メディアとつきあうツール  更新:2011-11-15
すべてを疑え!! MAMO's Site(テレビ放送や地上デジタル・BSデジタル・CSデジタルなど)/サイトのタイトル
<ジャーナリスト坂本 衛のサイト>
.

サイトの制作環境/ハード編
DELL Vostro420、Latitude D420、OptiPlex GX620、Dimension 4700C、EeePC 1015PEMなど

≪はじめに≫
筆者は2005年にパソコン(以下PC)の電源クラッシュを体験。そのドタバタを記録し、ハードウェア(PCや周辺機器)・ソフトウェア構成を控え、PCの外に出しておくべきだと痛感して、このページを作りました。当初の副題は「PCドタバタメモ」で、09年に改題しハードとソフトを別ページに。

PCを新しくしようという方、DELLパソコンや筆者のハードウェア環境、PCトラブルなどに興味がある方には役立つかもしれません。ただし、あくまでご参考まで。導入はご自分の責任で。 サイトの制作環境/ソフト編

≪このページの目次≫

≪参考リンク≫

  • PCハードウェア 初心者の館
    オススメ。パソコンの仕様などに出てくる意味不明の言葉は、ここでわかるはず。
  • パソコンの選び方・買い方について(長嶋洋一)
  • サンワサプライ直営アウトレット
    オススメ。PCアクセサリやデジカメ・電子辞書ケースなど店舗改装による引き上げ品、パッケージ汚れ品、型落ち(廃止)品が大手量販店の半値以下。
  • エレコムわけありショップ
    代引きなし、送料無料が3150円以上とやや高い点がイマイチだが、サンワにないハードディスク、メモリ、ケーブル類などが見つかるかも。
  • ドスパラ中古
    サブPCや子ども用PCに。メーカー再生品、未開封品、発売日が最近、欠品を持っている(たとえば、充電器なしで安いデジカメの出物を、すでに持っている1台目の充電器の流用を前提に、2台目として買う)など、好条件で安い場合はオススメ。
  • パソ電
    増設メモリ、メモリカードなど。トランセンド製品が安いような。
  • グッドメディア
    USBメモリやDVDメディアなど。DVD-Rは1枚20円。1000枚単位だけど。
  • e-TREND
    デジカメの純正アクセサリーに強いような。
  • ロワジャパン
    デジカメなどの二つ目以降のバッテリはここ。セルはSANYOなど日本製を推奨。ただし、一部メーカーは互換バッテリを排除する仕掛けを採用しているので、口コミ情報にご注意。
  • アイリスプラザ
    PCと直接関係はないが、プリンタやスキャナなどを置くラック、カラーボックス、アウトレットの格安PCデスクなどが見つかるかも。よくやっている送料・代引き手数料無料セール時に。

Vostro420/現パソコンの主な仕様

 2009年夏から使用中。OptiPlex GX620が4年目に入り、ブラウザで大量のページを開きつつ本1冊分の一太郎文書を一気にいじる作業、デジカメRAW(生)データの処理、スキャナScanSnap S1500の処理など、2世代前のCPU(当時)Pentium4のトロさが、さすがに目立ってきました。そろそろ更新時期と思い、2009年末までには新PCを導入するつもりでいたところ、7月31日金曜夜にDELLエクスプレスでVostro420の掘り出し物を見つけ、速攻で購入。税・送料込み8万6113円。休み明けの月曜日に入金し、5日に届きました。Vostro420 DELLアウトレット/エクスプレス

 サポート面と使い勝手からOptiPlexかPrecisionシリーズ(ともに「法人むけ」とされているが、もちろん個人で買える。「個人事業主、××事務所代表」と名乗れば問題なし)、タワー型ならば後者のワークステーションT3500あたりと思っていましたが、決め手はCPUと安さとWindows XPへのダウングレード。Windows Vistaの次のOSが出るかというときで、Windows XPへのダウングレードPCをDELLがいつまで売るかわからないので。08年11月の発売から9か月という点も、まずまず。企業まとめ買いむきのOptiPlexシリーズと比べてサポート面がやや弱いが、DELL機を修理に出したことは過去(05年以降うちにあるノートPC含む全6台で)1度もなく、「3年間翌営業日出張修理」は、この際不要と。Precision T3500

 電源が350Wなので、HDDを三つ四つと内蔵し、10個あるUSBポートに機器をガンガン接続していくと、やがてパンクしてしまう。つまり、動作が遅くなる、フリーズする、USB機器やHDDが動かないか認識できない、熱がひどくなる、といった状況になりかねない。だからPrecision T3400あたりを物色中は、375Wの上の500Wも視野に入れていた。

 なにしろ最初から付いてくるNVIDIA GeForce 9800GTのスペック表を見ると「最小システム所要電力 400W」とあり、すでにしてメーカー推奨の最小電力を50W下回っている。別に重いゲームを何時間もぶっ続けにやったりはしませんが、これは、ちょっとまずいような……。NVIDIA GeForce 9800GT

 しかし、考えてみれば壁のコンセントとPCの間にかます無停電電源装置は335W。まだ電池(寿命3年)交換もしていないのに、買い換えるのもアホらしい。HDDを4台同時にフル稼働させる状況も考えにくいので、ま、いいかと。HDDベイ三つはHDD保存棚くらいの気持ちで、「最大グラフィックスカード出力 105W」に気をつけて使っていこうと。なお、電源に関しては、2年以上たっても何事も起こっていません。

Vostro420/現パソコンの主な仕様

※1 同梱CDは(1)Windows XP Professional Service Pack3、(2)Windows Vista Business 32BIT SP1、(3)DRIVERS AND UTILITIES、(4)APPLICATION(POWER DVD DX8.2 Cyberlink)、(5)NVIDIA GRAPHIC DRIVERS、(6)Roxio Creater 9.0の6枚。うち(2)以外はインストール済み。

※2 CD-ROM読込48倍速、CD-R書込48倍速、CD-RW書換32倍速、DVD-ROM読込16倍速、DVD+R書込16倍速(2層8倍速)、DVD+RW書換8倍速、DVD-R書込16倍速、DVD-RW書換6倍速、DVD-RAM書込12倍速

【2009-12追記】
 DELLはすでにVostro420、後継機Vostro430の製造販売を終了し、いまはVostro460を売っている。デカさが不評だったのか、ミニタワーに変更。CPUやビデオコントローラも異なる。円高デフレ下の低価格路線は相変わらずで、いちばん安いデスクトップは3万円弱(モニタ別)、ノートは4万円弱。CPUが貧弱すぎるが、初めて買うPC、子ども用入門機、会社でメール・文書作成・ネット閲覧用に一人1台、などには悪くない。

 安いハードは3年やそこらで使い潰せばよいが、ソフトだけはケチらず、買うときは2台目以降も(というより一生)使い続けるつもりで。ゲームなどそのとき楽しむソフトを除き、2台目以降も使うと確信できるものだけを買うべき。たいていのソフトは、ネットでタダで入手できる。

