デジタルなものに触れる、といえば何を思い浮かべますか?
私が思い浮かべたのはPCですが、
一番身近にあるのはスマホです。
次にタブレット、その次はゲーム機、という方もいらっしゃるかもしれません。
PCは仕事や学業で使わなければ不要ですから、不慣れな方が増えているとか。
スマホやタブレットは操作がとても分かりやすくできていて、
やりたいことに「触れる」ことで直感的に動かすことができます。
仕事用のPCもそうであればいいのにね、なんて。
タッチパネル対応のPCもあるとはいえ、実際に、仕事で、画面を直にタッチして操作することって、実はあまりないのでは。
卓上で長時間作業する場合、90度に直立した画面をタッチし続けるのはちょっとした筋トレになってしまいますし、表示が細かすぎて指では対応しきれません。
そこで、ペンタブ。
ペンタブとは、パソコン画面などを操作するときに、専用の板とペンを使って操作する入力装置のことです。
ノートPCには多くの場合タッチパッドがついていますが、あれがペン付きで外に出てきた、ようなものです。
イラストを描く方にはお馴染みの道具なのですが、会計事務所にも、合うんです不思議と。
と、私が勝手に思っているだけなのですが、慣れるとマウスに戻れません。
まるで画面を「タッチ」しているような感覚で操作できるうえ、マウスより細かく・速く動くので、マルチモニターを行き来するような作業をしているとき、特に威力を発揮します。
設定もさほど必要なく、既存の環境で、マウスの代わりにUSBに繋ぐだけ。
メーカーにもよりますが、ペンに充電は不要です。
ペンには特殊なコイルが仕組まれているらしいのですが、とにかく軽い。
クリックの代わりに板とペン先をタッチさせるだけなので、指先と肩が疲れにくくなる。
ドラッグして選択、などの操作がやりやすい。
操作範囲がタブレットの範囲内だということが決まっているので、ポインタが迷子になりにくい。
慣れてくると、右端・左端の感覚が掴めてきて操作スピードが上がる。
もともと細かい操作ができるように作られているので、
会計ソフトの細かいメニューや、小さいチェックボックスへの操作がしやすい。
最近でいえば、電子化された書類にマーカーを入れたり、メモを入れる、線をなぞる、などの操作が楽になる。
こんなに使いやすいのに、あまり一般的でないのが解せない、くらい便利だと思っています。
液晶ペンタブレットは高額ですが、いわゆる板タブはお手頃価格です。
マウス代わりに導入するなら板タブで十分。というより、板タブの方が相性が良いと思います。
デメリットは、専用ペンが行方不明になりやすいこと。
軽いゆえについつい持ち運んでしまったり、他の普通のペンと一緒に片づけてしまったり。
近頃は収集する書類も、行政に提出する書類関連も、次々に電子化し始めました。
紙をめくる時間は短くなり、
画面を見つめる時間は長くなっています。
そうなると、夕方には眼がどうにも疲れます。
6と8と9が見分けられない。
0とOは昼間の時点で判別不能です。
紙のように目に優しく、お財布にも優しい画面が欲しくなってきました。