メディアとつきあうツール  更新:2003-07-03
すべてを疑え!! MAMO's Site(テレビ放送や地上デジタル・BSデジタル・CSデジタルなど)/サイトのタイトル
<ジャーナリスト坂本 衛のサイト>

過去の日芸学生お役立ち
(1999〜2002年度)

ここでは、坂本衛が担当する日芸(日本大学芸術学部)放送学科の講座に関する情報を掲載しています。読み終わってヒマな人は、ほかの先生のページでも、のぞいてみよう。

マスコミュニケーション演習IV
SYLLABUS 2002年度版

※1999年度、2000年度、2001年度もこれと同じです。

講座名 マスコミュニケーション演習IV
単位
学期 通年
校舎 江古田
授業のねらい 学習目標:放送をあつかう月刊誌を想定。学生はチームに分かれ、放送にかかわるテーマを自由に選び、その月刊誌に掲載する特集記事をつくる。プロの企画・取材・執筆のやり方を体験することを通じて、あらゆる表現活動に共通する基本事項を再確認し、マスコミュニケーション演習の仕上げとする。
授業方法:学生が自分で作る授業である。学生が主体となって討論・企画立案・取材・執筆し、担当者はそのヒントを与える。必ずノートをつくり、メモを取ること。
授業内容
01 オリエンテーション(1):授業のねらい・目標・方法・参考資料・評価基準などについて述べ、あわせて担当者と学生の自己紹介をおこなう。学生の問題意識、表現能力を確認するための小論文を書いてもらう。
02 オリエンテーション(2):同上
03 オリエンテーション(3):同上
04 企画とは何か(1):メディアを問わず、表現活動のはじめに「企画」がある。企画とは何か、プロはどのように企画を立てるのか、何が企画のヒントとなるかなどについて考え、討論する。
05 企画とは何か(2):同上
06 企画会議(1):放送の分野で、いま取り上げるに価する問題は何か。その問題をどのような切り口から取り上げればよいのかを考え、討論する。さまざまな企画案を出し、相互に批判し、絞り込んでいく。
07 企画会議(2):同上
08 企画会議(3):同上
09 企画書の作成と提出(1):およそ企画は、企画書にまとめなければならない。企画書に必要な要素は何かを考え、絞り込んだ企画を企画書にまとめ、提出する。
10 企画書の作成と提出(2):同上
11 企画書のプレゼンテーションと検討(1):提出した企画をプレゼンしてもらう。そのねらいは正しいか、表現したいことと表現方法はマッチしているか、実現可能性はどうかなどを、相互に批判・検証していく。プレゼンに対する評価を、小論文として提出してもらう。
12 企画書のプレゼンテーションと検討(2):同上
13 企画書のプレゼンテーションと検討(3):同上
14 企画の決定と役割分担・スケジュールの設定(1):実際に採用する企画を決定し、担当するメンバーの役割分担を決め、下調べ・準備取材・基礎資料の収集・実際の取材・執筆のスケジュールを立てる。
15 企画の決定と役割分担・スケジュールの決定(2):同上
夏季休暇 チームごと自分の役割分担に従って、下調べ・準備取材・基礎資料の収集などを進めておく。
16 取材とは何か(1):マスコミの取材力は急激に低下している。取材の基礎訓練がまったくなっていないからである。改めて取材とは何かを学び、実践する。
17 取材とは何か(2):同上
18 取材指導(1):企画を決めた後、成果品(この場合は原稿)の完成度の9割方は取材の成否によって決まる。「10取材して100表現する」のがマスコミの常だが、「100取材して10表現する」大切さを学び、実践する。
19 取材指導(2):同上
20 取材指導(3):同上
21 取材指導(4):同上
22 取材指導(5):同上
23 中間報告(1):取材の成果を発表し、批判的な検討を加える。取材についての小論文を書いてもらう。
24 中間報告(2):同上
25 表現指導(1):取材して得た素材を、わかりやすく効果的に表現するには、どのような形式を選べばよいか。メディアにより、またメディアが対象と想定する受け手により、表現方法は変わってくることを学び、効果的な表現を実践する。
26 表現指導(2):同上
27 表現指導(3):同上
28 表現指導(4):同上
冬季休暇 各自、担当の執筆部分を完成させる。
29 1年間の総括(1):完成した記事を、互いに批判・評価する。1年間で学んだことを総括する小論文を書いてもらう。
30 1年間の総括(2):同上
その他
参考資料 すべて授業中に指示する。
履修条件 授業のねらいに応えて何かを表現しようとする者。
成績評価 授業のねらいに応えて何かを表現しようとする意欲、授業中の発言や考え方、小論文、成果品(書き上げた原稿)、出席状況などを総合的に評価する。
E-mail アドレスは第1回に配布するレジュメに記載する。