手短かな導入
The Warning Second Coming のメッセージが本物であることを言おうとして主張されるポイントは、およそ次の通りです。
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聖なる秘跡を受けることが勧められている。特に聖体拝領としばしばの告解を受けることが勧められている。
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それは祈ることを呼びかけている。特に神のいつくしみのチャプレットが強調されている。
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人々は、隣人愛、寛大、謙遜、その他について、心を砕くようにと強く求められている。
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その指はこの時代の罪深さに向けられている。特に堕胎の非道行為に。
先ず初めに言いますが、私は上に挙げられたような諸要求それ自体には喜んで賛成したいと思います。聖なる秘跡。その価値は評価され過ぎるということがありません。その中に神ご自身がおられるからです。祈り。私達は、キリストの内なる、またキリストと共なる私達の人生の中で、それなしには成功することも、如何なる実を結ぶこともできません。祈りとは、いわば、神の種(みことば)を抱きしめることを通して、私達の信仰を、実を育み続ける肥沃な土壌へと変化させるものです。隣人愛。それは二番目のものだけれども、私達の主キリストご自身から私達に下付された最も重要な掟、すなわち神への愛に次ぐものです。
さて、多くの人が言います、「これはサタンの業ではありません! これらのことは、善い、正しい行為です! それらのメッセージは本物に違いありません!」。
悲しいことに、私は応えなければなりません、「いいえ、それらのメッセージは偽です。
多くの善い、真実キリスト教的な要素が、誤謬と嘘でいっぱいの他の部分を信用の置けるものにする〔見せかける〕ために、『Warning』の『作者達』によって悪用されています」と。私達のキリスト教信仰の素晴らしい諸部分が、人々にそれらのメッセージは本当に神から来たのだと思わせるために、不当なかたちで入れ込まれています。
真理が偽りの隣りに置かれ、誤謬と異端説がイエズス・キリストの真の御教えとミックスされているのです。それらの嘘は、その作者によって、御父の署名入りで、御子の署名入りで、(一度などは)聖霊の署名入りで
[1] 、そしてしばしばマリアの、すなわち我らの主イエズス・キリストの御母の署名入りで、公表されています。
私はその「幻視者」のことをどんな悪意によっても責めたくはありません(私達が編集者チームを相手にしているのではないとして)。私は、その「幻視者」は本心から本物の預言を届けたいと、彼女の信心深い偽造保証書と共にではあれ、信仰の遺産を手渡したいと思っているのかも知れない、とも想像します。彼女は、善意で、多くの箇所に陰謀論を加えています。そして更に、彼女には思い違いと信仰的誤謬を作る傾向があります。彼女が本当にヴィジョンを見ているのだとすれば、エクソシストによる調査が必要かも知れません。そのためには地元の教会権威の許可が必要ですが。
そのように思うと同時に、私はまた思います、時のしるしは明らかに「平和な」未来とは反対のことを語っていると。しかし、何が起ころうとしているか、またいつ起ころうとしているかについては、神ご自身だけがご存知です。いずれにせよ、キリストは私達にこうおおせられました、「気をつけよ。あらかじめ私はこれらのことをあなたたちに言っておく」(マルコ 13:23)。このことは、時の終わりに関しては私達は先ず聖書を読まなければならない、疑わしい幻視者からの新しいメッセージではなく、ということを意味しています。キリストは既に前もって私達に全てを語り給うたのです!
私は読者達に祈りを求めています。読者自身のためと、その幻視者のために。誤りに陥っている人が真理を知るようになるように。
一般的な批判
その幻視者が匿名であることは──それには「彼女自身と彼女の家族を護るため」という理由付けがされていますが──既に『Warning』の真正性を疑わせるには十分なものです。聖書の全体を通じて、あなたは匿名で行動することが許された預言者というものを見つけることがないでしょう。主張されるところによれば、それらのメッセージは「聖職者筋(clerical channels)」によって監督されているとのことです。どの司教あるいは司祭がその警告に好意的なのかという質問には何の応答もありませんでした。メッセージのある箇所には「The Warning は司祭達のサポートを持たない」と書かれています。
自分に対する教会による検査を受け入れる謙遜は真の幻視者に必要とされる特質です。ピエトレルチーナのピオ神父は、ご出現と幻視者達について尋ねられた時、こう答えるのが常でした、「それは私の仕事ではありません。決定を下すのは教会当局です」。匿名性の保持によって、この幻視者は教会当局との対決を避けようとしているように思われます。既に述べたように、その幻視者を監督していると言われている聖職者の部門は知られていないままです。
その幻視者は「Maria Divine Mercy」として知られていたいようです。しかし、そうであっても、彼女が匿名であることに変わりはありません。