ハードウェア構成

分類 機種 ひとこと(じゃ到底すまない) リンク
PC本体デルVostro420 タワー●インテルCore2 Quad Q9650の速さ、タワー型でHDD4台・光学ドライブ3台が入る拡張性、安さを買う。速い! メール5000通が入っているメーラーの古いフォルダが一瞬で開く。
●デカい! とくに奥行が。背面に差すコードに余裕を持たせ、排熱も考えれば、壁から70cmほど空間が必要。前面プラスチックはいわゆるピアノブラック調だが、メーカーが謳うほどの高級感はなし。
デル
サポート
モニタ(1)デル30インチIPS(横電界スイッチング方式)液晶U3011
(2)エイサー21.5インチ液晶H223HQBbmid
●(1)は、最大解像度2560×1600、最大視野角垂直・水平178°(どの方向から見ても色の変化なし)、3年プレミアムパネル保証(ドット抜け心配なし)・翌営業日交換サービス・24時間365日電話サポート付き、入力端子はVGA、DVI-D(HDCP)×2、DisplayPort、コンポーネント、HDMI×2、USB×4、7-in-1カードリーダなど。2011年10月の顧客限定セールで配送料・税込8万9980円。
●解像度が高いため、デフォルト(何もせず)では表示文字が小さすぎる。そこで、(1)デスクトップで右クリック→画面のプロパティ→[設定]タブ→詳細設定→[全般]タブと進み、DPI設定をカスタム設定(筆者の場合は150%)にした後、(2)デスクトップで右クリック→画面のプロパティ→[デザイン]タブ→[詳細設定]と進み、指定する部分(の全部)のフォント・サイズを好みに設定。すると、デスクトップのアイコン名、ウィンドウのタイトル文字、ウィンドウ内のフォルダ・ファイル名などを、嘘字でなく読みやすい明朝系文字にできる。ウィンドウのメニューがDF平成ゴシック体W5・サイズ12、ウィンド内表示がDF平成明朝体W7・サイズ11という具合(実際の大きさはカスタム設定が何%かによる)。スクロールバーの幅も広げておくと、カーソルを合わせやすい。ちなみにGoogle Chromeはオプションで144%ズームに設定してある。なお、U3011より一回り小さいU2711は、最大解像度2560×1440以外ほぼ似たような仕様で5万円台とコストパフォーマンスがよいので、30インチはデカすぎという人にもおススメ。
●(2)は、
●デュアルモニタにしてあり、(1)画面左端と(2)画面右端がつながって自由に行き来できる。メイン画面でワープロ打ちなどの作業をしながら、サブ画面にメーラー、参考資料、DVD映像、地デジ画面、(JALの)時計などを常時出しておくことができ便利。2画面の解像度や壁紙は別々に設定可。
デル
キーボード東プレRealforce106
LA0100
●Realforceシリーズ定番。ブラインドタッチに合わせ変荷重30g、45g、55gを配置。PS/2接続はUSB接続よりも安定。色は白のみ。いや、打ちやすい。いままで(デルの標準キーボード)よりも、明らかに入力ミスが減って作業がはかどる。もっと早く買うんだった。
●Realforce108(UHが白、UBKが黒)との違いは、PS/2接続のほか、Windowsキーとアプリケーションキー(APキー、メニューキーも同じ)がないこと。マウスを使うので、この二つはとくに必要ない。APキーはShift+F10と同じで、マウスの右クリックとも同じ動作。
東プレ
FAQ
マウス(1)デル光学マウス(USB、2ボタン、スクロール付)
(2)マイクロソフト62Z-00009 ワイヤレス ノートブック オプティカル マウス 3000 
(3)ロジクールG7-S
●(1)は、丸5年同じものを常用し、塗装はげまくり。最近Vostro420に付いてきたものに交換。
●(2)は、気分で。単3アルカリ1本で約半年もち、USBに差すレシーバを本体底面に収納すると電源が切れて電池の消耗を防ぐ。
●(3)は、ビックカメラで2007年正月「限定50個 通常価格1万5???円(忘れた)→7980円」などお年玉セールって感じで大書してあり、つい購入。後で調べたらゲーマー用で「超高性能な2000dpiレーザーエンジンを搭載」「あなたのミッションを電池切れで台無しにすることはありません」だそう。ケースはものすごく立派。親指位置の「戻る」ボタンも便利。細かい設定用ソフトが付いてきたが、入れなくても不都合なし。既存マウスとの共存も問題なし。その後、子どもに下げ渡し。
●マウスパッドはいろいろ試したが、ここ数年は本の表紙(笑)。比較的高級な本のクロス貼り(藍染めの布のような風合いの装丁)が調子よく、どの方向にコンマ何ミリ動かしてもカーソルがしっかり追随。
ロジクール
サポート
アンプヤマハVS-10●そこらにころがっていたヤマハ製ホームシアターシステムのコントロールセンター。25W+25Wのサウンドプロセッサ付き小型アンプで、PC隣に縦置き。PC背面(サウンドカード)の音声出力を光ケーブルと赤白ピンプラグでアンプにつなぎ、アンプからスピーカに出す。デジタル・アナログの別はアンプの入力切り換えで選ぶ。音量調節にリモコンが使えるので便利。付属スピーカNX-VS10Mは使用せず。
●貧弱なアンプながら、音楽CDや映画DVDなどムチャクチャ近所迷惑な音で鳴ります。PCボリュームが既定値50%のとき、最大64のアンプボリュームを40以上にするとヤバい。どうでもいいけどスピーカケーブルはaudio-technicaのAT6S10(2m×4本)。フラットケーブルなので16か所の端末加工に1時間半かかってしまった。
ヤマハ
スピーカBOSE501Z●10cm角キューブが上下についたスピーカ1対(5.7cmドライバ×2×2。キューブ四つをバラバラに配置も可)とシャドーベースボックス(16cmウーファー×2)でガンガン鳴らす往年の名機。新宿区赤城下町の旧宅で使っていた。現住所に引っ越したのは1993年3月だから、18年以上たつが、現役としてまったく問題なし。
●キューブには、旧宅でドルビーサラウンドのリアスピーカにしていたBOSE101イタリアーノの支柱2本(先端にボールヘッド[自由雲台]をつけた鉄パイプを、四隅に穴のある10cm角鉄板にボルトで固定したもので、壁や天井への設置用)を使用。支柱を机から垂直に立ち上げ、2cm厚の防振ゴムをはさんでC型クランプで固定。上キューブは360度回るので、外向きで音を広げる、内向きで映画のセリフが画面から聞こえるようにするなど調整可。
ヘッドフォン(1)ソニーMDR-Z900HD
(2)ボーズQuiet Comfort2
●(1)10年以上使っていたMDR-CD900が、ついに壊れて買い換え。DVD/CD用。ヒトの可聴周波数帯域が約20Hz〜20kHzのところ80kHzまで鳴らす、つまり犬(50kHz前後まで)すらも聴こえぬネズミの可聴領域に踏み込んだのが売り。ま、気分です、気分。「明らかに雰囲気が違い、音が泡立つ」なんていう人があるが信用できない。聴こえない音で泡立つはずがない。
●(2)は優れもの。仕事部屋ではトルネード扇をほとんど常時(冬でも窓を開けて)つけているが、装着し電源を入れると「おっ」と思うくらい静かになる。ただし、完全に無音にはならず、とくに安全上、人の声は聞こえるようにしてあるよう。だから、あまり音量を上げずに、音楽なりインタビュー音声なりだけが聞こえると。昼寝にも使える(耳栓と併用すれば最強)。位置によって電話親機その他の電波を拾うらしくノイズが出るほか、列車座席のように振動しているものと本体が触れるとノイズが出る。4万円超と高いのが難点。
ソニー
ボーズ
マイクAIWA前からあったカラオケ用? 一瞬Skypeに使った。
ウェブカメラLogicool前からあるUSB接続の「目玉の親父」型。ロジクール
外部記憶装置(その1)(1)USB接続外付けFDD
(2)USB接続外付けHDD160GB
(3)USB接続ICレコーダ256MB(+1GB)
●(1)は、めったに使わないが、古いフロッピーが大量にあるので。
●(2)は、Logitec製ポータブル型を電子辞書ケースに入れてある。
●(3)は、取材用サンヨーICR-S300RM。miniSDカード1GBを装着(カードに直接録音はできず、本体からコピーのみ)。本体をPCのUSBポートに挿すとき、USB端子が90度ずつ回転して便利のはずが、強度不足により回転部がヒビ割れ、ネジもポロポロ落ちるかバカに。また、マイク使用時にUSB端子を底として本体を斜めに(∠のように)立てておけるはずが、加重に耐えられない軟弱設計で寝てしまう。思いつきはいいが、格好重視で耐久性に問題があり、作り込み不足。弱い部分にプラスチック・テープを巻いて補修し、立てるときは間にストラップをはさむ。記者会見で記者たちが机上にてんでにICレコーダを置くとき、斜めに立ち上がるので目立ってよい。便利だが、購入時2万5000円は高すぎ。
ロジテック
サンヨー
外部記憶装置(その2) (1)USB接続外付けHDD40GB+20GB
(2)USB接続外付けHDD80GB×2
●(1)は、COMPAQの98SE機とSOTECのWindowsME機の内蔵HDD(Western Digital製とIBM製、P-ATA。IBMのDeskstar DTLA-305040は40GBで2000年に2万5000円もした!)をセンチュリーの外付けケースNewニコイチBOXのCTC35U2BLに入れてある。GX620のバックアップ用外付けHDDとして利用。
●(2)はDELLのXP機2台の内蔵HDD(Western Digital製WD800、S-ATA)を同じくニコイチBOXのCTC35SU2に入れ、4700Cのバックアップ用外付けHDDとして利用。最初に買ったのがP-ATA(=IDE)専用ニコイチだったので、S-ATA用も並べるのに見栄えがよく、電源も同じでスペアを持つことになるニコイチに。シンプルというか無味乾燥なデザイン(単なる箱!)は筆者好みだが、説明書がシンプルを通り越して超不親切。内部基板はもっと頭のいい設計にすべきで、注意してコードをよけなければ、HDDと筐体《きょうたい》にはさまれてつぶれたり、ネジ穴と重なったり、ファンを押さえつけて止めたりする(説明書に「注意せよ」とは一切書いてない)。設計のデタラメぶりは、二つのケースのスイッチが色違いの同筐体の同じ場所にあるのに、逆向きになっていることでもわかる。住宅壁の電灯スイッチの山の向きが玄関と廊下で逆だったら、住人は作り直せと要求して当然。こんなものを数千円で売るのだからふざけている。なお、コンバインモードはHDDのうち1台が壊れたときヤバいので、使わないが吉。ところでHDDは壊れやすい消耗品。参考4をご参照。
●なお、以上はGX620まで必要だったもので、HDDを4台まで内部増設できるVostro420では不要に。こうした面倒をなくすためにも、PC本体は最初から増設余地の大きいものを選んだほうがいい
センチュリー1
センチュリー2
参考1
参考2
参考3
参考4
外部記憶装置(その3)(1)USB接続フラッシュメモリ
(2)メモリカードいろいろ
●(1)は、台湾シリコンパワーUFD Ultima II I-Seriesの4GB×6(2本は08年1月に広島で@1999円、2本は同年8月にツクモ高田馬場で@1480円。2本は10年3月に秋葉原で@1130円。2009年以降はバカ安)、キーホルダに付けてあるUSBメモリ(ALL-WAYS USB8G-AWがottoダイレクトで1280円)など。
●(2)のデジカメ用は、CFカード(Sandisk Extreme 2〜8GB)、メモリースティックPRO Duo(Sandisk 4GB)、xDカード(オリンパス 2GB)などメーカーを決め、同じものを2枚ずつ買うようにしている。ほかに、SDカードやSDHCカード(EVERGREEN DNF-SDH8C10 8GBが上海問屋で1149円)など数枚。SDカードを送るときは郵便書簡を使うのが吉。
●かつてケータイ用に買ったminiSD(ADTECのAD-MSDP1G)は9800円で、水洗いも可(笑)。4000円台になったとき子どもらのケータイ用に2枚買った。1台が水没したとき生きていたが、交換後のケータイにはmicroSDしか入らないそう。いま1GBはケータイのオマケ扱いされている。
シリコンパワー
アドテック
シーマ・ラボ
カードリーダ/ライタバッファロー
MCRA28U2BLA
45+6種類のメモリカードをPCから読み書き可。なお、カードリーダ/ライタを搭載済みのVostro420では不要に。バッファロー
参考
S-ATA<=>USB2.0変換ケーブルグリーンハウス
GH-USHD-SATA
内蔵HDDの余りが出たとき、ケースに入れて常時接続するまでもないと思って買ったが、やっぱりケースは必要だった。トラブったPCのHDDを取り出して生きているか調べる、HDDをまるごとコピーする、などに使う。グリーンハウス
プリンタキヤノンBJ F3602000年に導入したBJ F600が故障したとき購入(高性能だが、デカくて邪魔なF600は修理後、予備機用に。2011年5月とうとう壊れ、キヤノンPIXUS MG5130と交代)。パラレルからUSB接続に変更。以前は、メーカーサイトからEasy-WebPrint(IEのツールバーに置き、ホームページを切らずに簡単印刷。IEツール→インターネットオプション→詳細設定→印刷のチェックを外し、IE表示→文字のサイズ→小か最小にするのがコツ)の入手を推奨したが、いまはIEをほとんど使わない。サポート
DL
スキャナ(1)エプソンGT-9300UF
(2)富士通ScanSnap S1500
●(1)数年前からある。USB接続。なかなか高機能。エプソンのサイトはトロすぎ(遅い!!)。改善が必要。
●(2)は、2009年3月、JustSystemsの通販(JustMyShop)で「一発!OCR Pro6+ScanSnap S1500 FI-S1500限定セット」(代引き4万6629円、ポイント1000円分つき)を購入。今後、校正FAX10ページ分を送り返すなんてときは、PDFになりそう。
エプソン
富士通
DL
FAXブラザー
MFC-830CLN
FAXは某事務所からリース終了品キヤノンL707を譲り受けて使っていた。A3送受信可はよいが、とにかくデカく、カートリッジだけで2万円以上。で、ずいぶん前から送信専用機と化し、とうとう廃棄処分に。受信はD-FAXでよいとして送信機を探し、Just MyShopのアウトレットで安かったため、つい購入。業務用には使えないが、電話やコピーやスキャナの予備にもなるからいいかと。子機つき電話、FAX、コピー、スキャナで2万以下は、下宿学生なんかにはおススメ──と思って買ったが、大失敗。なんと本体スイッチで電源オフにできない。メーカーは「バグなのでファームウェアの更新で対応」とするが、バカである。こんな阿呆なバグは、ありえない!! 回収が必要な欠陥を「バグ」でごまかす異常な神経を疑う。自動車でも電気ストーブでも電動ミシンでも何でも、本体スイッチで電源が切れない電気製品など、絶対に販売してはならない(ほとんど犯罪行為に近い)。そんなことは常識だ。いったいどうやったら、電源が切れないことが販売開始後に判明するのか? 愚かで恥ずかしい会社というほかない。しかも、インクをロクに使わないうち「交換せよ」とうるさく言い出したので、無視して送信専用機に。その後インクを交換したが、無視期間が長すぎたのか、詰まって使えない。修理に出すのも馬鹿らしい。ミシン以外のブラザー製品は一生、二度と買わない。 ブラザー
参考
地デジチューナー恵安KTV-FSUSB2ドスパラ中古で「未開封品」が2280円(送料は別途650円)。箱と付属ケーブルの袋は開封済みだが、B-CASカードは未開封。価格comではさんざんな言われようだが、まともなCPUとグラフィックボード付きPCに、電源補助ケーブル付USBケーブル(GroovyのGM-UH004がアマゾンで400円+送料無料だったので2本購入。おススメ)で接続すれば、地デジをほぼハイビジョン画質(多くの人がハイビジョンと見なすだろう画質)で問題なく視聴・録画できる。コマ落ちもない。口コミでボロクソにいう人のトラブルの多くは、PCの能力不足に起因する。しいて問題をいえば、(1)画面の大きさが、モニタ全画面と標準(筆者の環境ではハガキ大)の2種類のみ、(2)チャンネル切り換えがトロい(新旧チャンネルとも一瞬静止する)、(3)チャンネルボタン横の赤丸クリックで番組録画が始まるが、予約録画は面倒くさげ(やったことも、やるつもりもないが)。しかし、B-CASカード代+数百円程度で韓国か台湾の21.5型モニタ(解像度1920×1080で中古1万円前後)やEeePCが地デジテレビ同然になれば、文句はない。改造も不要。なお、録画ファイルは、チューナーの保存フォルダ(容量を食うので、OSのあるドライブから別ドライブに移すべき)内に置かないと再生できないが、ファイルのコピーや移動は可。 恵安
Groovy
ルーターNTTのBフレッツ(ハイパーファミリータイプ)+ひかり電話用RT-200NE ●NTTのレンタル。PCを3台LAN接続し、上下30Mbps程度。ノートPCが無線LANカードを内蔵(ドライバも導入済み)している場合のワイヤレス化の手順は、(1)無線LANカードSC-32NE(レンタル月額315円)をルーターに装着、(2)有線LAN接続したPCからルーターの無線LAN設定を変更(SSIDを「隠蔽せず」にし、当初はセキュリティ設定オフ)、(3)ノートPC側で電波検知するので、まず接続を確立し、ネット閲覧などをテスト、(4)その後に暗号化などセキュリティ関係を設定(ルーターとノートPCで同じに)。ノートPCがカードを内蔵していない場合は、ルーターとPCそれぞれにSC-32NEを装着する。NTTの説明書は後者だけを想定して書いてあるからわかりにくい。
●レンタル料はルーターと無線LANカードを合わせて年間1万円近い。バカげた高価格だが、NTTはこの種のレンタル料や基本料金を法外な価格に設定し(月額数百円だから、みんな騙されてしまう)、光ファイバを引きまくるなどするわけだ。通信・電力・ガス・NHKなどのビジネスモデルは全部これ。財務省や自治体も同じ。
NTT
FAQ
無停電電源装置オムロンBN75XS停電、断線、瞬時の電圧低下、雷などによる異常電圧からPCを保護。常時充電し、停電時はピーピー鳴りながら数分間バッテリーの電気を寄こすので、その間に保存などができる。互いにかなり離れている仕事部屋と台所の壁の電源がなぜか同じ分岐になっており、台所方面で大電力を使ったときブレーカーが部分的に落ちてしまう。電子レンジを買い換えて以来、レンジと電気カーペットを同時につけるなとしつこくいっているのに、たまにつけるので、頭に来て導入。オムロン
参考
FAQ
デジカメ(その1)(1)ニコンD300
(2)ニコンD100
●(1)は、まずまずのデジタル一眼。というか、これ以上のものは奥さんの手前自粛中。2007年11月発売で09年夏に生産終了。1230万画素、シャッター1/8000〜30秒、連続撮影6コマ/秒、ISO感度200〜3200、AF51点測距、3型液晶モニタ、HDMI出力端子付き。バッテリーパックと、トキナーAT-X165PRO DX(16-50mm F2.8)を常時装着。電池はD100と共通のEN-EL3e。
●(2)は、日本が誇る「クラシック」デジタル一眼。610万画素だが、まだまだ現役。本体セット、予備充電池、24-85と55-200のちゃっちいズーム2本、バッテリーパック、スピードライト大小、ソフトケースを合計した2002年発売時の希望小売価格は税込56万5425円(笑)。電池の持ちがとてもよい。サンディスクのCFカードExtremeIII 2GBがグッドメディアで1780円と安い。
D300
D100
トキナー
ロワ
デジカメ(その2) (1)ソニーCybershot DSC-W110
(2)ソニーCybershot DSC-T77
●(1)は、カバンに入れっぱなし用として、極上中古を9800円で購入。サンディスクのメモリースティックPRO Duo 4GB(SDMSPD-4096-J95)がe-TRENDで2979円を2枚入手。【2011-07追記】ドスパラ中古にてサイバーショットステーション(CSS-HD2)なるものを1580円で売っていたので、つい購入。完品(欠品なし)の美品。テレビとつなぎカメラを載せると画像を出し、充電器にもなる。リモコンが便利。
●(2)は、ある日マップカメラから「おたくの数千ポイントがあと1か月で期限切れとなる」と案内メールが来た。カメラ・時計・筆記具の3店舗でしか使えず、あれこれ検討したが、これしか買うものなし。特徴は名刺サイズで厚さ14ミリと小さい、色がブラウンでカメラっぽくない、ワイド液晶タッチパネル、広角マクロで1cmまでピントが合うなど。CSS-HD2にも適合。ソニーの海外仕様メモリースティック Pro-HG Duo HX 8GB 50MB/s(MS-HX8B)がアマゾンで1730円(関東への送料無料)を2枚入手。ソニーストアでは4880円だから、ソニー社員でもアマゾンで買うと思う。カメラは32GBまで対応(最高画質10メガで8000枚弱を保存可)だが、薄い充電池は持ちがいまいちなので常時予備を持つべき。新しくカバンに入れっぱなし用に。
W110
T77
デジカメ(その3)富士フイルムFinePix F11ISO1600、絞り優先/シャッタースピード優先AEモードが売り。私見ではコンパクトデジカメの名機。驚くほど電池の持ちがよい。カメラバッグに入れっぱなし用。極上中古ながら充電器欠品で6000円と安かった。娘が持っているF10の充電器を流用。その後ロワで充電器と予備電池を購入。【2011-07追記】娘のF10が見あたらない(書類の山その他に埋もれている)らしいので、ドスパラ中古にて1980円の出物を購入。ダメもとのつもりだったが、問題なし。最初のF10は秋葉原まで買いに行き、3万円ほどした。F11
カメラバッグロープロ ステルスリポーターD300AWデジタル一眼2台(1台はボディのみ)、スピードライト2台、レンズ2〜3本(デカい望遠は無理)、コンパクトデジカメ1台、その他小物がギリギリ入る。別売りSlipLock Pouch 60AWとBottle Bag(nalgene広口1Lが、入ることは入った)を装着。ロープロサイトのPRODUCT VIDEOは見る価値あり。ここにリストアップする項目ではないが、購入店のオリエンタルホビー(沖縄)を紹介したく掲載。送料・税込み1万4280円は日本最安だが、おもしろいのは使い古し段ボールに琉球新報をクシャクシャに入れて緩衝材とし、ロープロの販促品らしきポロシャツ、パス入れ、携帯ストラップ、シロクマ人形がオマケで入っていたこと。イイ! いつもそうなのかは知らない。ロープロ

