ここでは、坂本衛が担当する日芸(日本大学芸術学部)放送学科の講座に関する情報を掲載しています。読み終わってヒマな人は、ほかの先生のページでも、のぞいてみよう。
※1999年度、2000年度、2001年度もこれと同じです。
| 講座名 | マスコミュニケーション演習IV |
|---|---|
| 単位 | 2 |
| 学期 | 通年 |
| 校舎 | 江古田 |
| 授業のねらい | 学習目標:放送をあつかう月刊誌を想定。学生はチームに分かれ、放送にかかわるテーマを自由に選び、その月刊誌に掲載する特集記事をつくる。プロの企画・取材・執筆のやり方を体験することを通じて、あらゆる表現活動に共通する基本事項を再確認し、マスコミュニケーション演習の仕上げとする。 授業方法:学生が自分で作る授業である。学生が主体となって討論・企画立案・取材・執筆し、担当者はそのヒントを与える。必ずノートをつくり、メモを取ること。 |
| 授業内容 | |
| 01 | オリエンテーション(1):授業のねらい・目標・方法・参考資料・評価基準などについて述べ、あわせて担当者と学生の自己紹介をおこなう。学生の問題意識、表現能力を確認するための小論文を書いてもらう。 |
| 02 | オリエンテーション(2):同上 |
| 03 | オリエンテーション(3):同上 |
| 04 | 企画とは何か(1):メディアを問わず、表現活動のはじめに「企画」がある。企画とは何か、プロはどのように企画を立てるのか、何が企画のヒントとなるかなどについて考え、討論する。 |
| 05 | 企画とは何か(2):同上 |
| 06 | 企画会議(1):放送の分野で、いま取り上げるに価する問題は何か。その問題をどのような切り口から取り上げればよいのかを考え、討論する。さまざまな企画案を出し、相互に批判し、絞り込んでいく。 |
| 07 | 企画会議(2):同上 |
| 08 | 企画会議(3):同上 |
| 09 | 企画書の作成と提出(1):およそ企画は、企画書にまとめなければならない。企画書に必要な要素は何かを考え、絞り込んだ企画を企画書にまとめ、提出する。 |
| 10 | 企画書の作成と提出(2):同上 |
| 11 | 企画書のプレゼンテーションと検討(1):提出した企画をプレゼンしてもらう。そのねらいは正しいか、表現したいことと表現方法はマッチしているか、実現可能性はどうかなどを、相互に批判・検証していく。プレゼンに対する評価を、小論文として提出してもらう。 |
| 12 | 企画書のプレゼンテーションと検討(2):同上 |
| 13 | 企画書のプレゼンテーションと検討(3):同上 |
| 14 | 企画の決定と役割分担・スケジュールの設定(1):実際に採用する企画を決定し、担当するメンバーの役割分担を決め、下調べ・準備取材・基礎資料の収集・実際の取材・執筆のスケジュールを立てる。 |
| 15 | 企画の決定と役割分担・スケジュールの決定(2):同上 |
| 夏季休暇 | チームごと自分の役割分担に従って、下調べ・準備取材・基礎資料の収集などを進めておく。 |
| 16 | 取材とは何か(1):マスコミの取材力は急激に低下している。取材の基礎訓練がまったくなっていないからである。改めて取材とは何かを学び、実践する。 |
| 17 | 取材とは何か(2):同上 |
| 18 | 取材指導(1):企画を決めた後、成果品(この場合は原稿)の完成度の9割方は取材の成否によって決まる。「10取材して100表現する」のがマスコミの常だが、「100取材して10表現する」大切さを学び、実践する。 |
| 19 | 取材指導(2):同上 |
| 20 | 取材指導(3):同上 |
| 21 | 取材指導(4):同上 |
| 22 | 取材指導(5):同上 |
| 23 | 中間報告(1):取材の成果を発表し、批判的な検討を加える。取材についての小論文を書いてもらう。 |
| 24 | 中間報告(2):同上 |
| 25 | 表現指導(1):取材して得た素材を、わかりやすく効果的に表現するには、どのような形式を選べばよいか。メディアにより、またメディアが対象と想定する受け手により、表現方法は変わってくることを学び、効果的な表現を実践する。 |
| 26 | 表現指導(2):同上 |
| 27 | 表現指導(3):同上 |
| 28 | 表現指導(4):同上 |
| 冬季休暇 | 各自、担当の執筆部分を完成させる。 |
| 29 | 1年間の総括(1):完成した記事を、互いに批判・評価する。1年間で学んだことを総括する小論文を書いてもらう。 |
| 30 | 1年間の総括(2):同上 |
| その他 | |
| 参考資料 | すべて授業中に指示する。 |
| 履修条件 | 授業のねらいに応えて何かを表現しようとする者。 |
| 成績評価 | 授業のねらいに応えて何かを表現しようとする意欲、授業中の発言や考え方、小論文、成果品(書き上げた原稿)、出席状況などを総合的に評価する。 |
| アドレスは第1回に配布するレジュメに記載する。 | |