万が一、このサイトのバナーを使いたいという奇特な方は、お好きなものを。使い方は、下の記事をお読みください。
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バナーとは、もともとは旗の意味ですが、flagよりも気取った言葉です。以下は「ニューセンチュリー英和辞典」から引用(発音記号はうまく表示できないのでカット)。
banner 〈名〉(〈複〉〜s[〜z])〈C〉
1 《雅語》(国旗、軍旗、校旗などの)旗。[参考]主に比喩的に用い、実際の「旗」はflagが普通。
2 旗幕《デモの時などに用いる2本の旗ざおに長い布を張りスローガンを書いたもの》 They were carrying banners saying, "No More Hiroshimas". 彼らは「広島を2度と繰り返すな」と書いた旗幕をかかげていた。
3 旗じるし、象徴(symbol)。 join[follow] the banner of revolution 革命の旗のもとに集まる
4 《新聞》全段ぶち抜きの大見出し
under the banner of…… ……の旗[名]のもとに; ……の主義のために
転じて、Webページの最上部や最下部など目立つ場所に表示する帯状(旗状)の画像をバナーと呼びます。バナーには別のWebページへのリンクが張られ、クリックすればジャンプする仕組みになっています。
一言でいえば、バナーとは「特定のページに誘導するためのリンク付き広告宣伝画像」です。よく使われるサイズのものが何種類かありますが、88×31ピクセルのものが事実上の標準と思ってよいでしょう。なお、ピクセルはPictures+Elementの造語で画素=画像の最小単位のことです。ところで、いわゆるバナー広告は、効果が非常に限定的だ(効果がとても薄い)といわれています。多くのバナー広告がNorton Internet Securityなどの広告ブロック機能でゴミ箱に直行しています。なお、バナーをベタベタごちゃごちゃ貼り付けた汚らしいサイトを見かけますが、みっともないうえに、無意味にページのサイズが大きくなるのでやめましょう。
バナーを作ろうという方は、丁寧に解説したサイトがいくらでも見つかるでしょう。ただし、次のようなサイトにはご注意。(1)デザインがダサくて話にならない。(2)アニメーション画像を使うバナーが嫌がられることに言及していない。(3)バナーとボタンの区別がついていない。(4)サイズ(見かけの大きさではないデータのサイズ)をできるだけ小さくすべきことや、その方法に言及していない。(5)alt="リンク先のサイト名やページ名"を必ず表示すべきことに言及していない。一つでもあてはまるバナー解説サイトは、信用しないに限ります。
バナーの使い方は次のようにします。(1)使いたいバナー画像にカーソルを合わせて右クリックし、「名前を付けて画像を保存」または「イメージを保存」または「画像を名前を付けて保存」を選び、ダウンロードする。(2)その画像を、自分のWebページに貼り付ける。(3)そのとき、余計な境界線の枠表示がついていないか(border="0" としないと余計な枠がつき、デザインをぶち壊してしまう。ただしスタイルシートを使うのが正解)、alt="リンク先のサイト名やページ名"を付け忘れていないか、バナー制作者の指定通りのサイズになっているか(height="31" width="88" などの数値に誤りはないか)にご注意を。
よくバナーを無意味に拡大している人( 困った実例!)がいますが、厳密にいえば著作権法違反です。あと格好悪いのは、Valid XHTML 1.0!なんてバナー(このページのいちばん下に並んでいるような)をクリックすると、「This Page Is Valid XHTML 1.0 Transitional!」というようなページが出ずに、「This page is not Valid!」とか「No Referer header found!」と出るもの。ITのことは何でも知っている、俺にオマカセというような文章を書きなぐっている人のページでこれが出ると、お里が知れてしまいます(「私はバカです」と書いたバナーを、誇らしげに飾ってあるも同然)。ま、自分でも十分チェックしないままページをアップしたりして、たまにやるんですけどね。