※以上PC・周辺機器のほとんどは、メーカーサイトにマニュアルのPDFファイルが置いてあります。すべてダウンロードして保存することを、強くおススメします(小さな製品に同梱してある取扱説明書の字が小さすぎる人はとくに。家電製品のマニュアルも同様)。また、メーカーサイトのサポート欄に、アップデートされたソフトウェアやファームウェア(読み出し専用ソフト)が公開されている場合が少なくありませんので、ぜひチェックを。ダウンロード・更新すると不具合が解消したりします。

DELLはなぜ安いか?
──パソコンを安く買いたい人への情報

●今回のDELL(Vostro420)は、どのくらい安いか?

 何がどう安いかというと、価格.comで最安値を調べればインテルCore2 Quad Q9650は3万2472円、マイクロソフトWindows Vista Business SP1は3万455円、同Windows XP Professional SP2は2万7800円(09年8月1日現在、以下の金額の日付けも同じ)。以上三つだけで9万円超だが、その金額で、以上CPU、OS二つに加えて、メモリ4GB、HDD500GB、GeForce 9800GT、DVDドライブ、FDD、カードリーダ/ライタを積んだキーボード、マウス付きのデカいパソコンが送料・税込みで買えて、なお4000円の釣りがくる。安い! 自作PCでもあり得ない安さだ。

 セコく計算してみよう。DELLサイトで同じ構成のPCを買おうとすると、23インチモニタ(デルE2310H)付きしかなく、オマケに500GBのHDDがつく(HDDが合計1TBになる)ものの12万6255円かかる。単体(モニタなし)で購入したPCとの差額は4万円。サムソン製25.5インチが3万円以下、Acer製23インチが2万円以下、HDDが500GBで5000円、1TBでも7000円ほどで買えるから、購入したPCにモニタとHDDを買い足しても2万5000〜3万5000円程度(高いほうはモニタが一回り大きく高性能で、HDD容量が倍。ちなみにデルのモニタはサムソン製)。ようするにDELLサイトで正規品を買うより、1〜2万円は安い。

 ためしにエプソンの直販サイトでEndeavor MR6000を上記構成並みにカスタマイズしたら(GeForceは9800GTが選択肢になく9500GT)、税・送料込み15万3300円だった。ちなみに同サイトでCPUにCore2 Quad Q9650を選ぶと4万4100円かかる。富士通やNECがエプソンより大幅に安いとは考えにくい。早い話、今回筆者が買ったものは日本製PCのほとんど半額近いといってよい。

●DELLパソコンが安い理由

 そんなに安いと質が悪いのでは、と思う人がいるかもしれないから、一言。たしかにシャーシが大きいわりには気持ちペコペコとか、低品質の気配なきにしもあらずだが(実用上まったく問題なく、筆者にはどうでもいい話)、それはデルPCが安い主な理由ではない。「シャーシが自作パソコン並みの低品質だ」と怒っている人をネットで見かけたが、自作パソコンより安いのだから当たり前だ。

 デルが安い根本的な理由は、(1)世界でほぼ最安の部品を、(2)ほぼ最安で組み立て、(3)直販しているからである。

 自動車やテレビを自作する人がいないのに、PCを自作する人がいるのは、部品さえ入手できれば簡単に組み立てられる製品だから。言い換えれば、PCは自動車やテレビと違って、モジュラー化(モジュール化)された製品だから。そこでデルは、部品を作らず、組み立て加工(実際にはいわゆるEMS企業、台湾の鴻海精密工業などが中国本土の巨大工場で製造を請け負っていたりする)、販売、サポートだけをやる。だから安い。

