
矯正治療は、審美的な問題解決だけの治療ではなく、歯並び・噛み合わせが悪いために虫歯や歯周病になりやすかった歯を健康にします。そのほかに、いびきや歯ぎしり、発音障害が治ることもあります。また、外見上のコンプレックスで悩んでいる人も、明るさと自信を取り戻し、自然と笑みがこぼれる健康的で美しい笑顔になります。矯正治療は、心身ともに豊かさをもたらします。
小児矯正

そのため、小児矯正は体全体への効果が期待できます。歯並びが悪いのを放置しますと、姿勢が悪くなり、持久力や集中力が低下してきたり、小学生でも顎の関節の痛みや肩こり、腰痛を訴えたりします。
それに加え、早期からの治療は人体構造学的により良い歯並びが得られると言われています。
矯正治療の流れ
Step1. 検査・カウンセリング
実際にお口の中を観察し、歯並びや噛み合わせ、顎の関節の状態、虫歯や歯周病の有無などをチェックします。歯茎の中の骨の状態を見るためレントゲン写真撮影、歯と歯列弓のバランスを見るための歯型を取るなど細部に渡ってデータを集め分析します。
Step2. 診断・治療計画の説明
検査内容にもとづき治療期間や治療方法、矯正装置、料金の説明を医師からおこない、本人の同意が得られれば治療が開始されます。
Step3. 治療開始
装置の装着をおこないます。
装着には、通常30分から1時間程度かかります。また装着中に、虫歯等の違う歯の病気になってしまっては意味が無いので、正しいブラッシング法等の指導も行います。
Step4. 装置の調整
矯正装置の装着期間は一般的に1年から3年といわれています(装置の種類、装着期間は症状によって異なります)。その間の期間、ワイヤーの調整や装置の交換等を定期的におこないます。月一回程度のペースで通院していただきます。また、矯正期間中の虫歯予防のため、口腔内清掃もおこないます。
Step5. 保定装置の装着
歯並びが揃って噛み合せが良くなったら、矯正装置を除去します。装置を外してそのままでは、歯はもとの位置に戻ろうとします。安定するまで、保定装置(リテーナー)といわれる取り外し式の装置(場合によっては固定式)を一定期間使用していただきます。この保定期間が終了すれば、矯正治療は終了です。