2012.10.16

マリア・ディバイン・マーシーの預言は偽預言である 8

預言サイト The Warning Second Coming Forumsキャッシュについて
これを最後の記事とします。(このシリーズの)
こんなに長々と書いてはきましたが、私は実は、この「預言」を信じる人はそれほど多くはならないのではないか、と思っています。内容がヒドイし、それに、特に日本のことを言えば、日本のカトリック界(の一部)はリトル・ペブルを経験していますから。その苦い経験がありますから。
しかし、たとえ僅かであれ、信じる人が出るかも知れません。最初の記事の冒頭で書いたように、既に二名、確認されていますから。
そういう人は、その「イエズス」がその人の前に広げて見せる「危機」と「愛」の間にサンドイッチにされて、誤魔化されているのです。
彼は、
見よ、今、人類の上にはこれほどの「危機」がある
人類はまさに「瀬戸際」である、「崖っぷち」である
と言い、
(これ自体はかなりの程度真実ですが)
次いで、
そんな人類を「愛である神」が放っておくわけはなかろう
と言い、
(神は今迄も人類を「放っておいた」ことはありません)
次いで、
だから、今迄は無かった「特別措置」を神が採ったとしても
有り得べき話だろうと言って、
今まで聞いたこともないような新奇な事を立ち上げます。
反発を受けると、こう言います。
それはお前が私を愛していない証拠である
あるいは、
頭を垂れよ
時には地上の援軍がこう言ってくれたりもします。
神は教会の上に立つものである。神は「自由」である
つい、この件とは関係のない画像を連想し、貼ってしまいましたがw、とにかく以上が彼の(ブッシュのではなく)「騙し」のおおよその文脈です。
彼はこう言って笑っています。
危機」と「愛」は使いよう
あれ、やっぱりブッシュとどこか似ています。
ブッシュらは、911直後から、「テロ、テロ」
「愛国、愛国」と繰り返しませんでしたか?
「詐欺師」が手に取る道具(人心操作の道具)
は同じだからです。
それが霊界の生物であれ、地上の人間であれ。
もちろん彼はこの基本的文脈の中に他の様々な「餌」をも入れ込みます。
例えば、ある人が「終末のタイムテーブル」に関心を持っていれば、この地上でも確かに観察される、「終末」と関連づけることの出来る多くの諸事象を提示したり、また、近未来の重要な場面と称するものを映像的に描いてみせたりしながら、誘導します。
「危機」の中にはもちろん「地獄」のことも含まれます。
彼は、地獄のことをちっとも語らぬ司祭達に成り代わり(?)、
地獄に堕ちぬための特別の恵みを与える祈りを発行したりもします。
あるいは、敵の危害からの特別の保護を約束した祈りなどを。
生ける神のシール(Seal=印, 封印)
しかし、はっきり言って、
それら全ては「餌」であります。
オモチャであります。あなたを「釣る」ための。
真相はズッコケです。この絵の通りです。
彼にはこのように(↑)言ってあげて下さい。
彼は矛盾の大家です。
よく言う...
しかし、それにしても、何故こんなものに騙される
世は正に預言者達の百花繚乱のようであります。参照
しかし、もしあなたがこの Maria Divine Mercy の「イエズス」のこれほどにもバレバレな正体さえ見破れぬなら、あなたがあなたのその同じ目で「有力」と看做すところのアレコレの、他の「預言者」達の言葉にあなたが今後も耳目を注ぎ続けることに、一体どんな意味が、益がありましょう。否、そこには益などなく、危険と陥穽ばかりがあるでありましょう。明らかであります。
目の定まらぬ酔い人が、あっちの蝶こっちの蝶と、ふらふら追いかけているようなものであります。
これでも分からぬ人はもう一度「黒」を確認して下さい。
Signals
1.
「時が始まって以来、
 
預言者達は神の真意を歪めてきた」  参照
2.
「全ての(宗教的な)道が神に通じている」  参照
3.
「あなたの信仰を単純化せよ」  参照
4.
「全ての宗教、全ての宗派が、永遠の御父にとって
 
極めて貴重(so precious)である」  参照
5.
「どの道の神に従うかに関わりなく、私を信じるか
 
どうかに関わりなく(物事を推し進めよ)」  参照
6.
「わが息子ムアンマル・カダフィ」  参照
7.
「わが最愛の御母、光の天使」  参照
8.
「彼ら支持者らは、私の軍隊を導くに必要な力を
 
私に与えてくれる光である」  参照
9.
「他者の性的嗜好(sexual preferences)
 
を裁いてはならない」  参照
10.
「あなた方は私がこの秘跡(Sacrament)を
 
神の全ての子供達に(宗教無差別的に)
 
与えないとでも思っているのか」  参照
11.
(以上のようなことを言うに拘らず)
 
「ニューエイジ・スピリチュアリズムの働きを
 
拒絶しなさい」  参照
何故、こんなものに騙される
早い話、それはこいつらの仲間です。
彼らは要するに、「手を替え品を替え」っていうやつです。騙そうとしている相手に応じて(ある場合にはカトリック教徒、ある場合には非クリスチャン)、少しずつ形を変えながら、しかし本質的には同じものを出しているに過ぎません。
今が「黙示録の時代」であることは確かなように思われます。
時が進むに従い、世界はますます沸き立つようになっていくのでしょう。
そして、それにつれてますます「偽預言者」も多くなるのかも知れません。
それら偽預言者達の言葉は、それなりに人の心に訴えるものを持っているのかも知れません。何故なら、偽預言者に伝達する悪魔は、近未来の世の中の推移について、少なくともその基本的なところについて、かなりの程度知っているだろうからです。何故なら、彼は Prince of the world だからです。
私達はいわゆる「迫真性」というやつに気をつけなければなりません。悪魔にとって、この世の近未来に関するそれらしき(迫真性のある)映像やインフォメーションを人間に与えることは、正に「造作もない」ことでしょうから。
お互い、踊らされないようにしたいものです。
了。
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