 デルPCを開けてみればわかる。CPUはインテル、HDDはウェスタンデジタルかシーゲート、メモリは台湾か韓国、DVDドライブはソニーやTEAC、電源コードやプラグアダプタは中国、印刷物も中国、モニタは韓国というように、徹底的にバラバラだ。マザーボード、シャーシ、電源など基盤部分だけは一応自社内製(事実上は中国製)とし、それにさまざまな他社製品をくっつけてある。

 ところで、デルは世界で1、2を競うPC部品の大口需要家だから、デルの仕入れ価格は世界最安である(富士通やNECよりインテルを強く買い叩ける)。しかも世界最高品質である(デルではなくインテルが作る)。それを低賃金の中国や東南アジアで組み立てるから、組み立て加工コストが世界最安である。

 さらに、ネットで注文を取り、現地で組み立て、飛行機で日本に送るから、店も倉庫もいらず、この分が大幅に安い。以上各部門で安いから、トータルで見ても、日本製PCの3分の2〜2分の1程度の低価格で売ることができるわけだ。

 逆にいえば、日本製PCはオマケソフトが多いとか、デザインに凝っているから高いのではない。別の理由によって大幅に安くできないから、オマケソフトやデザインを充実させて「割高感をゴマカしている」のだ、といったほうが実態に近い。

【2010-06追記】
 デルがPCのイニシャルコストを低く設定し、ランニングコストの部分で儲けようとしていることは、次のようにも説明できる。およそモジュラー化された製品は、(1)部品の開発・製造・販売、(2)製品の組み立て・販売、(3)アフターケアの3段階に分けることができる。このうち(1)と(3)だけが儲かり、(2)はあまり儲からない。

 (1)で儲ける代表選手は、CPUをつくるインテル(ブラックボックス化してあり、代替《だいたい》がきかない)、OSをつくるマイクロソフトやアップル(2大規格を独占し、代替がきかない)、液晶パネルをつくるサムスンやLG(価格・技術面で太刀打ちできない)など。韓国や台湾メーカーはここだけをやっている。蛇足だが、パナソニック傘下のサンヨーは、洗濯機も冷蔵庫もつくるのをやめ、電池専業メーカーとして(1)と(3)だけで勝負すれば、世界有数のメーカーとして勝ち残るだろうと思う。

 そして(2)で、あまり儲けずに(または、そこそこ儲け)PCを大量にバラ巻いておいて、(3)で儲けているのがデルである。だから、安い。

 よく考えたほうがよい、きわめて深刻な問題は、日本のPCメーカーが基本的に、いちばん儲からない(2)しか手がけていないことである。富士通やソニーのPCを開けて見ればわかる。富士通製やソニー製でなければ代替がきかない部品は、使っていない。逆に必ずインテル製のCPU、マイクロソフト製のOSを使っている。つまり、日本製PCはすべて、いわゆる「Wintel」PCで、売れば売るほど彼らのほうが儲かる。

 (1)で東芝PCに東芝製HDDが、日立PCに日立製HDDが入っていることはあっても、Western Digital製やサムスン製と性能は同等で、割高だろう。PCの総販売数が少ないから、(3)のアフターケアも割高になる。だから、高い。しかも儲けが薄いから、数年後には日本のメーカー数は減るだろうと思う。

【2011-06追記】
 最近の情勢につき少々。いま世界のPC市場はざっくりと見てHP・DELL・Appleのアメリカ勢が全体の4割(パッドが出るまではHPとDELLで3分の1近かった)、Lenovo(旧IBMを買った中国)・Acer・ASUS(以上台湾)の中華勢が3分の1ほど(やはりパッドでAcerが急増)で、残りをその他が分け合っている。製造国は事実上ほとんど中国で、残りが東南・東アジア。日本メーカーの海外シェア(市場占有率)は、東芝がたぶん4%とかそんなもの。国内シェアはNEC・富士通・東芝の御三家を合計して50%というところ。いずれにせよ世界市場ではボロ負けで、中華勢との差は開く一方だろう。

 日本メーカーの弱点は、(1)そこそこ巨大な国内市場に甘んじ、海外戦略を軽視した。(2)官(中央官庁や自治体)やグループ企業(いわゆるケイレツ)の調達という甘い餌にむらがり、厳しい市場競争から逃げた。(3)新しもの好きで高機能好きの国内ユーザー向けに、見てくれのよさやオマケソフトの数などばかりを競い、基本的な技術開発やコストダウンを軽視した(いわゆるガラパゴス化)。(4)もともとピラミッド型で下請け・孫請けを抱える縦系列のグループ企業だから、部品調達などで融通がきかない。(5)「総合メーカー」であることを誇示する妙な意識や「企業は一家」意識が強く、事業を整理し特化できない。(6)が英語が苦手で海外に出にくい。(7)以上の結果、国内市場から離れることができず、人件費も家賃も仕入れ値もすべて割高になってしまう。

 問題は、以上がPCだけでなく携帯やテレビにも、もちろん原発にもいえることだ。メカ部分があってモジュラー化しにくい製品、たとえば自動車は日本メーカーが依然として強い。メカのほか、微妙なセンサーと各種モジュールを組み合わせなければならない製品、たとえばカメラも日本メーカーが依然として強い。電気自動車はモジュラー化が進むから、うかうかしていられない。

●DELLアウトレット/エクスプレスとは?

 上記のように、倉庫の賃料や管理コストをなるべく削り、在庫を持たない主義のデルは、返品を一刻も早く売り飛ばしたい。そこで、アウトレット/エクスプレスである。販売時の1割5分引きというような価格で、どんどんサイトに出していく。

 デルによれば、アウトレットとは、クーリングオフ(Cooling-Off)期間中の開封済み返品を工場に持ち込み、完全な動作検証を確認した「新装整備品」。エクスプレスとは「未開封のキャンセル品/返品」。どちらも事実上、新品同様と考えていい。だから、自分の考える条件・構成にほぼ合致し、不足品を買い足してなお安いものであれば、アウトレット/エクスプレスの利用を強くおススメする。

 アウトレット/エクスプレスのページは、企業や大学、ときに転売屋などが見ているので、よいものは瞬く間に売れてしまう。Vostro420は金曜夜、20台やそこら並ぶ一覧の中から1台だけ見つけたが、月曜昼に見たら一覧すべてが空っぽになっていた。ただし、巨大掲示板などに書いてある「1秒でなくなる」「5分で売り切れる」というのはウソ。別にオタクではない筆者でも買えるくらいの猶予はある。

●アウトレット/エクスプレス利用のコツ

 よい買い物をするには、(1)買いたいPCの最低条件を決めて半月〜1か月はこまめに覗く、同時に(2)週2度ほど届くデルからのDMメール、毎月送ってくるデルのDMカタログもチェックする(価格傾向がわかる。締め切り付きで500台限定というセットが、DMカタログが届いた直後に売り出されたりする)、(3)掘り出し物を見つけたら、急ぎその場で(分秒を争って入力し)入手する、などが必要だろう。どうしようと迷ったときは、速攻で買う。1日ゆっくり考えて、やっぱり買わないと決めたら、振り込みをしなければよい。自動的にキャンセルとなる。

 なお、PCの最低条件とは、今回の筆者の場合は「タワーか準タワー、Core Duo以上、WindowsXP Pro付き、Office付き不可、メモリ2GB以上、HDD320GB以上、グラフィックス強化、予算8万円メドに上限10万円」といったところ。メモリやHDDの増設がきく場合は、最初の構成にこだわる必要はない。たとえば、HDDが複数台付くなら、OS入りの最初の1台は80GBでもOK。増設がきかず交換しかない場合は、ムダになる恐れがあるから注意。

 余計なものが付いてくる場合があるのは、これは仕方がない。今回でいえば、外付けFDDとメディアリーダ/ライタ(どちらも持っている)なしで、もう3000〜5000円安いほうが都合よいわけだが、そんなことを気にしたらアウトレット/エクスプレスで買い物はできない。

OptiPlex GX620(スモールフォームファクタ)/予備パソコン1の主な仕様

 2006年3月、DELLアウトレットで税・送料込み8万1131円。3日で届きました。09年8月に現役から予備役に編入。無線LANアダプタをつけて居間に置き、パナソニックのプラズマテレビ37型と接続。使うのは、地図を調べる、デジカメ写真をみんなで見る、VHSソフトをデジタル(DVD)化するなど(【2011-07追記】と思っていたが、居間に置いて以来10回スイッチを入れたかどうか。ビデオキャプチャも時間がなく実績ゼロ)。バックアップ機なので、ソフトウェアはファイアウォールとアンチウィルスソフトを除き、現パソコンとほぼ共通です。この場合は、一つのソフトを2台のPCに入れても違法コピーにはなりません。

 このPCで、『オフレコ!』を含めて本を十数冊ほど書いた。ものは考えようで、それらの本を全15冊、平均価格1500円、平均刷り部数1万5000冊とすると、3年半で3億3750万円分の出版物を世に送り出したことになる。それを可能にしたDELLのPCが8万ちょっととはすごい、と一瞬思うかもしれないが、ゴミ捨て場から拾ってきたPCだって動けば同じことができるから、別段どうってことない話です。GX620 DELLアウトレット/エクスプレス

※メディアはDVD-R、DVD-RW、DVD-RAM、DVD-ROM、DVD+R、DVD+RW、CD-R、CD-RW、CD-ROMが使用(リード)できる。書き込み(記録)できるのはDVD-R、DVD-RW、DVD-RAM、DVD+R、DVD+RW、DVD+R DL、CD-R、CD-RW。TEACの関連ページ

【2008年9月追記】DELLがスモールフォームファクタと呼ぶシャーシ(筐体《きょうたい》=本体ケースのこと)は、小さく使い勝手がよい。横置きにすると小型アンプと同じ幅なので、大きめのインシュレータ+滑り止めゴムをかまして、重ねてある。

 しかし、HDDの内部増設ができない、各種ボード(カード)の増設余地が少ない、無理やりいろいろ詰め込んであって内部温度が上がりやすい(問題が生じたことはないが)などのデメリットがあります。HDDや光学ドライブの振動も相当だが、これはシャーシの大きさより作りの問題(DVDドライブと取り付け金具の間にゴム片をかましてある)。いずれにせよ、次に買うときは、タワー型のワークステーションを選ぶと思います

 それまでのつなぎとして、HDD換装、メモリ増強、OS再インストールをしました。3〜4年前のPCを使っていて、重い(トロい)と感じることがあるが、Vistaに換えるのも何だかなあと考える方も少なくないでしょう(そう思わないほうが、どうかしている)。

 そんな人は、1万5000円程度の出費で、自分でPCのリフレッシュができる。筆者の場合はHDD500GB換装が約7000円、メモリ1GB(永久保証のトランセンドTS1GDL5066)×2の追加が約7000円。容量が増え、必ず速くなります(筆者の場合は「驚くほど」速くなった!!)から、強くおススメします。このリフレッシュで、PCの寿命が事実上3〜4年延びるうえ、現PCにある全データのバックアップHDD1台が手に入ると思ってかまいません。ヒマを見て別途、自分用に控えメモのページを作るので参考にどうぞ。

