川越に関するその他の本(2)


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経済各県別路地裏の経済学埼玉の中堅120社
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経 済
「各県別路地裏の経済学X」 竹内宏 中央公論社 1989年 ★★
2東京指向の消費財産業群
 人口増とモータリゼーションに乗る流通業
 埼玉県の人口は600万人に達した。それとともに大規模小売店が次々に進出したため、前は東京に買いにいっていたような商品も、地元で揃えられるようになった。最近では、伊勢丹が浦和に、西武が所沢に出店して、駅のイメージを一新してしまった。
 はじめて大手デパートが進出したのは、大宮の西武であり、続いたのが高島屋である。昭和44年、45年のことだ。地場最大の丸広デパートが、川越で本格的な大規模展開を開始したのも、同じころだ。
 川越は、古くから川越城の城下町として、また中仙道の宿町として栄えた。華やかな川越まつりが江戸時代から伝わっていて、古い蔵造りの町並みを、人形を載せた20鉾の山車が練り歩く歴史のある町である。
 丸広の大久保竹治会長が、当時川越の繁華街からはずれていた土地に、1000台分の駐車場を備える新店舗の建設を提案したとき、社内で大反対を受けた。結果的には、人口の膨張とモータリゼーションを見込んでいた社長の英断が効を奏し、大繁盛している。
 昭和14年に、飯能で洋品店を開いてから、今日の百貨店6店舗にいたるまで、丸広は一貫して規模拡大を続けてきた。建物は必ず社有にするというポリシーを守りながら、今後は、遊びの要素を増やした新時代の店舗づくりを展開していく計画だそうだ。

「埼玉の中堅120社」 日本経済新聞社 1998年 ★★
住宅・建設・土木
 岩堀建設工業梶c川越を地盤とする有力建築業者
食品・化学・バイオ
繊維・ファッション・雑貨
 鰍ソふれ化粧品…「百円化粧品」で新市場を築く
石油・ガス・鉱業
 武州ガス梶c「製紙王」が設立した老舗企業
鉄鋼・金属・窯業
機械
精密・光学機器
自動車部品・自動車販売
エレクトロニクス・同関連機器
 ミクロ電子梶cマイクロ波の可能性を創造
 ユウアイ電子梶c電子計測器ユーザーをトータルサポート
運輸・サービス・レジャー
 イーグルバス梶c観光バス、福祉事業で地域に貢献
情報・ソフト・環境
卸・小売り
 竃友…一都五県に勇躍する地場産業のリーダー
 滑ロ広百貨店…積極経営の老舗百貨店
ベンチャー

  川越商工会議所  ちふれ化粧品  武州ガス  ユウアイ電子  イーグルバス  麻友  丸広百貨店  アトレ川越

病 院
「【最新版】関東病院ランキング」 丹羽幸一編著 洋泉社 1999年 ★★
病名別・関東病院ランキング
◎消化器の病気
1 胃・十二指腸潰瘍
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・川越胃腸病院・消化器科――消化器疾患の専門病院。順天堂大学との提携医療機関。
  350-0034 川越市仙波町2-9-2  049-225-6888
5 膵炎
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・第2外科――末期非代償期の膵臓疾患の薬物治療。 
  350-8550 川越市鴨田1981  049-228-3400
◎呼吸器の病気
14 肺がん
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・第1外科――肺がんや縦隔腫瘍の外科的治療法。 
◎循環器の病気
17 不整脈
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・第3内科――電気生理学的検査と薬物療法。 
◎泌尿器の病気
22 ネフローゼ症候群(糖尿病性腎症)
