[ 無限回廊 top page ]

weekly book

since December/2007


実際にあった事件や犯罪に関する新刊本・注目本などを週単位で紹介しています(更新は主に水曜日)。

下記の
★の日付は更新日で、その日付は下(↓)が古く、上(↑)が新しい。日付の後ろの(No. )は通し番号
関連ページ・・・amazon
weekly book [ No.1〜100 ] [ No.101〜200 ] [ No.201〜300 ] [ No.301〜400 ] [ No.401〜500 ] [ No.501〜600 ]

[ No.601〜 ] ↓



 2019.8.14(No.609) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『死刑囚200人 最後の言葉』
(宝島社/単行本/別冊宝島編集部[編]/2019.8)



究極の刑罰「死刑」を宣告された死刑囚たち。
彼らは今日も、拘置所のなかで「その日」と向き合い続けている。
命を殺めた人間が、自らの命をもって罪を償うとき、
彼らはどのような態度を見せるのか。
戦後、死刑が確定した100名超の死刑囚たちの半生と
「執行」をめぐるドラマを総括します。

目次

イントロダクション
1章 「死刑」の基礎知識
2章 旅路
3章 彼岸
4章 贖罪
5章 真実
確定死刑囚リスト

 
★2019.8.7(No.608) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『もう逃げない。 いままで黙っていた「家族」のこと』
(ビジネス社/単行本/林眞須美死刑囚長男/2019.7)


21年前の朝、目が覚めたらぼくは「殺人犯」の息子になっていた
いじめ、差別、婚約破棄・・・・・・迷い、苦しみながら、それでも強く生きていく。

事件以来21年間、親、そして世間から架せられた重い「十字架」を背負い続ける
和歌山カレー事件、林眞須美死刑囚の長男が初めて明かす
「罪と罰」、そして「生きること」の本当の意味。


目次

●プロローグ 〜長いお別れ〜
●第1章 狂騒 〜ぼくの目に映った事件の真相〜
●第2章 宿命 〜ちょっと奇妙な家族の物語〜
●第3章 絶望 〜終わりのない“断罪”の日々〜
●第4章 葛藤 〜「死刑囚の子ども」という十字架〜
●第5章 覚悟 〜やっと見つけた自分らしく生きる道〜
●エピローグ 〜母と笑い合える日〜
 
★2019.7.31(No.607) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『犯罪学大図鑑』
(三省堂/大型本/DK社[編]/2019.7)


強盗、詐欺、誘拐、殺人から、知能犯罪、組織犯罪、暗殺と政治的陰謀まで世界中の歴史に残る犯罪をオールカラーの写真や図解とともに解説。事件の概要にとどまらず、犯罪者の心理や多様な捜査方法、社会に与えた影響まで、幅広く考察する。犯罪をとおして人間と社会の本質をみきわめたい人のための一冊。

目次

はじめに

強盗、泥棒、放火魔

トーマス・ブラッド/ジョン・ネヴィソン/エドワード・〈黒髭〉・ティーチ/バークとヘア/ジェイムズ=ヤンガー・ギャング団/ボニーとクライド/大列車強盗/ビル・メイソン/ワールドカップ盗難事件/D・B・クーパー/ソシエテ・ジェネラル銀行強盗/ジョン・マクリーン/プーラン・デヴィ/ジョン・レナード・オール/アントワープのダイヤモンド強盗/チェッリーニの塩入れ盗難事件/ロシア−エストニア間ウォッカ・パイプライン/ハットン・ガーデン強盗事件

詐欺師たち

首飾り事件/クロフォード家の相続財産/エッフェル塔売却事件/ハリー・ドメラ/エルミア・デ・ホーリー/ドリス・ペイン/アルカトラズからの脱出/フランク・アバグネイル/クリフォード・アーヴィング/コンラート・クーヤウ/ファインコットン号事件

知能犯罪

ミシシッピ計画/ブラックフライデー金買い占め事件/チャールズ・ポンジ/ティーポット・ドーム事件 /ボパール化学工場事故/シティ・オブ・ロンドン債券強奪事件/バーニー・メイドフ/エンロン社事件/ジェローム・ケルヴィエル/シーメンス社贈賄事件/SpyEyeマルウェアによるデータ盗難/フォルクスワーゲン社排ガス不正事件

