、歴史学など学際的なアプローチを志向。本書が初の著作となる。宗教に対しては懐疑主義であるが「人はなぜ宗教を信じるのか」ではなく、「私はなぜ宗教を信じないのか」を着眼点にして考察をおこなっている。学生時代に遭遇した「白装束集団騒動」が忘れられず、10年程前から千乃正法会の取材・調査を開始した。そのほか、過去の怪奇事件、カルト事件のいま≠鋭意取材・調査中。
目次
序章 老女の死
第一章 告白
第二章 誕生
第三章 初期の千乃正法
第四章 共産主義と孤独と大川隆法
第五章 電磁波攻撃
第六章 報道スクラム
第七章 キャラバンが終わって
第八章 千乃裕子の死
第九章 予言が外れたあと
エピローグ★2023.5.3(No.803)- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
『信仰か、マインド・コントロールか カルト論の構図』
(法蔵館文庫/櫻井義秀/2023.5)
著者・櫻井義秀・・・1961年、山形県出身。北海道大学大学院文学研究科博士課程中退。博士(文学)。現在、北海道大学大学院文学研究科教授。専門は宗教社会学、タイ地域研究、東アジア宗教文化論。著書に『統一教会 性・カネ・恨から実像に迫る』 / 『創価学会 政治宗教の成功と隘路』などがある。
社会はカルトやマインド・コントロールの問題にどのように対処すべきであろうか。90年代以降のマスメディアの言説や裁判記録などの分析を通じて、これらの問題を考えるための基礎的理論を提示する。
「ドグマの正当性を疑わず、手段を選ばずにそれを他者に強要し、受け入れないものには存在の価値を認めない独善性こそ、公共性の対極にある。そのような生のあり方をも信教の自由の名の下に認めよと主張することは可能だろうか。自らの決断としてそのように生きることを選択した人達がいるとしたら、それは私たちにとって私たちの生を揺さぶる衝撃的な事実となる。マインド・コントロール概念が提起した問題はここにある。」(本文より)
【本書の目次】
再版(文庫収録)によせて
はじめに
第I部 カルト論の構図
第一章 カルト論の射程
第二章 カルト問題におけるフレーミングとナラティブ
第三章 カルトと宗教のあいだ
第II部 マインドコントロール論争と公共性
第四章 マスメディアによるカルト、マインドコントロール概念の構築
第五章 「宗教被害」と人権・自己決定
第六章 強制的説得と不法行為責任
第七章 カルト問題と公共性
引用文献
あとがき
初出一覧★2023.4.26(No.802)- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
『謎と闇に覆われた 恐怖の未解決ミステリー』
(鉄人社/単行本/鉄人ノンフィクション編集部/2023.3)
神隠しのように姿を消した少年・少女、防犯カメラに映った怪しい人物、殺害現場に残された不可解な証拠品、身元不明の遺体、謀殺・他殺が疑われる謎の転落死、原因不明のポルターガイスト現象、怪事件。果たしてその真相は? 知れば知るほど背筋が凍る79のコールドケース。
<CONTENTS例>
●伊達市・砂浜佳祐くん失踪事件
●韓流ファン・棚橋えり子さん失踪事件
●サイパン日本人姉妹行方不明事件
●女優タミー・リン・レパード失踪事件
●大量殺人鬼、ペドロ・ロペス失踪事件
●和歌山市新聞配達女子高生刺殺事件
●新宿歌舞伎町ラブホテル連続殺人事件
●トレーシー・ミード殺害事件
●JR池袋駅山手線ホーム上立教大生殺人事件
●広島市佐伯区スーパー強盗殺人事件
●米ニューメキシコ州ウエスト・メサ「ボーンコレクター」事件
●世界的画家、ファン・ゴッホの死の真相
●オーストラリア首相、ハロルド・ホルト水難死亡事故
●南相馬市高3女子失踪・遺体発見事件
●荒川区東尾久和菓子店娘殺害事件
●岐阜県富加町「高畑住宅」のポルターガイスト現象★2023.4.19(No.801)- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
『5歳の私は、クラスの男子から性被害を受けました。 なんで言わないの?』
(扶桑社/単行本/ゆっぺ/2023.1)
「お昼寝中、隣の男子が私のパンツに手を入れてきて…楽しいはずの幼稚園が恐怖の時間になりました」
著者ゆっぺが、5歳のときに同級生から受けた“性被害”をマンガ化した本作。
『なんで言わないの?』としてブログに掲載されると大きな話題を呼び、ついに書籍になりました。
「子どもの性被害」と聞いて多くの方が思い浮かべるのは大人による加害。
ですがあまり知られていないだけで、小さな子ども同士の被害も発生しているのです。
「ただの遊びでしょ?」
「性的な意味はないから」
「男の子だから仕方がない」
といった言葉で性被害を見過ごしていませんか?
その実態は、私たち大人が思っているよりも深刻なものかもしれません――。
「ライブドアブログ OF THE YEAR2021」最優秀グランプリ受賞ブロガー・ゆっぺが、
子どもを取り巻く“性”の問題をはじめとした
「知らなかったでは済まされない」さまざまな問題に斬り込みます。
・幼児から幼児への「性暴力」
・思春期の子ども同士で起こった「性的おどし」
・子どもを加害者にも被害者にもしないための「性教育」
・もし子どもがいじめられたら?「親のとるべき行動」
ほか
著者・ゆっぺ・・・「ライブドアブログ OF THE YEAR2021」最優秀グランプリ受賞した『ゆっぺのゆる漫画ブログ』(https://yuppe2.blog.jp/)を運営。2022年にはライブドアブログ殿堂入りも果たす。『女教師Aが地位も名誉も失った話』、『女友達の裏の顔!?』などのヒット作を連発し、2021年には主婦ブロガー初の月間3000万PVという快挙を達成。田舎住みの二児の母。蟹座のB型。趣味はお菓子作りと絵を描くこと。本作が初の著書となる。
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