 なお、PCを買うときは、電源に余裕があり、HDD換装とメモリ増強のしやすい機種を選ぶべきでしょう。DELLのPCであれば、ネジ回しなど使わずに作業できます。

【2008年10月追記】3〜4年前に買ったPCは、メインボードのボタン電池(OptiPlex GX620の場合はリチウム電池R2032)が消耗している可能性があります。Pentium4全盛期のDELLのPCにはヤバいことが起こるかも。くれぐれもご注意を。パソコントラブル出張修理・サポート日記(DELLトラップ)

【2010年1月追記】電源を抜き、電池を交換したら、時刻を必ずチェックのこと。いつか交換後にメールを送信したら、送信済みトレイに見あたらないので、大いに慌てた。トレイのいちばん下に、5年前の日付けで入っていました。

OptiPlex GX620(ミニタワー)/予備パソコン2の主な仕様

【2011年7月】世田谷の実家でも執筆作業をしたいので、中古OptiPlex GX620(ミニタワー/PentiumD 3.2GHz/メモリ4GB/HDD250GB/DVDマルチ/フロッピー内蔵/Windows XP Proが1万5800円+送料1600円)を入手。自宅で09年8月まで使っていたのと同じ機種なので、メモリや周辺機器その他、何かと使い回しがきく。

 ちなみにASCII2005年6月3日記事によると、発売当初のOptiPlex GX620はデスクトップシャーシ/Pentium4 3.2GHz/メモリ1GB/HDD80GB/DVDマルチ/XP Proの構成で価格14万3850円。CPU・メモリ・HDDを上記中古と同様に増強すれば、20万円近かったはず。2007年初夏まで販売されていたGX620の中古が、6年前の10分の1の価格で手に入ったと思えばバカ安。

 モニタは、これまでメインに使っていたデル24インチTFT液晶2405FPW HAS(2005年モデル。当時は定価15万円が税・送料込み9万3175円。画面幅51.8cm×縦32.4cm。解像度1920×1200。本体幅約56cmで縦画面にもなる。しないけど)と、エイサー21.5インチ液晶H223HQBbmid(解像度1920×1080。ドスパラ中古で美品が送料・代引き手数料込み1万3430円。マニュアルが未開封だったから展示処分品かも。いわゆる「光沢」で、画面から枠・支え台まで反射しまくっているが、仕様だからしようがない)のデュアル。emachines J2934と15インチモニタは実家の納戸へ(トラブルに備えて廃棄はせず)。

 このPCのシャーシ(ミニタワー)は、大きめのファンを前面中央に配し、その上下に光学・HDDドライブ(各2台まで)、その背後にCPU、後方上部に電源(別途ファン付き)を配した、シンプルながら合理的な作り。前面部の5分の3ほどは格子状で、温度を測ったわけではないが、冷却効率はよさそう。実際、デルはその後も使い続けている模様。なお、CPU直上に位置するファンが大きいため、最近はやりの巨大グラフィックカードはうまく付かない。

 スピーカはTEAC製2.1マルチメディアスピーカーAS-P301-WM(中古美品が2000円)。You Tubeで入手した戦前の歌謡曲、唱歌、軍歌などを昭和3年生まれの母に聴かせると喜びます。「青葉しげれる」とか「愛馬進軍歌」とか、全歌詞を覚えていて口ずさむ。 WINK DIGITAL中古販売

【2012年6月追記】USBデバイス認識エラーについて。1か月ほど前から「接続されているUSBデバイスの1つが正しく機能していない」の表示が出て、USBデバイスの認識・切断を繰り返す(USBメモリを抜き差しするときの音もして、作業が一瞬止まる)トラブルが発生。[マイコンピュータ]右クリック→[プロパティ]→[ハードウェア]タブ→[デバイス マネージャ]で表示するUSBコントローラは異常なし。

 自宅に帰りネットで調べたところ、「電源ケーブル・ボタン電池・ノートPCのバッテリなど電源供給装置をすべて抜き、PC電源ボタンを何度か(数回〜20、30回)押す、しばらく(数分間〜1時間)放置するなどして『放電』すると、不具合が解消することがある」との記述を発見。実家のPCは、亡くなった親父の書斎デスク下に設置。オシャレなイタリア直輸入の本皮製椅子に座るとき、静電気でビビッときたことが何度かあり、足でPC本体に触れることもある。静電気のせいかどうか知らないが、帯電が悪さしていることは充分ありそう。

 なお、作業前に手を洗って金属に触れ、上記に加えてマウスやキーボードその他ケーブル類も全部抜き、モニタ・アンプ・スピーカ・電源タップなども全部コンセントからはずし、絨毯上であればPCをいったん別の場所に移し、ボタンやスイッチの類はカチカチ・グニグニ繰り返して押し、ついでにメモリも抜き差しする。さらにアースを取れば、ほかにできることはなさそう。やった結果は、そのうち書きます。パソコンの電気を放電してトラブルを解決する方法(DELLサポート)

Dimension 4700C/予備パソコン3(廃棄済み)の主な仕様

 2005年3月購入。06年3月に現役から予備役に編入し、12年3月に廃棄しました。ネットでの買い物もカスタマイズ(好みによって仕様・部品・設定などを変更すること)も、それほど一般的でなかった05年当時の状況を示すため、この項目は残します。以下はメーカーが確認のため送ってきた「購入の詳細」の抜粋。◆は購入時にカスタマイズしたもの、それ以外は標準仕様、★は後に換装などによって変更したもの。

 DELLの注文は、やったことがない方はちょっと不安かもしれません。注文後マレーシアだかどこだかですぐ組み立てはじめ、航空便で送ってくるため、途中のキャンセルもききませんので(DELLのビジネスモデルについては、筆者がまとめた月尾嘉男・田原総一朗『IT革命のカラクリ』2000年11月刊で詳しく記述)。そこで少し補足しておきます。

(1)まず「この機種」というのを選べば、最低限のものが標準セットになっています(今回カスタマイズの対象となる機種はDimension 4700C。私のオススメは別の機種なので「今回のドタバタ」の項を参照)。とくにカスタマイズしなくても、個人が自宅やオフィスで普通に使うぶんには文句ない性能です。大量に動画などを編集する、テレビチューナーを組み入れて録画する、表計算のエクセルを使う、狂ったようにゲームするというような人は、自分なりの構成を考えてグレードアップや追加をしていくことになります。

(2)別々の箇所で重複したり矛盾するような項目を選択(ラジオボタンをオンに)すると、警告が出ます。「モニタを2台選んでいます」とか「それを選ぶなら、その前にこれを選べ」という具合。あと、プリンタはこれはどうだ、デジタルカメラはいらないか、こんなソフトも安いぞなどと、あれこれせっついてくる項目が後ろのほうにあるが、いらないものは無視(何もいじらなければ「なし」のままです)。

(3)◆印は性能が異なるものまたは追加をオプションで選択したものです。わからないときは、DELL推奨を選んでおけば(高くなることはあるが)間違いありません。筆者は次のような考え方で選んでいます。

【2008年夏追記】HDDを320GBに換装し、OSを再インストールして(パーティションは40GB+残り)息子に下げ渡し。【2011年末追記】Dimension 4700Cは廃棄しました。1度もトラブルなしに足かけ7年もったわけで、大したもんです。

【2012年1月追記】息子の後継機はDELL OptiPlex 790。デル・エクスプレスで送料、消費税込み4万4625円。安い! モニタは別途入手のサムソン21.5インチ液晶B2230H(解像度1920×1080。ドスパラ中古で本体のみ[ケーブル類は欠品]6980円[送料は別途1500円]だったので、思わず購入。2010年1月に出た機種で、価格comによると11年8月末現在1万3200〜2万4799円でまだ販売中)。モニタにDisplayPortがないため、DisplayPort-HDMI変換アダプタ(サンワサプライAD-DPHD02がAmazonで2118円)とHDMIケーブル1m(iBUFFALO HDM2110BKFが同1070円)で接続。仕様は以下。

emachines J2934/予備パソコン4の主な仕様

 2006年頃に出た機種。2008年7月、某出版社の引っ越しで廃棄するというのを譲り受け、内部を大掃除してメモリ換装・HDD増設。メモリ512GB×2とHDD320GB(S-ATAケーブル30cmと固定用ネジ4本が必要)は、ツクモのバルク品で計1万円ほど。CPUがえらく貧弱だが、ネット閲覧、メール、ワープロ、Power PointやExcel、DVD視聴などには問題ありません。キーボードはCOMPAQ Presario3590のものを流用。

【2009年8月追記】娘が使うかと思って換装・増設したのだが、机まわりが片づかないとか言ってノートPCしか使わず、長く子ども部屋の一角で死んでいた。実家に持っていき、泊まるとき使うことに。【2011年9月追記】OptiPlex GX620(ミニタワー)と交代。320GBHDDのみ外して実家の納戸行き。

Latitude D420/ノートパソコンの主な仕様

 2007年4月に購入。たとえばPanasonicノートの耐衝撃性や軽さその他モバイル性能は、とてもよさげ。しかし、新製品で20万円台、後継機発売後でも十数万円以上などという価格は馬鹿げています。

 で、以前から安いノートPCを探していましたが、放懇事務所でDELLエクスプレスを開いたところ、まずまずのLatitude D520(Core Duo T2300E、WinXP Pro SP2、HDD120GB、メモリ1GB、DVD+/-RWのA4ノートで税・送料込み10万1770円。正規品のほぼ2割5分引き)を見つけ、その場で注文。ところが翌日、DELLからLatitude D420(100台限定のB5ノートで税・送料込み11万3664円)の案内メールが来て考え直し、後者に。◆印のみカスタマイズ。前者は放っておけば自動的にキャンセルとなる(とDELLではいうが、キャンセル通知がなかなかこないので、こちらからメールを打った)。

 ノートPCなどというものは壊れて当然ですから、DELLであれば、修理に持ち込んだり宅配便で送ったりしなくて済む3年間出張修理付きのLatitudeシリーズ(デスクトップならばOptiPlexかPrecisionシリーズ)を選ぶべきです。D420 DELLエクスプレス

※2007年5月8日現在、DELLオンラインで上記とまったく同じ構成ものを注文すると、クーポン値引き適用後で税・送料込み16万9401円。2週間も違わないのに5万5737円も違います。くれぐれもご注意のほど。また、2007年5月17日現在、DELLエクスプレスにLatitude D420が13万8072円で2台出ていますが、メモリ512MB以外は上記仕様と同じ。DELLのダイレクトメールには、アウトレットやエクスプレス商品と比べてメモリが倍で、なお4万円近く安い商品が掲載される場合があるわけです。

【2010年3月追記】UQ WiMAX加入(機器はUD04NA、料金プランはUQ Flatで、使い方に拘わらず月額3780円)を機にバッテリを交換。DELL純正4セルJG172がノートパーツで7480円。

【2011年9月追記】UQ WiMAXの割引キャンペーンが1年で切れるのを期に、料金プランを「UQ Flat 年間パスポート」に変更し、機器をUSB接続のMW-U2510 SS2に交換。一時的に2コースに加入する手法で、機器代を980円にすることができる。実家に置いてあるデスクトップは、このUSBを差してネット接続。

【2012年5月追記】スーパータレントのSSD(ソリッドステートドライブ)FZM64GW18P(64GB、ツクモで送料込み10780円)を入手済みだが、換装するヒマが……。