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・第4内科――タンパク尿・血尿・むくみ等の診断、高血圧によるネフローゼの治療。 
23 腎不全・透析・腎臓移植
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・第4内科――合併症の治療、CAPD。 
24 尿路結石
 上位10病院ランキング
 6 埼玉医科大学総合医療センター・泌尿器科――体外衝撃波破砕術の症例が豊富で、結石の再発率が低い。再発防止を重視し、破砕された結石が完全になっくなっているかをX線CT等で確認する。 
27 前立腺肥大症
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・泌尿器科――TUR、レーザーによる内視鏡下手術。 
32 前立腺がん
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・泌尿器科――進行がんへの手術前後の補助化学・放射線療法。 
◎脳・頭部の病気
34 脳卒中
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・脳神経外科――破裂脳動脈瘤、脳出血、脳梗塞の急性・慢性期治療。 S・
◎神経の病気
◎咽頭の病気
◎耳・鼻の病気
52 中耳炎
 上位10病院ランキング
 4 埼玉医科大学総合医療センター・耳鼻咽喉科――真珠腫性中耳炎で自家骨・セラミック人工耳小骨を用いた再建術に力を入れる。真珠腫が大きくなり骨の破壊が進んだ時の真珠腫破壊除去術と合併症防止に優れる。 
53 難聴
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・耳鼻咽喉科――突発性難聴等の感音性難聴に対する治療。 
◎目の病気
◎皮膚の病気
73 アトピー性皮膚炎
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・皮膚科――抗原分析検査、抗原除去療法と生活指導。 
74 アレルギー性接触皮膚炎
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・皮膚科――化粧品や金属等の抗原分析検査と抗原除去療法。  
78 乾癬
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・皮膚科――薬剤の外用・内服療法、PUVA療法。  
81 脱毛症
 お薦め専門医療機関ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・皮膚科――膠原病と脱毛の診断と治療を得意とし、毎週火曜日に脱毛症の専門外来を行なう。円形脱毛症にステロイド内服と漢方療法、安定期ではPUVA療法を施し良績。 
◎骨・関節・筋肉の病気
84 慢性関節リウマチ(膠原病)
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・第2内科――全身管理、薬物コントロール療法。 
85 椎間板ヘルニア
 上位10病院ランキング
 4 埼玉医科大学総合医療センター・整形外科――年間1500人の脊椎疾患患者があり、脊柱管拡大術は著名。腰椎椎間板ヘルニアのもっとも侵襲が少ない顕微鏡下手術に良績。術前インフォームド・コンセントを重視。 
88 スポーツ外傷・障害
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・整形外科――スポーツ外傷の診断と治療、スポーツ整形特別外来を開設。 
91 先天性股関節脱臼・ペルテス病
 お薦め専門医療機関ガイド
 ★埼玉医科大学総合医療センター・整形外科――埼玉県で数少ない小児整形外科をもち、専門医が診療に当たる。病診連携で、比較的重症、または手術後後遺症のある幼児の診療を行なう。先天性股関節脱臼では、関節弛緩所見と治療法に優れる。 
◎内分泌・ホルモン・免疫の病気
92 糖尿病
