
歯周病は今や現代病とも言われ、多くの人が悩まされています。状態がひどくなってからだと治療の効果もなかなかでにくいのが現状です。
最悪の場合には自分の歯を失ってしまうほど、恐ろしい病気です。
しかし残念ながら大半の患者さんは自分が歯周病であることに気付くのが遅く、来院した時には既にかなりのところまで進行してしまっているケースも少なくありません。
最善の治療法は日々の予防にあります。正しい知識をもっていつまでも丈夫な歯を保ちましょう。
歯周病の直接的な原因はプラークですが、その他様々な因子がかかわっていると言われています。またプラーク以外に歯周病にかかる因子としては、以下のような点をあげることができます。
喫煙をされている方
タバコを吸っている方は血流が悪くなりやすいために歯周病が進行しやすく、いったん炎症がおきてしまうと治りづらいためプラークがつきやすくなります。
糖尿病の方
身体の抵抗力が低下するため、歯周病も急速に悪化させると言われています。
ストレスによる歯ぎしり
身体の抵抗力が低下して炎症をおこしやすくなると言われています。
口呼吸の方
お口での呼吸をよくされているかたは、お口の中が乾燥しやすくなり、炎症をおこしやすくなると言われています。
食生活
やわらかくて甘いものばかり食べているとプラークができやすくなり、偏食をすると栄養摂取が不十分になり身体の抵抗力が低下します。
歯並びの悪い方
歯ブラシが十分いきとどかなくなって、プラークがつきやすくなります。
エムドゲインとはスウェーデンで開発歯周組織再生誘導材です。エムドゲインの主成分は子供の頃に歯が生えてくるときに重要な役割をするたんぱく質の一種です。歯科外科手術の際に手術部位にエムドゲインを塗布することにより歯の発生過程に似た環境を再現します。
歯肉をめくって患部の隅々まで清潔にします。また病原菌に侵された骨の表面も取り除きます。膜の上から歯肉を被せるように戻します。術後4から6週間で担当医がメンブレンを取り出します。薬の服用につい
ては指示があった場合は、その指示に従って治療にあたってください。