おまけ(ノートPCの周辺機器・アクセサリ)

※なんでこんな(↑)どうでもいい項目を書き出したかというと、サンワサプライのアウトレットが、えらく安かったから。金額は税込みで、まとめ買いしたので送料・代引き手数料なしです。( )内はメーカー標準価格、量販店ではその半額くらいで、アウトレットではそのまた半額〜6割くらい(標準価格の3割以下)という印象。これを利用するようになって、2007年以降は量販店のパソコン関連用品フロアに行かなくなった。

 ★印の二つは、デジカメケース、カードリーダ(これはピクチャーカードが読めずハズレ)、ファミコン風ゲームパッド、USBメモリ128MBとセットで2980円。Googleに型番と「最安」と入れて出てくる価格(送料・手数料別が多い)の合計より、はるかに安い。マウスやマウスパッドの色は選べず、クーラーパッドはA4用しかなかったが、大は小を兼ねるし問題ない。

※私見では、無茶な設計で無理やり小さくしたノートPCには、熱暴走防止用クーラー(PCを載せファンで冷やす)、インナーケース大中小(本体、光学ドライブ、アダプタ用)、小型マウスとパッド(家で使うとき効率が違う)、USBハブ(本体のUSBポートが少ないため)あたりが必須だと思います。とくにLatitude D420はCPUが70度くらいまで上昇するらしく、高温続きだとHDDの寿命も短くなる。上記クーラーパッドはUSB接続ですが、USB-ACアダプタをかまして電源を壁のコンセントから取っています。スピーカはオモチャみたいなヤツで、安いラジカセの音。

※ま、あるもので代用できるわけだが、ついトラベルキット(カメラチャット向けセット)を買ってしまった(2008年5月)。こういうチマチマとミニサイズのものがそろっているセットが、なんか好きなもので。PELICANケース1150のレスキュー・救急セットとか(自分でさらに万全な内容として居間におき、車にも積んだ)、BOSCHのドライバー・ドリルのビット(電動工具の先っぽにつける)一式とか、VICTORINOXのスイスチャンプとか、昔あったプラスのミニ文具セットなんかも。トラベルキット

※以下は、その後に別の店で入手。

※どうでもよいが、このノートPCは、居間の37型液晶プラズマテレビに常時接続してあるケーブルとつなげば、37型モニタ付きPCとして使えます(ネットには無線でつながる)。インターネットテレビなどというムダなものを、製造・販売したり、やがて普及するなどと思う連中の気が知れません。なお、娘のノートPCも同じLatitude D420。

EeePC 1015PEM/ネットブックの主な仕様

 2011年7月に購入。前項Latitude D420は2007〜08年当時のB5ノートPCとしてはハイエンド機種で、ネット閲覧や文書作成機能に不満はありません(そもそも不満と思えばデスクトップで作業する)。しかし、電池の持ちが悪い(劣化以前に、もともとあまり長持ちしない)ので、ここ1〜2年どうしようかと思っていました。東京から新幹線に乗りゴチャゴチャやっていると、京都で降りる頃に警告が出る感じ。泊まりがけには必ずAC電源を持ち、新幹線は電源が使えるN700系の窓側に席を取るが、重いし、どこでも必ずコンセントが使えるわけではないので。

 そんななかドスパラ中古でリファービッシュのEeePCを見つけ、速攻で注文。11年3月発売の機種で、WiMAX内蔵(D420ではPCカードが出っ張る)、バッテリー駆動9時間半(実用約5〜7時間)、HDD250GB、マイクロソフトOffice Personal 2010(2年ライセンス版、Amazonで約2万4000円)付き、ASUSがオンラインストレージ500GB(2年約1万5000円。Amazonあたりだと1年500ドル!!)を2年間タダで貸すオマケ付きが、送料込み2万8800円とバカ安。ASUS希望小売価格4万2800円や価格コム最安値4万4800円の3割引以上。息子が「それ、いいんじゃね」というので、EPC1015PEM-WiWH(白)も購入。

 感度よすぎで使いにくいタッチパッドは切り、無線ちびマウス(エレコムM-BG3DLBKがコンプモトで送料込み2387円。机やズボン[腿]の上でちゃんと動く)を常用。USB接続の外付け光学ドライブはパイオニアDVD/CDライターDVR-XD09(海外仕様。2009年6月の発表時133×133×14.8mm/質量240gは世界最小・最軽量だった由)。DVD再生ソフトはフリーのGOM PLAYER。送料込み3000円しなかった地デジチューナー恵安KTV-FSUSB2も問題なく動作し、10型ハイビジョンテレビを持ち歩くのとほとんど変わらない(音声が気持ち画面に遅れるが、許容範囲)。数十cm〜1mのアンテナを自作すれば屋外で映る。 1015PEM

 ネットブックのUQ WiMAXは、Latitude D420で使っている機器の追加登録(月200円増し)で使えます。追加機器は2台(最初の機器を含めて計3台)までオーケー。同時に使うことはできず、標準設定では新しい接続を優先(割り込みを許し、古い接続を切る)。新しい接続の割り込みを許さない設定も可。

 以下寸評。Latitude D420などと比べるとさすがに安っぽいプラスチックの塊という感じですが、安物なんだから当たり前。1台目ではキツいが、出先で使うサブPCとしては、UQ WiMAX内蔵、電池が長持ちなど使い勝手は上々。あまりゲームをしない高校や大学生が3〜4年間持ち歩き、使い潰すという用途にもおススメ。

バッテリ部がごろんとしておりバッグ内で厚みをとる(B5サイズだから大きめのバッグに縦に入る。A4サイズのD420は横にしか入らない)、モニタが約125度くらいまでしか開かない(開きすぎるとバッテリの重みで後ろに倒れてしまうため。もちろんD420は180度開く)、小さいわりにそこそこ重い、などが改良されればなおよいが、いずれも長時間駆動の犠牲だから仕方ありません。

 液晶は10型と小さいが、横書き文書の作成は問題なし。外ではネット閲覧、ブログ・メールなど短い書き込み、急ぎの粗っぽい執筆(下書き)しかしないから、ふだん使う一太郎も不要。You Tube映像の表示も問題なく、全画面表示の『HD高画質 秒速5センチメートル』もきれい(ぱっと見では小型ハイビジョンに見える)。

 以下はすべて無料ですから、ネットブックやノートPCを使う人は導入を検討するとよいでしょう。1)セキュリティソフト(三大フリーソフトavast! Free Antivirus、AVG Anti-Virus Free Edition、Avira AntiVir Personalのいずれか。筆者はデスクトップがNorton、ノートPCがAvira、ネットブックがavast!。PCごとに異なるものを使い、リスクを分散する)、2)Google Chrome(既定ブラウザに)、3)Google日本語入力ツール(ATOKが使えない場合)、4)CCleaner、5)Auslogics Disk Defrag、6)ID Manager、7)Dropbox、8)DAEMON Tools Lite、9)Foxit Reader(Adobe Reader Xよりいいと思う)、10)real PlayerまたはGOM PLAYER。

 とりわけDropboxは、複数のPCを使う人に超おススメ。まず、(1)デスクトップPCにインストールし、新しいアカウントを作成→(2)デスクトップ以外に自分が使う全PC(ノートPCやネットブックやサブPC)にインストール(アカウント「あり」を選択)という手順で導入。すると、(3)デスクトップのPCマイドキュメント内にできるDropboxフォルダに、必要なものをブチ込む→(4)勝手にDropboxサーバ(2GBまで無料)に送る→(5)ノートPCやネットブックを起動するたびにDropboxサーバを参照して更新をダウンロード、という具合。たとえば旅先のノートPCで書いた原稿をDropboxフォルダに保存すれば、家のデスクトップPCを起動したときDropboxフォルダに同じものが入る。だから、PCの違いを意識せずに書き継ぐことができるわけ。火災や津波によって複数のPCが全滅しても、オリジナルのデータがDropboxサーバに残る。

 なお、Dropboxフォルダ内のPublicフォルダに入れた作業ファイルや写真は他者と共有できますが、当面は非推奨。作業ファイルはGoogleドキュメント(1GBまで)で、写真はSkyDrive(25GBまで!)でというように使い分けることを強く推奨します。

リファービッシュPCとは?

 ドスパラ中古によれば、リファービッシュPCとは次のような製品だそう。

「店頭商品や初期不良でメーカーに返品された商品などを、メーカー認定工場で修理調整した商品です。外装に少しの傷がある場合もありますが、修理や外装交換などを行って、新品に準じた状態に再整備されています。つまり、メーカーによって品質を保証された、とても状態の良い商品なのです!」「『ASUSの本体リファービッシュPC』については、再整備の対象は『パソコン本体のみ』です」「付属品については再整備の対象外になっております(とは言ってもほとんどの商品が付属品完備ですのでご安心ください!)」