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・第1内科――糖尿病性潰瘍や壊疽の皮膚移植を含めた各科との連携診療。
96 痛風・高尿酸血症
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・第2内科、整形外科――痛風発作に対する薬物療法、食事療法を生活管理。 
◎精神・心の病気
◎子どもの病気
109 小児心臓病
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・小児科――新生児期の重症先天性心疾患の発見と内科的管理、手術。 
◎女性の病気
115 子宮・卵巣・繊毛がん
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・埼玉医科大学総合医療センター・産婦人科――レーザー治療、養子免疫+化学療法。 
116 不妊症・人工授精
 上位10病院ランキング
 6 埼玉医科大学総合医療センター・産婦人科――習慣流産に対してはリンパ球輸血を行なう。体外受精、精子や受精卵の凍結保存、顕微鏡授精に良績。子宮内膜症の腹腔鏡下手術とアルコール固定術に良績。 
117 ハイリスク妊娠・妊娠合併症
 上位10病院ランキング
 4 埼玉医科大学総合医療センター・産婦人科――年間分娩数のうち緊急母体搬送や紹介症例が1/4で、ハイリスク妊婦の管理症例が豊富。産科ショックを扱い、妊婦の自己血輸血はわが国で最初の試み。 
◎歯・顎の病気
119 顎関節症
 都県別お薦め優良病医院ガイド
 ・中野歯科――咬合調整と安定の保存的治療法。 
  350-0066 川越市連雀町18-16  049-224-3348

[用語の解説T]略字の解説
 (1)RI(核医学)検査
  放射性同位元素(RI=ラジオアイソトープ)を人体に投与し、その分布状況を画像に映し出す検査法。シンチカメラにより撮影する甲状腺・肝臓・骨・脳・陰のうその他各種のシンチグラフィー、甲状腺ヨード摂取率測定、レノグラム等がある。
 (5)胃粘膜血流計
  胃粘膜(腹部)シンチグラフィーによって分泌物を、カラードプラーによって血液の流れ、速度、濃度等を動態的に計測する装置。これによりメッケル憩室や下血患者の出血部位を特定することができる。
 (9)HLA(主組織適合)抗原検査
  臓器移植を行なう場合に問題になる、拒絶反応を起こす6組の原因物質(HLA抗原)の型を判定する検査。
 (10)HDLコレステロール検査
  血液生化学検査のひとつ。コレステロールは、体の中にある脂質の一種で、脂肪酸と結びつくエステル型と離れている遊離型がある。このコレステロールや中性脂肪がタンパク質と結びついたものがリポタンパク。この中で高比重なのがHDLで、動脈内壁にへばりつく悪玉LDLコレステロールを取り除く働きがある。この検査によって動脈硬化性の病気の危険性の有無を確認できる。
 (11)SPECT(シングルフォントECT)
  ヨード、テクネシウム等の放射性同位元素(ラジオアイソトープ)を体内に投与し、コンピュータを使って体内の患部を輪切りにした放射能分布を、より精細な画像で得るのがE(エミッション)CT。SPECTの場合、脳の血流を調べ、脳卒中・脳腫瘍などの治療方針の診断・方針決定に使われることが多い。
 (12)X線(レントゲン線)
  W.C.レントゲンにより1895年に発見された電磁放射線のこと。真空のX線管の中で電子を加速し、物質にぶつけた時の透過、吸収、散乱の状態とその特性を判断する。
 (13)X線CT
  CTはコンピュータ断層画像診断装置のこと。X線を照射して、コンピュータを用いてきれいな画像が得られる断層撮影装置。
 (14)MRI(磁気共鳴画像装置)
  大型の磁場を発生させる装置の中へ患者を入れ、体内水素の原子核の共鳴現象を利用して人体の内部を画像として取り出す装置。
 (15)顎関節鏡
