2014.05.02

冒涜的なブレーシアのもう一つの Bent Cross  Part 1

 画像は管理人による付加

AFPBB News

法王の巨大十字架が倒壊、下敷きの男性死亡 イタリア

2014年04月25日 10:44 発信地:ローマ/イタリア

【4月25日 AFP】イタリア北部で23日、今週末に行われるローマ法王故ヨハネ・パウロ2世(John Paul II)の列聖式に先だち行われていた記念式典中に、同法王のために制作・設置されていた巨大な十字架が倒れ、男性1人が押しつぶされて死亡した。

 伊北部にあるアルプス山麓の村チェーボ(Cevo)近くで行われていた式典中に、高さ30メートルの木製の十字架が倒れ、マルコ・グズミーニ(Marco Gusmini)さん(21)が死亡した。

 村長のシルビオ・チトローニ(Silvio Citroni)氏は事故当時の状況について、十字架が折れる音がしたため集まっていた若者たちは四方八方に逃げたが、グズミーニさんは「逃げる方向が悪かった」と説明。列聖式を祝うために村で予定されていた他の行事はすべて中止となったと付け加えた。イタリアの報道によると、グズミーニさんは運動機能に軽度の障害があり、そのために逃げ遅れた可能性がある。

 倒れた十字架には、高さ6メートル、重さ600キロのキリスト像が取り付けられていた。十字架は曲線的なデザインで、地面にケーブルで固定されていた。この変わった形は、彫刻家の故エンリコ・ジョブ(Enrico Job)氏によるデザインで、第2次世界大戦の傷跡を象徴している。十字架は1998年にヨハネ・パウロ2世がロンバルディア州を訪問した際に制作され、2005年にチェーボ村近くの景勝地に設置された。

 ジョブ氏の妻で映画監督のリナ・ウェルトミュラー(Lina Wertmuller)さんは、亡くなったグズミーニさんとその遺族に哀悼の辞を述べるとともに「あの十字架はイタリアの象徴であり、庇護の象徴だったのに、こうした悲劇を前にし、それが空虚に聞こえる」と語った。

 伊紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)によれば、グズミーニさんが両親と住んでいた家は、奇しくも今月27日にヨハネ・パウロ2世と共に列聖されるイタリア出身の故ヨハネ23世(John XXIII)の名が冠された通りにあった。

魚拓 / 英語

 Marco Gusmini さんの霊魂に福いがありますように。。

 そのチェーボ(Cevo)という村は、かのブレーシア司教区にある。そして、記事によれば(他記事も同様に言っているが)、その十字架はヨハネ・パウロ2世教皇様「のために」制作されたのだと云う。
 その筈だと思う。〈彼ら〉は、他のどの教皇様よりもこの教皇様に Bent Cross を押し付けただろう。そして残念なことに、教皇様御自身、それを良いものと信じて、それを抱きしめられたのである。
 そして、この Cevo の十字架も、見事に、もう一つの Bent Cross である。

 それは前方に曲がっている。信じられない光景。他の画像

 そして、記事が伝えているように、それは最近、折れた。

 この事がヨハネ・パウロ2世教皇様とヨハネ23世教皇様の列聖式(2014年4月27日)の直前に起こったことから、「これは天国が二人の列聖に対して不快感を示したものではないか」と言う人達も居る。
 私もその可能性はあると思う。

 建築学的な方向から考えることもできるし、管理義務の事を考えることもできる。しかしそれでも、選りに選ってこのタイミングである。

 亡くなった青年のことはどう考えるか?
 しかし、人間の本当の幸不幸は魂的な次元から考えなければ分からないものである。

Bent Cross について

ブレーシアについて

ヨハネ・パウロ二世教皇様について

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