荀子/孟子
I think; therefore I am!


サイト内検索

荀子は中国戦国時代末の儒学者荀子の著作をまとめたものである。
性悪説「藍より青し」の成語でよく知られるが、 その合理的思考は二千年以上昔に書かれたとは思えない要素を含んでいる。
そのため、法家思想に通じる面があり、 荀子の弟子には韓非子・李斯といったものが含まれる。
そのため、儒学の中では異端的存在として扱われることも多かった。


孟子は中国戦国時代の儒学者孟子の言行をまとめたものである。
後世になって評価が高まり、朱子によって四書のひとつ(ほかは「大学」「中庸」「論語」である。)に位置づけられた。
性善説「五十歩百歩」の成語でよく知られる。


荀子
青はこれを藍より取りて藍より青し 勧学篇第一
氷は、水之を為して、水より寒し。
非常に有名な出だしである。
人の性は悪なり 性悪篇第二十六
其の善なる者は偽なり。
荀子の性悪説。
孟子
五十歩百歩 -王道の始め- 梁惠王章句上
「...五十歩を以て百歩を笑はば、則ち何如。」
「...生を養ひ死を喪して憾み無きは、王道の始めなり。」
五十歩百歩の由来となった話。
このたとえ話を王道政治を説く材料としている。
天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず 公孫丑章句下
「...天下の順ふ所を以て、親戚の畔く所を攻む。
故に君子戦はざること有り。
戦へば必ず勝つ。」
孟子の、兵法に関する解釈。
性善 告子章句上
「...人の性の善なるは、猶ほ水の下きに就くがごときなり。...」
孟子の重要な理論、性善説についての論争。
天下に道無かれば身を以て道に殉ふ 尽心章句上
自ら恃む事厚く、頑固で誇り高い孟子の、身の処し方に関する見解。


戻る