  おもに顎関節症の初診患者、および症状が進行した患者に対する関節鏡診断および関節鏡視下手術に用いられる。とくに咬合床や埋状歯および外傷事故等による顎関節異常の早期検査・診断に威力を発揮する。
 (21)関節鏡
  おもに膝関節に使用され、関節腔内の全体の鏡視が可能。また、生検や半月板切除の鏡視下手術にも応用される。
 (25)気管支鏡(気管支ファイバースコープ)
  1966年に日本で最初にファイバースコープ製のものが開発された。消化管に使用されるものより細く、肉眼での検査に用いるのみでなく、採痰、細胞診、生検など幅広く使用されている。
 (29)胸腔鏡
  胸腔内の観察、検査に用いる内視鏡のこと。人工気肺の後、カテーテル(細い管)を肋間から胸腔内に挿入し、その後金属製またはファイバースコープ製の胸腔鏡を差し込み、カテーテルを抜いた後使用する。
 (31)筋電図
  骨格筋や筋肉の一部に針を入れ、筋肉の収縮によって起こる活動電位を記録する針電極法と、皮膚面に電極を当てる表面導出法がある。筋肉の活動指標として、基礎医学や神経・筋疾患の診断に幅広く使用されている。
 (35)経直腸式エコー
  先端にレンズを装着した軟らかな管(電子内視鏡、直径12o)を直腸内に挿入し、腸管粘膜の様子をモニターTVで見て直腸病変を診断する。また、臓器の一部を採取して病理診断に供したり、ポリープの切除等にも応用される。
 (40)血液透析
  腎不全の患者に対して行なう、体の中の血液を一度体外の透析器へ導き出し、血液中の老廃物、電解質などを人工膜で除去したうえで再び体内に戻す治療法。
 (41)血管造影検査
  動脈にカテーテル(細い管)で造影剤を注入し、X線撮影を行なうことにより、心臓、脳などの動きや血液の流れを調べる検査。
 (44)結石成分検査
  ジュウ酸カルシウム、リン酸マグネシウムアンモニウム、尿酸シスチン等の成分分析機器による検査。
 (46)血糖値検査
  血液生化学検査のひとつ。血糖値とは、血液中のグルコース(ブドウ糖)の値を指す。血糖は、血液を通じて全身の細胞に送られエネルギー源となる。血糖の生成・消費・バランスには膵臓でつくられるホルモン(インスリン)の助けが必要となるが、血糖が過剰になり尿の中に排泄されるようになると糖尿病になる。
 (49)抗原分析検査
  主として微生物のもつ諸抗原を分析して、その構成を明らかにする検査のこと。抗原分析でもっとも多く用いられているのは、サルモネラ菌を用いたH抗原相変異分析法で、千数百に及ぶ血清の型がリストアップされたカウフマン・ホワイト抗原表は著名。
 (57)細胞診
  顕微鏡により細胞を光学的に診断する方法。生検に比べ患者への侵襲が少なく、検査の反復も容易であり、確定診断率も高いなどの長所がある。現在は、腫瘍などから直接的に細胞を採取する擦過(綿棒・ヘラなどによる)・穿刺(細い針を刺す)・吸引細胞診などの例も多い。
 (59)耳管通気検査
  耳管・中耳の換気機能を測定する検査。一定量の空気圧を加えて耳管咽頭口から中耳側耳管への通気度を計るカテーテル(細い管)通気法と、鼓膜切開口から空気圧を加える逆通気検査法がある。
 (62)子宮鏡
  子宮腔内に挿入して内部を観察する内視鏡。生理食塩水を併用した子宮腔内灌流方式によって肉眼的な観察と同時に写真撮影や組織採取なども行なえる。内膜ポリープ、粘膜下筋腫、流産遺残などの検査・観察ができる。
 (65)腫瘍マーカー検査
  がん遺伝子の標的細胞(マーカー)について、遺伝子診断により突き止める検査方法。がんの早期発見のためのスクリーニング(ふるいわけ)検査として活用されている。
 (66)上部消化管造影検査
  X線検査のこと。食道から十二指腸までの上部消化管の場合は、バリウムを飲んで造影し、大腸などの下部消化管の場合は造影剤を注入して、消化管の形をX線モニターによって観察・検査をする。
 (69)心エコー(超音波画像診断)
  周波数の高い音波を臓器に発信し、はね返ってくる反射波(エコー)をとらえて画像化し、臓器の形や機能変化を診断する方法。心エコーの場合、心室・心房の大きさや形状、心壁の厚さや動きなどをとらえることができる。