 今回入手したものは、本体の液晶枠やキーボードに保護フィルムが張ってあり、素人目には新品同様と見えた。AC電源だけは、ビニール袋から出した形跡がありました。

【合掌】PCとワープロの墓碑銘

坂本衛が使いつぶし、やがて廃棄した機器の数々……

分類 メーカー・型名 ひとこと 備考・リンク
ポケットPCシャープPC-1500大学にいた1981年ころ購入。これぞ「名機」です。レジのレシートのような巻紙に4色ボールペンで印字でき、計算結果を表示したり、BASICでプログラムを組んで関数グラフを描かせたりしたもんです。記憶はラジカセなんかのカセットテープ。周辺機器は廃棄、カタカナ表記ROMモジュールも死んでいますが、そろそろ30年たつというのに、計算機としては、いまだに現役! エラい! 数式をそのままだらだらと表示し、ワンタッチで答を出し、もうワンタッチで元の数式表示に復帰できる(確かめがきく)のが非常に便利。参考
ハンドヘルドPCシャープPC-5000●NECの9801は出た2〜3年後で、全部そろえると100万円した。家庭教師バイト月5万円で貯めたカネをそこまでは出せんと、タイプライタ型オールインワンのこれにしたが、本体37万円、プリンタ8万円、管理工学研究所製ワープロソフト(磁気バブルメモリ入り)9万円なんてトンデモ価格。
●あるときメモリが不調となり、シャープが代品を持って引き取りに。しばらくしたら「徹底的に検査したため組み立て不能に。代品をそのまま使ってください」と、電圧グラフ入りの詳細な報告書(記念に取ってある)をもって技術者が自宅まで謝りに来た、そんな時代。買わんかったけど、フロッピー駆動装置だけで現在のデスクトップよりデカく、20万円もした!(いまは3000円以下、セールなら980円とか)
●起動直後にメニューを出し、ワープロ、電話帳、住所録、時計、電卓、統計計算、カレンダー、日数計算、その他(たとえば「タクシー精算の友」。2500円とか適当な金額を入れると、その前後計五つの正しい刻み料金を表示。昔のタクシー領収証は手書きだった。そして、タクシー料金一覧表で精算票をチェックするセコい編集者が実在した!)などに飛んで実行するBASICプログラム1000行やそこらを自分で組んだ! 結果、当然ながら「PCはまるで実用段階にない」と結論。「最先端ビジネスマンたる者、BASICができなけりゃダメ」なんという、訳のわからない混乱の時代だった。
●1985年、制作プロダクション「タキオン」(後のゼット)発足時の設立案内状や会社案内は、坂本がこのマシンで打った。プレスサービスの高雄宏政に依頼がきたが、会社プリンタの文字は16ドット、PC-5000は24ドットだったのでね。
参考
ワープロ東芝ルポJW80F世界文化社『BIGMAN』の忘年会か何かのアトラクションで、缶ビール早飲みその他競技を勝ち上がり、決勝「制限時間内に言べんのつく字をできるだけたくさん書く」ゲームを制してゲット。世界文化社は東芝から広告がらみか何かでせしめたらしい。長く使わせてもらいました。参考1のしばらく後、参考2のJW90Fの前世代で、液晶の縦幅が半分。参考1
参考2
ワープロ東芝ルポ(型式不明)JW80FとJW95KPの間に、88または90シリーズを1台持っていたはずですが、パンフもなく忘れちゃった。
ワープロ東芝ルポJW95KP放懇事務所に置いて使い、PCが壊れたとアタフタしていた岩本太郎に「これ持っていけば」と渡しました。
ワープロ東芝ルポJW05HG93年頃。ここまではモノクロ液晶。
ワープロ東芝ルポV880ワープロのフロッピーが大量にあるので、これだけはまだ持っています。フロッピーの中身はテキストに変換できる。カラー液晶。
PCNEC
CanBe
(Windows95)
90年代後半、某事務所で捨てるというので、仕事場用テレビにするためもらってきて、しばらく遊んだ。HDD容量が4GBなんて時代で、録画は無理だが画面キャプチャはキレイ。ヘンテコな機械対話システムが入っており、文字を打ち込んでPCと会話可。「そんなこともわからないのかね。アホ!」「そうですね。ところで”アホ”について教えてください」とか、頭悪すぎて大笑い。ある日、時計が狂い出し、電池を取り替えようとサポートに電話したら「お客様には無理。引き取り修理何千円」というので分解。「なるほど。こんな奥底に電池を組み込むとはおバカな設計」と確認してから廃棄。参考
PCCOMPAQ
Presario3590
(Windows98 Second Edition)
インターネットも普及してきたし、PCもそろそろ実用の域に来たかと2000年4月に導入。PentiumIII550E、メモリ128MB、HDD20GB、CD-R/RW、17型ブラウン管モニタ、靴の底を見せて立てたような形のJBLスピーカ(イイ! たぶん現duetシリーズの前身)付き。たいへん安定していたマシンでトラブルの記憶も皆無ですが、邪魔なのでHDDとスピーカとキーボード以外を残して廃棄。COMPAQは、当時PC小売り世界1でしたが、その後HPが買収。
PCSOTEC
G7100RW
(Windows Millennium Edition)
AMD Athlonプロセッサ1GHz搭載で初めて10万円を切る(9万9800円。15型液晶モニタは別で5万9800円)というので、COMPAQを子どもにやり2001年4月に導入。メモリ128MB、HDD40GB、CD-R/RW。ちゃちなスピーカが片方すぐ聞こえなくなり、貧弱なメモリ(確か途中で256に増設)と、あまりにも半端なWindows MEに起因するトラブルが頻発したことを除けば、機能はまずまず。しかし、電源部の弱さが致命的(くれぐれも余裕のあるものを!)で、丸4年後に昇天。このドタバタが当ページの原点です。詳しくは次項で。参考
PCDELL
Dimension 4700C
(Windows XP Home Edition)
詳細は「Dimension 4700C/予備パソコン3(廃棄済み)の主な仕様」の項目をご参照。2005年から12年まで、1度もトラブルなしに足かけ7年もったわけで、大したもんです。参考

※上のほうの表中に、これまでこんな機械を使ってきたという件《くだり》が何か所かあったのですが、わずらわしいので導入順にまとめ、感謝の意を表するとともに冥福を祈ることにしました。PC-1500とV880以外は分解・廃棄または譲渡して手元にありません。合掌。

今回のドタバタ(当サイト日録メモから抜粋再録)

2005-02-19
【【【【【緊急のお知らせ】】】】】この項目はバックアップPC(息子の)から別系統の回線(私のはADSLだがこれは光ファイバ)を使ってupしています。18日夜9時すぎPCトラブルが発生。HDDにアクセスできず起動できない状態(クラッシュの恐れ大)です。土日をはさみ、重大なトラブルの可能性があることから、復旧に時間がかかっています。(1)メールはバックアップPCから送受信できますが、チェックの頻度が朝昼晩3回程度になります。締め切り/打ち合わせ/取材依頼など緊急の連絡は電話でお願いします。(2)2〜3月締め切り/打ち合わせの編集者の方(とくに直近に設定されている方)は執筆依頼書・原稿文字数・面会日時などを再送してください。(3)PC-FAXは停止中です。(4)データの多くはバックアップを取ってありますが、直近のものの一部は失われたかもしれず調査中です。(5)2〜3日は対応に追われます。執筆環境は確保してありますが、締め切りをちょっと延ばしていただくことになりそうです。(6)最小限の告知以外、サイト更新は一時停止します
●みなさまには大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします

02-20
●トラブッたPC(なにかと話題のSOTEC製。Athlonの1GHzを積んで驚きの安さ、といっても十数万したが)は丸4年を経過して更新の潮時。メーカー修理は10日から2週間かかり仕事の都合上も非常にマズイので、とにかく(直っても直らなくても)DELLを新規購入することに決定。オンラインでDimension4700c(Pentium4/520、19インチ液晶モニタ、HD80GB、メモリ1GB、FD/CD/DVD、Windows XP)を注文
●古いワープロ(東芝Rupo-V880。5代目くらいで、手許に残る最後のワープロ専用機)を発掘し、電池を入れ替えるなどして整備。急ぎの原稿書きができる体制を整える。フロッピーを経由して別室の息子のPCに入れ、ネット上のデータ(当サイトなど)を追加して送信するので、えらい手間。ワープロのキーボードも(昔は習熟していたが)勘が戻らず、効率極めて悪し
PC-FAXは再稼働を開始しています

02-21
●PCに詳しい日大芸術学部放送学科助教授・兼高聖雄に相談したところ「症状から、電源ユニットまたはマザーボードの一部の障害である恐れが強く、ハードディスク(HD)は生きている可能性がある。メーカー修理に出すと『HDの中身は保証せず』が前提になるから、その前にHDの吸い出しを試みるべし」とのご託宣。HDに日大紀要(放送と表現)のデータや研究資料も入っているというと、日大でできる人に頼んでくれるとのこと。ありがたくお願いする。原稿書き

02-23
●午後、池袋で外付け(ポータブル)HD(ロジテック製40GB、USBかIEEE1394でPCとつなぐ)を購入。潮の文化手帖より小さい。ただ、1万5000円以下だろうと思っていたら2万円超。ネットで調べ電話で在庫を問い合わせたとき、店員が「高いですね。間違っていないか調べます」といっていた(間違ってはいなかった。3月発売の後継機は70cmの高さから100回落としても平気というのが売りで、しかも量販店では1万6000円台。間が悪いときは、こんなもんだろうと妙に納得)。何かというと、吸い出せた場合はこれにHDの中身を入れて持ち帰る。吸い出せなくてもバックアップ用外付け・持ち運びHDとしてムダにならないという作戦

02-24
●10時、日大江古田校舎。PC本体(20×40×40cm、12kg)に緩衝材を巻き、昨日買ったHDの小箱と一緒に、キャンプ用具なんかを入れるキャンバス地の大バッグでかついでいく(あいにく家人がクルマごと実家へ行っているので)。日大ではPCルームのボスである五十嵐智一さんが作業してくれ、兼高センセも立ち会う。シャーシを開けていろいろ調べ(「お感じがまったくない」って感じ)、内蔵HDを別のPCの外部HDとして読んでみると、ありがたや!! 生きていました。そこで、別のPCを介して内蔵HDからポータブルHDに、とりあえず必要なファイル(My Documents、一太郎ファイル、メール関係などのデータ)を移してもらう。大きなフォルダを移すのに20分やそこらかかり、全部で1時間ほど。なお、生きているといっても、レジストリをいじるプログラムは再インストールが必要
●PC内部については、リチウム電池を入れ替えてみたり、電源を抜き差ししたり、いろいろ調べた結果、「メーカー修理に出せば、電源ユニットは交換。どこがダメと調べるのが面倒だからマザーボードも交換になるだろう」と五十嵐・兼高両先生。ってことは3〜4万円かかるということ。「だからこのPCは破棄。もう2〜3万円ほど出して、たとえばDELLのアウトレットやエクスプレスで本体6〜7万円の最新機種を買ったほうが絶対にいい」とのお言葉。その際、まだ生きているHDは外付けのHDケース(1万円弱)に入れてバックアップ用HDとして使えばよいと
●今回は19インチ液晶(ワープロを縦書きにしたとき、単行本の縦40字が切れずに表示できるので非常に便利)に惹かれ、すでに注文してしまったので、アウトレットは次回検討することに。いや、勉強になりました。ありがとうございました(モニタは数年間は持つから、2 〜3年に1度、本体だけを買い換えるのは合理的。みなさんにもオススメ。なお、DELLで問題ないが、Dimensionシリーズでなく業務用のOptiPlexシリーズを買うべし、だそう。さらに、五十嵐・兼高両先生とも、本当はMacにしたほうがいいという意見)
●12〜1時、兼高聖雄とお茶。PC本体をまたかついで帰宅し、2時半、田原総一朗・アスコムと打ち合わせ@ANAホテル。4時、同じく田原、滋賀県庁・深井鉄平、滋賀総研・奥野修と琵琶湖塾打ち合わせ。5時、「通販生活」宮坂敦子と打ち合わせ。6時、滋賀県のふたりと神楽坂に移動し「響」で夕食。奥野修は夜のうちに大阪へ帰り、深井鉄平はもう一軒誘おうとしたら「明日、始発の新幹線でそのまま出勤」というので、また今度に。地方の生きる道そのほか、たいへん興味深く楽しい話。お疲れでした。帰る途中、雨は霙《みぞれ》に変わった

02-25
●PCトラブルでお騒がせしましたが、最悪の事態(直前まで書いていた単行本何十ページかがぶっ飛ぶというような)は回避。ご心配・ご迷惑おかけしました。新しいPCが昨日あたり飛行機に積まれたようで、全面復旧にはもう少々かかります
●原稿書き、打ち合わせいろいろ、PC関係のこまごましたこと、当欄02-21以降を更新など

