Part 6
なんだ、シニム・ロッジの活動拠点は
「東京メソニックセンター」なのか
フリーメイソンの組織体制というのは、メイソンではない者にとっては分かりにくい。そこには様々な「系統」があるからだ。
で、普通一般人の頭からすれば、或る系統のロッジと別の系統のロッジは、当然、建物が別だろう、ということになる。
しかし、そういうものでもないんだな、ということを、この度、私は初めて知った。と云うのは、東京のシニム・ロッジは「東京メソニックセンター」の中にあるらしいからだ。
MASSACHUSETTS, USA
Sinim Lodge, A.F. & A.M.
Mailing Address: Tokyo Masonic Center, 4-1-3 Shibakoen
Minato-ku, Tokyo, Japan 105
Meeting Place: Tokyo Masonic Center
Stated Meeting: Third Tuesday (except July and August)
※ 2013年時点のキャッシュに於いても大差はない。
※「A.F. & A.M.」は「Ancient Free and Accepted Masons」の意。
だから──今まで見て来たところからすればわざわざ言うことでもないから小文字で書くが──Part 1 で見たところの、フリーメイソンのサイトが「Sinim Lodge の過去のマスターたち」の中の一人として名を挙げていた「Robert Ryker」という人は、「Tokyo Masonic Center」でタクトを振ることの多い「東京シンフォニアの Robert Ryker 氏」に他ならない。
上の引用の中の一番上に「MASSACHUSETTS」の文字があるが、Part 1 でも触れたが、シニム・ロッジはアメリカの「マサチューセッツ・グランド・ロッジ」の管轄下なのだという。
(別の参照: その他の管轄ロッジ一覧)
「東京メソニックセンター」は「日本グランドロッジ」の建物だが、それにも拘わらず、日本グランドロッジの管轄外の他系統の各種ロッジが「東京メソニックセンター」の中に「間借りしている」(?)ような感じだ。(フリーメイソンの人が今の言い方を聞いたら笑うかも知れないが、しかし、そんな感じだ)
以下は全て2003年時点のキャッシュからだが。
Scottish Rite Bodies in Japan Tokyo Coordinate Bodies
Mailing Address: Tokyo Masonic Center |
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YORK RITE BODIES IN JAPAN Tokyo York Rite Bodies
Mailing Address: Tokyo Masonic Center |
||
ORDER OF EASTERN STAR
|
※ ORDER OF DEMOLAY とは。デモレー(Wikipedia)
つまり、「寄り合い所帯」と言ったらおかしいのかも知れないが、とにかく「東京メソニックセンター」は複数の系統のフリーメイソンに場所を提供しているのだろう。いわば「フリーメイソン総合センター」みたいな感じであるのだろう。
極端な話、日本に新たなロッジを開こうとして海外から来る者は、たとえ身一つであっても(自分の住居としてマンションの一室を持ち、ロッジの集会のためにはどんな固有の場所・建物も持たなくても)、「東京メソニックセンター」に認めてもらいさえすれば、そこに「Mailing Address」と「Meeting Place」を置かせてもって、日本にロッジを開くことができるのだろう。
東京メソニックセンター(東京メソニックビル)
東京都港区芝公園4丁目1−3
ここから確かに影響力* が出ていることを、全てのカトリック司祭が知っておくべきだ。
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