 (72)心臓カテーテル検査
  手足の動脈や静脈からカテーテル(細い管)を挿入し、造影剤を注入し、X線撮影などを行なう造影検査。X線撮影により心臓の形や変化等の細部を観察できると同時に、心臓の血管内の血圧測定・血液採取等も行なうことができる。
 (75)腎臓機能検査
  腎臓の機能を検査するには大別して尿検査(尿タンパク、尿糖、尿潜血反応、尿沈渣、尿量、尿比重)、血液生化学検査(尿素窒素、クレアチニン、電解質等)、近位尿細管・遠位尿細管・腎盂および尿路・腎形態および分腎検査等がある。
 (76)シンチグラフィー
  RI(核医学)検査のひとつ。放射性同位元素(RI=ラジオアイソトープ)を、静脈注射などの手段で投与し、体外に放出される放射線の集積具合や強さをシンチカメラで撮影し、画像として表す検査方法。
 (79)精液検査
  男性から精液を採取し、1〜4時間以内に検査をする。検査の項目は精液の色、量、精子の数、運動率、奇形率その他(精液1ml中に6000万以上の精子がいるか、60%以上活動しているか、奇形率15%以下であるか)である。
 (81)生検(バイオプシー)
  病態学検査法として、重要な検査法。病変部の一部を採取して標本をつくり顕微鏡により調べる。現在では、ほとんどの臓器がその対象になっている。
 (82)染色体検査
  染色体は、細胞分裂の際に形成される短桿状の物質。どの細胞にも一定数の染色体があり、人の場合、常染色体44本、性染色体2本を有している。顔形、性格等人のさまざまな要素を決定するこの染色体を調べ、遺伝子的な疾患の診断をする検査。
 (84)総コレステロール検査
  血液生化学検査のひとつ。からだの中の脂質の一種がコレステロールで、その総量を計測する検査。この数値が高い場合、家族性高コレステロール血症や続発性コレステロール血症(原因として糖尿病、甲状腺機能低下、ネフローゼ等の可能性がある)が疑われる。
 (91)超音波画像診断
  周波数の高い音波(超音波)を臓器に発信し、はね返ってくる反射波(エコー)をとらえて画像化し、臓器の形や機能変化を診断する方法。
 (92)超音波ドプラー検査
  ドプラー効果を利用し、超音波検査では見えない心臓や血管に流れている血液の動きや速度を観察する検査法。
 (93)超音波内視鏡
  先端に超音波発振装置を付けた内視鏡で、体の中から胃、膵臓、胆道などの周辺臓器が撮影・観察できる。
 (94)聴覚機能検査
  一般には、オーディオメーターを用いて気導聴力(空気を伝わってくる音)や骨導聴力(骨を伝わってくる音)等の純音聴力検査が行なわれるが、とくに難聴の検査では鼓膜の動き方や分泌物の溜まり具合などを調べるティンパノメトリー検査法やX線写真撮影、鼓室穿刺法、手術用顕微鏡検査、真珠腫による骨の破壊の程度を調べるX線CT検査、老人性難聴の内耳神経細胞検査などの検査方法もとることがある。
 (98)電気診断
  電気装置を用いて、電流を流し、筋や神経などの体の生理がどう刺激を受けるかを、肉眼で観察する診断方法。
 (99)電気生理学的検査
  直流通電(0.1〜15mÅ)を行ない、その反射として出現する眼振や体平衡を検査したり、電極を耳後乳突起部において通電し、末梢前庭障害の有無を検査する方法。また、抗体抗原分析に用いられる電気泳動法等の検査法のことを指す。
 (101)電子顕微鏡
  光線の代わりに電子線を使い、光学レンズの代わりに電子レンズを用いた顕微鏡。電子波の波長が光より短いため解像度が非常によい。
 (107)尿検査
  項目として尿糖、尿タンパク、pH、尿量、比重、尿ケトン体、尿潜血、尿沈渣などについて検査する。尿糖検査の場合、試験紙による定性検査と尿中の糖の量を調べる定量検査が行なわれる。
 (108)尿酸測定法
  尿酸は、体の中のプリン体の最終分解代謝物で、代謝異常により増加するが、検査方法としては尿酸の還元性・分解酵素を利用するもの等がある。