02-26
●DELLアウトレット/エクスプレスについて知人から問い合わせがあったので、再まとめ。PCトラブルについて興味がある方は、02-19の項から上に日付をたどって読んでください
【ハード面】を見ると、【1】PCは本体(マウス・キーボード含む)+モニタ+スピーカーで構成される。【2】本体のうちHD(ハードディスク)やマウスは3年程度で壊れても不思議はない、ゴミ(ソフト的な=PC内部では電気的な)が溜まる、相対的に見てCPUの処理スピードが遅くなる、などする。【3】だから本体だけを3年に一度買い換えることは合理的である。【4】それには、DELLのアウトレット/エクスプレスで6万円前後(税・配送料込み)で入手でき「3年間の翌日出張修理」付きのOptiPlexシリーズがオススメである。【5】買い替え時期になったら、最低限の構成(使うCPU、HD何GB以上、メモリ何MB以上など)を決めて2週間やそこらDELLサイトをこまめにのぞき、該当するものを見つけしだい速攻で注文すればいい(入金後3日で届く)。【6】モニタとスピーカーは簡単には(数年間は)壊れず、モニタをより大型・高精細にする以外は更新の意味が薄い。以前のものの流用を基本とし、気が向けば6年に一度の更新時にモニタを買えばいい(アウトレットで買えるし、ナナオなど定評あるメーカー製のよいものを買ってもいい)。スピーカーが壊れたら別途BOSEを買えばいい。【7】3年に一度新品が来るキーボードやマウスは常に1セットを予備で持つようにする
【ソフト面】を見ると、【1】PCはOS(Windows98やXPなど)+アプリケーションソフト(PC購入時にCD-ROMが付いてくるか、自分でCD-ROMを買うほか、多くはネット上でただで入手可)+自分のオリジナルデータで構成される。【2】このうち、OSは3年程度で陳腐化するから、本体を3年に一度買い換えて更新するのは合理的である。【3】再インストールが必要だが、CD-ROMのアプリケーションソフトはそのまま、ネットで拾うフリーソフトはバージョンアップ版が、新PCで使える(ネット上のどこに落ちているかはメモを残しておく)。【4】オリジナルデータは、外付け(好みでポータブル型)HD(画像・ビデオ編集をしない人は40GBで十分。2万円以下。USB/IEEE1394どちらでも接続できるものがオススメ。古いPCはUSB接続が不安定な場合があるよう)を買い、毎回かならずこれにバックアップを取るようにする(FDは容量が小さすぎるし、CD-ROMは焼くのが面倒で、写真・映像・音楽アルバム集を残す以外は不向き)。このHDを新PCで読み取れば問題ない。【5】オリジナルデータは、書類はすべてMy Documentsフォルダかワープロの文書フォルダ、画像はすべてMy Picturesフォルダ、音楽はMy music、メール関係は……と保存場所を限定し、それ以外のむやみな場所に保存しないようにする。そして、同じフォルダを外付けHDの中に作り、PC内蔵HDと常に同じ中身にしておく。ネット接続の設定、ワープロ辞書なども、忘れずに定期的に保存のこと。【6】壊れなければ 3年に1つずつデータの詰まった内蔵HDが余分に溜まっていく。これは外付けHDケース(3.5インチ型、1万円以下)を買って入れれば、新PCで使える。個人情報の塊だから必ず取り外し、死ぬまで保存する(緩衝材でつつみ乾燥剤入りビニール袋に入れて寝かしておく)か、ハンマーやバールで目茶苦茶に叩き壊してから不燃ゴミに出すこと。再フォーマットして職場のPCや子どものPCの外付けHDに使い回してもいい。(古いデータが残っていることがあるので、そこから先に出してはダメ)
●兼高聖雄は、必要事項があれば追加・訂正してくれ

02-27
●原稿書き。昨日のPCに関する記述は、とくに2台目以降を買う人におススメ。本体が安いから、ソフトにおカネをかけることができます。決定的に大事なソフトは、私の場合はワープロ(当然、国産の一太郎。外国製の日本語ワープロを平気で使う人間の気が知れないし、それを使いながら「愛国心」などというヤツはなお信用できない)、ファイアウォール&アンチウイルス(Norton)、仮想CD(CD革命。辞書・百科事典・音楽その他CD-ROM十数枚をハードディスクに圧縮保存し、いちいちトレイにセットせず瞬時に使えるようにする)、画像処理(Photoshop)くらい。あと、たいていのものはWEB上でタダで手に入る。人によっては仕事・学習・趣味などに応じて表計算や経理、英語その他、映像・音楽関係などが必要なくらいでしょう。ソフトにはカネを惜しまないほうがよいです
●日本の家電メーカーの発想はハード・技術至上主義なので(放送・テレビも同じ)、パソコンもハード至上主義になっていますが、肝心なのはいつでもどこでもソフトで、ソフトだけです。パソコンなんてタダの箱、テレビ受像機もタダの箱と割り切りが必要。箱だから安くてそこそこのものなら、何でもいいのです

03-01
●当欄02-26の項目につき、兼高聖雄より補足メール。以下そのまま無許可転載します
●思うに、アプリ(特に市販のもの)及びOSは、年々肥大化する傾向にある。これはCPUの速度アップとHDDの容量の増大と、まあニワトリとタマゴの関係にあるのだと思われる。したがってクロックアップ、HDDの拡張を定期的に行わないと徐々に「時代遅れ」感が増すのが残念ながら現状。
●その意味で僕はいつもシステム用HDD(OS、アプリ本体、キャッシュ)と、書類などオリジナルデータ用ディスクは「別にすべき」だともーしあげてるわけでつ。ワープロソフトで文書を作っていたとしても、どうしてもディスクは断片化をおこす。これが処理速度低下の原因になってゆく。またバックアップ対策も常にしておくべきことは、今回のあぼーんでよき教訓になったともいえる。そのためにも実はMy Documentsはシステムとは別のHDDがいいのだと僕はおもっていまつでつ。
●ところでMacの場合は、存外ハードが安定しています。マウスとキーボードをのぞけば、平気で10年走ることがザラ。OSも新版をインストールして平気で動いたりします。その分、値段はやや高いですがね。
●ノートパソコンはどーすればいいのか。実はHDDが簡単に取り出せるそうです。というより、購入時に、HDDの換装が自分でできるか聞くべきだと、どっかのblogに書いてありました。多くの方は「一体」だと思っているようですが、やっぱり買い換え時には取り出すべきなんですね。もうすこし情報を収集してみませう。
●周辺インターフェースですが、IEEE1394(別称Fire Wire:ソニーはiLink)は、基本的にはDV機器接続という認識が多く、Windows系のマシンでは「オプション」のことが多いようです(Macは標準)。しかしPC画像編集が広まるにつれ、搭載する機種は増加中。USBが現在スタンダード(高速なバージョン2.0が主流)ですが、速度はほぼ同じ。大容量一括転送時はIEEE1394の勝ち。外付けの場合はポータビリティ(WinでもMacでもUNIXでも認識できて持ち運び便利)をとると有効ですね。
徒然・・

03-04
●小川和久と昼食がてら打ち合わせ@ホテルオークラ別館。6時TBS、VTR録り。ライブドアvs.フジ・ニッポン放送問題。明晩のブロードキャスターで放映予定。ワープロで原稿書き。遅い。予定ではこのクソ雪の中、PCが届くはず

PCトラブルメモ雑感(作・兼高聖雄)

 今回いろいろ心配をしてくれた日大芸術学部放送学科助教授・兼高聖雄(GALAC前・副編集長)に、(素人があまりあさってのことを書いたりしていたらマズイので)このページを監修しといてと頼んでいたら、次のような雑感が届きました。なので、ここにありがたく掲載することにします。「以下次号」とあり、しばらく続くのかと思ったが、続編はまだ来ない。【 】は坂本の付け足し。

PC本体について

 メモリをどれくらい載せるか、というのは悩みどころですよね。ガンガンに載せたほうがいい場合というのを考えてみると、

1)動画編集などの巨大アプリ【=アプリケーションソフト】を使う場合(作業場所としてメモリが多いほうがHDのキャッシュが少なくてすむ)
2)かなりたくさんの窓を開ける場合、つまり多数のアプリを切り替えながら使う場合
3)プラグインやバックグラウンドで走る小物が多い場合

 ということでしょうか。

 僕は持論として「メインになるHDが高速かつ大容量であるほうがいい」と思っています。たとえばブラウザでも、ページをまずHD上にキャッシュ【再表示を高速化するために記憶】してそれからレンダリング【=数値データの画像化】ですから(あ、FoxfireのほうがIEよりレンダリングが速いので、画像の多いレイアウトの複雑なページを閲覧する時は、表示が速いんです。PDFの表示も速いはず)、HDそのものの速度と、バススピード【=伝送路の速度】が速いほうが処理がスムースなわけです。【そうか、Foxfireが速いと感じたのは、気のせいじゃなかったわけですね。さて、ここで問題です。このまえ古い森を歩き、水の精・花の精・木の精・森の精の4人と出会ったように思いました。ところが、このうち実はいなかったのはどれ?】

 もちろん大容量のメインメモリを載せていればキャッシュが減らせるから、速くなるのが道理ですが、もしもアプリそのものがHDへのキャッシュを前提としてたら意味がないですよね。

USB、そしてマウスの引き回し

 このごろは泣く子も笑う子もUSBみたいな。自宅にデスクトップ、職場にもデスクトップ、しかし仕事先にはノート、という生活の僕の場合、多用するのがフラッシュメモリ(ジャンプメモリとかUSBドライブともいう)です。最近では容量も増えて価格も低下、転送速度が20Mを超えるのもあります。数分程度の動画ならQTやDiv【いずれも動画ファイルの形式】にして持ち歩けます。【基本的にPC1台の運用であるからフラッシュメモリの必要を感じないが、ボイスレコーダー兼USBフラッシュメモリ256MBくらいのは取材で使えるからいいかもと思う。たとえばこんなのおこしやすも】

 こいつを使うとなると、デスクトップ機(タワー)の前面にUSBの挿入口があるととても楽です。わざわざ背面にさすのはアホくさいですよね。もしくはハブを用意していつでも手元でさせるようにしておく感じ。自宅でたくさんの周辺機器を利用する場合、ハブは必ず電源供給可能なタイプにしておくことも重要。

 背中に6ポートあるならば、そこから4〜6ポートのハブをいくつか引き出すとすっきりするでしょう。つなぎっぱなしの機器は背面で処理。キーボード類用に1ハブ、フラッシュメモリやメモリカードリーダー(これは便利だよね)などを時々さす開けっ放しのハブをもう1つって感じですかね。【USBポートは背面に6つ、前面に2つあるが、前面は扉を開ける必要あり。背面に実売3000円くらいのUSBハブ(セルフパワー方式USB2.0対応)を付けて手元まで引っ張り出しておけば便利ってことね。2つ必要とは思えんが。この黒いのにしようかな】

 マウスもこのごろはUSB(PS2ってまだ生きてるのかな)です。常に不思議に思うのはノート機のUSB/IFってかなりの確率で本体左サイド。右手でマウスを使うのに不便ですね。ワイヤレスマウスってどうなんだろうと、思案中です。ところで赤外線式のバーチャルキーボードってご存知?【辛口コラムを書いた特選街4月号か、見本でもらったその前の号かで見た。おもしろい】

ノートン君他

 ファイア・ウォール機能はいまや個人PCでも必須だと強調してね。ところでMicrosoft Windows AntiSpywareはかなりいいらしいです。【ふーん。研究してみよう】

スピーカー

 お手持ちのコンポにPCから接続するのもお勧めです。

ブラウザ+メール

 常にIE+Outlook以外の組み合わせを考えておくことが肝要です。【そうかね。Foxfire+Thunderbird 1.0.2でいいわけね】

以下次号