組織犯罪

ホークハースト・ギャング/シチリア・マフィア/三合会/ワイルドバンチ/ビール戦争/ヤクザ/ヘルズ・エンジェルス/クレイ兄弟とリチャードソン兄弟/メデジン・カルテル/〈フリーウェイ〉・リック・ロス

誘拐・脅し

ポカホンタスの誘拐/ティッチボーン詐称事件/リンドバーグ愛児誘拐事件/ジョン・ポール・ゲティ三世誘拐事件/パティ・ハースト誘拐事件/チャウチラ誘拐事件/ナターシャ・カンプッシュ誘拐事件

殺人

ネアンデルタール人の殺人/ジャン・カラス事件/ダニエル・マクノートン/ドリッピング殺人者/リジー・ボーデン/ストラットン兄弟/クリッペン医師/カイヨー夫人/ブラック・ダリア事件/平沢貞通/テキサス・タワー乱射事件/マンソン・ファミリー/アザリア・チェンバレンの死/ジョン・レノン殺害事件/ロベルト・カルヴィ殺害事件/カーク・ブラッズワース/ジャイムズ・バルジャー殺害事件/O・J・シンプソン/クレイグ・ジェイコブセン/トゥパック・シャクールとビギー・スモールズ殺害事件

連続殺人者

劉彭離/アリス・カイトラー/エリザベート・バートリ/切り裂きジャック/ハーヴェイ・グラットマン/テッド・バンディ/イアン・ブレイディとマイラ・ヒンドリー/フレッド&ローズマリー・ウェスト/ゾディアック事件/ハロルド・シップマン/アンドレイ・チカチーロ/ジェフリー・ダーマー/コリン・ピッチフォーク/ジョン・エドワード・ロビンソン

暗殺と政治的陰謀

ローマ皇帝ペルティナクスの暗殺/暗殺教団/エイブラハム・リンカーンの暗殺/ドレフュス事件/ラスプーチン暗殺/ジョン・F・ケネディの暗殺/アルド・モーロの誘拐/イングリッド・ベタンクールの誘拐/アレクサンドル・リトビネンコの毒殺

犯罪録/索引/訳者あとがき
 
★2019.7.24(No.606) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『わたし、虐待サバイバー』
(ブックマン社/単行本/羽場千恵/2019.8)

義父の性的虐待、母のネグレスト、精神病院閉鎖病棟の闇・・・。トラウマは一生続くだろう。それでも、明るく笑って前に進みたい! --SNSで話題の著者・羽馬千恵(はばちえ)が、虐待を受けて育った子どもが、大人になっても多くのトラウマや精神疾患を抱え、社会を渡り歩くことがどれほど困難かを赤裸々に綴った衝撃の問題作。親に殺されなければ、なかなかニュースに取り上げられない「虐待事件」。殺されず生き延びた大人の「未来」にもっと目を向けてほしい。 精神科医の和田秀樹氏との特別対談「虐待サバイバーたちよ、この恐ろしく冷たい国で、熱く生きて行こう! 」も必読!

著者・羽場千恵(はば・ちえ)・・・1983年、兵庫県赤穂市生まれ。虐待サバイバー。大人の未来(全国虐待当事者の会)理事長。虐待被害の当事者として、社会に必要な支援などを啓発している。
 
★2019.7.17(No.605) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『「助けて」が言えない SOSを出さない人に支援者は何ができるか』
(日本評論社/単行本/松本俊彦/2019.7)


「困っていません」と言われた時、あなたならどうしますか? 虐待・貧困、いじめ、自傷・自殺、依存症、性被害…さまざまなフィールドから援助と援助希求を考える。『こころの科学』大好評特別企画、5つの章を加え待望の書籍化。

著者・松本俊彦・・・国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長。1993年、佐賀医科大学卒業。横浜市立大学医学部附属病院にて臨床研修修了後、国立横浜病院精神科、神奈川県立精神医療センター、横浜市立大学医学部附属病院精神科を経て2004年に国立精神・神経センター(現、国立精神・神経医療研究センター)精神保健研究所司法精神医学研究部専門医療・社会復帰研究室長に就任。以後、同研究所自殺予防総合対策センター自殺実態分析室長、同副センター長を歴任し、2015年より現職。2017年より国立精神・神経医療研究センター病院薬物依存症センターセンター長を併任。