 (110)尿素クリアランス検査
  尿素(尿素窒素)は、腎臓から排泄される老廃物の一種で、腎機能の働きの簡便な指標として使われる。簡便である反面、尿の量や食事に左右されてしまう側面ももつ。
 (111)尿道鏡
  直視・前斜視・側方視・後方視の4種類で、いろいろな角度から尿道全体にわたって使用できる内視鏡。
 (112)尿流動態測定検査
  タンパク尿などの尿中還元物質には、選別不良のものもあるため、その測定のために工夫された装置を使って行なう特別な検査のこと。
 (115)脳波検査
  脳は活動することによって微弱な電気が発生する。この活動を頭部につけた電極で感知、波形のグラフに記録するのがこの検査。
 (117)排尿機能検査
  前立腺肥大症は排尿機能の低下や排尿障害を引き起こすが、その機能の程度を調べることにより症状を推定する検査。
 (119)パッチテスト
  アレルギー性接触皮膚炎の確定診断、原因解明のために行なう貼布試験のこと。疑わしい物質を皮膚に接触させ、その部位に皮膚炎が生じるかどうかを調べる。
 (127)腹腔鏡
  腹部を1cmほど切開して、先端にレンズのついた細い金属管(腹腔鏡)を挿入し、腹部臓器を観察する道具。肝臓、胆のうなどの検査に用いられる他、肝生検などにも使われる。
 (128)腹部エコー
  超音波画像診断装置により腹部を検査する方法。肝臓、胆道、膵臓、脾臓、腎臓などの病巣を中心に行なわれる。
 (129)分娩監視装置
  胎児の心拍数と子宮収縮を連続的に測定、記録する装置。分娩時のみでなく、分娩前の胎児のモニタリングとしても有効で、心拍信号には心電信号、心音信号、ドプラー心拍信号が使用され、子宮収縮の測定には外側法と内側法がある。
 (130)平衡機能検査
  耳の前庭障害で起こるといわれる、自分の意思とは関係なく眼球振動が起こる異常についての検査。
 (134)ホルター心電図
  いつ発作が起きるかわからない狭心症の患者などのために、24時間携帯できる小型の心電計(ホルター心電計)で記録し、コンピュータで解析する心電図。
 (135)ホルモン定量検査
  ホルモンはきわめて微量で、強力な生物学的活性をもち、多種類に及ぶことから、放射性同位元素で標識したラジオイムノアッセイが開発され、化学測定が行なわれている。
 (139)免疫血清学的検査
  抗原抗体反応を利用した、抗原または抗体の定性的・定量的検査の中で微生物の血清型分類と抗原性の違いを判定する検査法。
 (141)毛髪検査
  髪が健康かどうか、脱毛原因を作っていないかどうかについて、毛包・毛根・角質レベルでの組織診や電子顕微鏡写真等により行なう検査。
 (143)卵管・卵巣撮影検査
  卵管・卵巣の異常の有無に対し、腹腔鏡検査以外に、超音波断層法、CT、MRI等の画像診断による検査法のことを指す。
 (144)卵巣・精巣組織検査
  不妊症の診断において、卵巣・精巣の組織片を採取し、生検法により、組織病変の有無を判定する検査。

[用語の解説U]註の解説
 (6)インフォームド・コンセント
  医師が患者に対し検査や治療を行なう際に、患者自身や家族にその内容、効果、方法等をきちんと説明し、同意のもとでそれらを行なうこと。
 (26)経尿道的前立腺切除術(TUR)
  腰椎麻酔か硬膜外麻酔の後、尿道から器械を挿入し、鏡で前立腺を見ながら前立腺の内腺を削り取っていく手術法。現在、もっとも広く行なわれている手術法で、開腹手術に比べダメージが少ない。
 (47)持続的携帯型腹膜灌流療法(CAPD)
  針(トラカール針)を腹壁に刺し、カテーテル(細い管)を腹腔内に挿入し、カテーテルを通じて透析液を注入する。腹腔内の腹膜を通して血液中の老廃物が透析液に滲み出すのが腹膜透析。カテーテルを腹膜に手術で埋め込むことにより、1日4回程度の透析液交換ですむのがこの療法。
 (67)セラミック人工耳小骨
  補聴器では不充分な内耳難聴障害に対し、耳たぶの裏側を切開し、長方形の誘導コイル板を植え込んだ後、耳小骨の中でもっとも奥にあるあぶみ骨に、セラミックス製のバイブレータをのせる人工中耳小骨のこと。
 (86)PUVA療法
  皮膚疾患(白斑・乾癬)における光線療法のひとつで、光増感薬を飲み、長波紫外線(UVA)を患部に照射する治療法。
 (90)病診連携
  病院と医院・診療所が一体となって治療にあたること。診療所の医師が病院に出張し、医療チームの一員となって検査・治療に参加することなど。
 (105)養子免疫療法
  別の個体でつくられた感作リンパ球を、移植させて成立する受身免疫のこと。試験管の中で活性を増幅させたリンパ球(クローン)を用いるがん治療法に試みられている。

特殊医療機関・施設リスト
 救急医療機関
  救命救急センター
  一般病院では治療できない重症救急患者の診療を24時間体制で行なう3次救急医療施設。関東地区内に37カ所ある。
  ・埼玉医科大学総合医療センター――350-8550 川越市鴨田1981――049-225-7811
  専用ベッド30床。脳血管障害、呼吸器・循環器疾患、多発外傷、熱傷、中毒の順で症例が多い。急性期を脱した患者も引き続き治療・看護を行なう。
  休日夜間急患センター
  休日・夜間における内科、小児科、外科などの救急患者の診療を行なう施設。関東地区内に171カ所ある。
  ・川越市休日急患診療所――350-0036 川越市小仙波町2-45-5――049-223-0601
  熱傷治療施設
  皮膚の障害だけでなく、ショックや感染症までを総合的に管理できる設備を整えた救急医療施設。関東地区内に17カ所ある。
 高度先進医療承認医療機関
 ホスピス

<生活習慣病>ご近所の優良開業医一覧
◎消化器がん
◎乳がん
◎婦人科がん
・和心会長島医院(内・小・産・放・外)――川越市大字的場826――長島学(産科婦人・癌治療)
・竹内産婦人科医院(産・婦)――川越市東田町9-25――竹内徳義(産科婦人・癌治療)
◎糖尿病
◎高血圧・心臓病
・山田医院(内・外)――川越市元町1-10-18――山田正己(心臓病)
・平成クリニック(内・循)――川越市松江町1-20-5――高山泰雄(循環器)
・元山クリニック(内・産)――川越市大字笠幡79-1――元山猛(心臓病・循環器)
・小川医院(内・小・循)――川越市脇田町18-6――小川幸子(循環器)
◎脳血管障害
◎神経・精神病
・三信会和クリニック(内・精)――川越市大字上戸100-1――吉澤佳子(心身医学・精神神経)
・犬竹医院(内・小・外・整外・産・放・消・精・神)――川越市大手町4-3――犬竹喜世(精神神経)
・佐々木医院(内・神)――川越市連雀町31-3――佐々木道子(精神神経)
◎婦人科不妊症
・品田産婦人科(内・小・産・婦)――川越市砂新田4-19-1――品田孝夫(産科婦人・不妊学)
・落合産婦人科医院(産・婦)――川越市清水町2-24――落合真(産科婦人・不妊学)
◎アレルギー
・近藤医院(小・内・皮)――川越市大字並木863-5南古谷クリニックビル1F――近藤孝明(小児科・小児アレ)
・西川医院(内・小・眼)――川越市通町11-7――西川潔(アレルギ・小児科)
・山辺クリニック(内・小・呼))――川越市並木新町17-11――山辺千浪(アレルギ・小児科)

 病院検索サイト川越市医師会川越市歯科医師会おくすり110番

「<はかる>科学 計・測・量・謀……はかるをめぐる12話 阪上孝・後藤武編著 中公新書 2007年 ★
第3章 環境をはかる―――一技術者の立場から        瀬田重敏
二 はかった結果をどう読むか
 測った結果の取り扱い

ご み
「ごみ問題最前線」 田口正巳 新日本新書463 1992年 ★
 「ごみ戦争列島」の最前線を緊急リポート。緊迫する自治体の現状を追い問題像を整理。各地の取り組みに役立つ生きた情報を提供し、根源的な解決方向を探る。

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作成:川越原人  更新:2020/11/20