目次

1 助けを求められない心理
 1 「医者にかかりたくない」「薬を飲みたくない」
    ーー治療・支援を拒む心理をサポートする……佐藤さやか
 2 「このままじゃまずいけど、変わりたくない」
    ーー迷う人の背中をどう押すか……澤山 透
 3 「楽になってはならない」という呪い
    ーートラウマと心理的逆転……嶺 輝子
 4 「助けて」ではなく「死にたい」
    ーー自殺・自傷の心理……勝又陽太郎
 5 「やりたい」「やってしまった」「やめられない」
    ーー薬物依存症の心理……松本俊彦
 6 ドタキャン考
    ーー複雑性PTSD患者はなぜ予約が守れないのか……杉山登志郎


2 子どもとかかわる現場から
 7 「いじめられている」と言えない子どもに、大人は何ができるか
    ……荻上チキ
 8 「NO」と言えない子どもたち 
    ーー酒・タバコ・クスリと援助希求……嶋根卓也
 9 虐待・貧困と援助希求
    ーー支援を求めない子どもと家庭にどうアプローチするか
    ……金子恵美


3 医療の現場から
 10 認知症のある人と援助希求
    ーーBPSDという用語の陥穽……大石 智
 11 未受診の統合失調症当事者にどうアプローチするか
    ーー訪問看護による支援関係の構築……廣川聖子
 12 「人は信じられる」という信念の変動と再生について
    ーー被災地から……蟻塚亮二
 13 支援者の二次性トラウマ、燃え尽きの予防……森田展彰・金子多喜子


4 福祉・心理臨床の現場から
 14 「助けて」が言えない性犯罪被害者と社会構造……新井陽子
 15 薬物問題を抱えた刑務所出所者の援助希求
    ーー「おせっかい」地域支援の可能性……高野 歩
 16 性被害にあい、生き抜いてきた男性の支援……山口修喜


5 民間支援団体の活動から
 17 どうして住まいの支援からはじめる必要があるのか
    ーーホームレス・ハウジングファースト・援助希求の多様性・
    つながりをめぐる支援論……熊倉陽介・清野賢司
 18 ギャンブルによる借金を抱えた本人と家族の援助希求
    ーーどこに相談に行けばよいのか……田中紀子
 19 ゲイ・バイセクシュアル男性のネットワークと相談行動
    ーーHIV・薬物使用との関連を中心に……生島 嗣


座談会:「依存」のススメーー援助希求を超えて
  ……岩室紳也×熊谷晋一郎×松本俊彦
 
★2019.7.10(No.604) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『少年犯罪はどのように裁かれるのか。 成人犯罪への道をたどらせないために』
(合同出版/単行本/須藤明/2019.7)


いま、少年犯罪を厳罰化するため、少年法の適用年齢を18歳未満に引き下げ、少年を大人と同様に刑法の元で裁くことが検討されている。

しかし、少年を刑法で裁いても、必ずしも「厳罰化」につながらないどころか、十分な更生や再犯防止の教育すら受けないままの少年が、社会に放り出されるだけで、その先に見えるのは、はたして社会不安の低減あるいは増加だろうか。

「甘やかし」として批判されてきた少年法の教育・福祉機能の本質を見直し、罪を犯してもやり直せる社会、保護を求める権利が保証される社会をいかにつくるか、いま、それが問われている。

著者・須藤明・・・栃木県生まれ。駒沢女子大学人文学部心理学科教授。臨床心理士、さいたま市スクールカウンセラー・スーパーバイザー。専門は犯罪心理学、家族心理学。裁判所職員総合研修所研究企画官、広島家庭裁判所次席家庭裁判所調査官などを経て、2010年から現職。2015年2月に発生した「川崎市中1男子生徒殺害事件」では、弁護側の依頼によって少年の心理鑑定をおこない、被告(少年X)側証人として法廷で証言した。
 
★2019.7.3(No.603) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『犯罪学入門 ガバナンス・社会安全政策のアプローチ』
(慶應義塾大学出版会/単行本/小林良樹/2019.7)


犯罪などから社会の安全をいかに守るか? 犯罪対策を始めとする社会安全の問題は、警察や法曹関係者等の一部の専門家によって主に取り扱われてきた。しかし、今日、専門家ではない一般国民であっても、日常生活の中で社会安全の問題に遭遇する場面は次第に多くなっており、社会安全の問題に関する自分自身の意見を持たなければならない場面も多くなっている。そこで、@国民の視点を中心に据え、A実効性のある政策を検討するための理論枠組みであり、B多様なアクターを検討の対象とする新たなアプローチ「社会安全政策論」から、第一線の警察行政に従事してきた著者が犯罪学を案内し、社会安全政策論の考え方をやさしく解き明かす。あなたが当事者ならどう考えるのか? 犯罪等の問題を必ずしも専門に取り扱ったことのない読者を主な対象とする入門テキスト。

著者小林良樹・・・明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科特任教授。早稲田大学博士(学術)、ジョージワシントン大学修士(MIPP)、香港大学修士(MIPA)、トロント大学修士(MBA)。1964年、東京都生まれ。1987年、東京大学法学部卒業後に警察庁入庁。在香港日本国総領事館領事、在米国日本国大使館参事官、警察庁国際組織犯罪対策官、慶應義塾大学総合政策学部教授、高知県警察本部長等を歴任。2019年3月、内閣官房審議官(内閣情報調査室・内閣情報分析官)を最後に退官。同年4月より現職。専門はインテリジェンス、国際テロ、社会安全政策等。主要著作に『インテリジェンスの基礎理論〔第2版〕』他多数。
 
★2019.6.26(No.602) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『刑事弁護人』
(講談社現代新書/亀石倫子&新田匡央/2019.6)


「権力の暴走を許してはいけない」

すべてが実話。迫力と感動の法廷ドキュメント

罪を犯したかもしれない人物の車に警察が勝手にGPSを取り付け、徹底的に行動を把握する行為を繰り返していた――。令状なき捜査は許されるのか。警察が、一般市民の行動確認を行う危険性はないのか。2017年に「令状なきGPS捜査は違法」の最高際判決を日本で初めて勝ち取った弁護団。その弁護団を率いた女性弁護士の奮闘とチームの苦悩・活躍を描く。

著者・・・

亀石倫子(かめいし・みちこ)・・・弁護士。2009年、大阪弁護士会に登録。刑事事件専門の法律事務所に入所。在籍6年間で担当した刑事事件は200件以上。特に、窃盗症(クレプトマニア)や性犯罪の弁護経験が豊富であるほか裁判員裁判の対象となる重大事件も20件以上担当している。2016年に法律事務所エクラうめだを開設。これまで培ってきた刑事弁護の経験とノウハウを生かし、女性弁護士ならではの視点ときめ細かさを活かし、離婚や男女トラブルも数多く手掛ける。

新田匡央(にった・まさお)・・・1966年、横浜市生まれ。1990年、明治大学商学部卒業。10年間の会社勤めののち、2000年よりライターを名乗る。ノンフィクションの執筆、ビジネス書のライティングを手がける。著書に『山田洋次 なぜ家族を描き続けるのか』がある。
 
★2019.6.19(No.601) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

『アメリカ人のみた日本の死刑』
(岩波新書/デイビッド・T・ジョンソン/2019.5)


世界的に廃止の流れにあるなかで「独特の死刑存置国」となっている日本。秘密裏の執行、刑事司法における否定の文化、死刑制度を取り巻く政治社会文化までをアメリカの死刑制度の失敗と比較しながら鋭く分析する。

著者・デイビッド・Tジョンソン(David T. Johnson)・・・ハワイ大学教授(社会学)。“The Japanese Way of Justice:Prosecuting Crime in Japan”(『アメリカ人のみた日本の検察制度―日米の比較考察』シュプリンガーフェアラーク東京)は、米国犯罪学会賞および米国社会学会賞を受賞。他の著書に『孤立する日本の死刑』 / 『アメリカ人のみた日本の検察制度』など多数。


目次

はじめに

第1章 日本はなぜ死刑を存置しているのか?
第2章 死刑は特別なのか?
第3章 国が隠れて殺すとき
第4章 冤罪と否定の文化
第5章 死刑と市民の司法参加
第6章 死刑と民主主義

参考文献 
 

[ 無限回廊 top page ]