滋賀県道路・都市計画協会および河港・砂防協会合同定期総会



平成28年5月27日、ピアザ淡海において、滋賀県道路・都市計画協会と滋賀県河港・砂防協会の合同定期総会を開催した。

〇山仲野洲市長あいさつ
 それぞれの河川になるとまだまだ壮大な事業が控えております。単なる治水だけではなくて、地震災害含めまして、治山・治水・砂防これらが課題であります。滋賀県は治水利水に関しましては、昭和28年の水害が一つの契機になり、さまざまな事業が進められて今日にいたっております。それ以降、色々な災害がありましたが、対応はまだまだです。
 滋賀県の課題としましては、焦点になっていますのは、大戸川ダムの問題です。国におかれては、ダムが一番有効な策ということを改めて検証の結果出していただきました。滋賀県としては、ダムありきということで、流域の河川整備計画も平成25年3月の整備計画では、大戸川ダムが国で整備されるという前提で当該河川の整備計画ができております。ぜひ滋賀県におかれましてもダムを事業がすなおに進むような検討方針を出していただけますように切にお願いをするところであります。
 その他、丹生高時にしてもダムはなくなりましたが、課題はありますし、当初あったダムが止まっているところでも、多様な課題が残っております。そういった多様な課題を併せて、協会できちっと情報共有、課題共有しながら新に県市町民の安全を守るために頑張っていきたいと思います。本日は昨年度の事業の結果、決算、本年度の事業計画および予算をご審議賜りましてぜひ、実りある会議となりますことを、本日ご臨席いただいているご来賓の皆様に一層のご支援をお願いしまして開会のご挨拶といたします。(一部省略しています)

〇三日月知事あいさつ
 合同定期総会のご参集お疲れ様でございます。来賓と紹介をいただきましたが共に、行動する、共に滋賀県の将来や安全のために行動する一員として一言、御礼を込め、決意を込め、あいさつをさせていただきます。
(一部省略)
せっかくの機会ですので4点申し上げ、あいさつとさせていただきます。
まず1点目は、先ほど、甲賀市長、野洲市長の方からもご挨拶がありましたように、滋賀県人口減少局面に入りました、総体として。しかし一方で、南部地域を中心にしてまだまだ、インフラ整備がおいついていない色んな課題が顕在化している地域がございますので、その課題を解決するためのインフラ整備対策をしっかり構築していかなければならないと思っていますし、たとえ、人口減少地域にありましても、地方創生のために必要なインフラ整備をしっかりと行ってまいりたいと思います。
2点目、そうした中で、熊本震災に見られますように想定を超えた自然災害に対応していかなければいけないという課題もございます。国におかれましては、水防災意識再構築ビジョンというものを作られてソフトハード両面からの対策を強化されるということですので、滋賀の流域治水の取組をしっかりと進める形で国の流れもしっかりと作っていきたいと考えます。
3点目は、これまで整備していただいた社会資本の老朽化対策が課題となります。これもひと時にやるということでは財政的にも厳しいものがあるので、計画的に着実にしてまいりたい。もってライフサイクルコストを低減する取組をみなさんと一緒に進めていきたいと思います。
4つ目、実はこれが一番滋賀県にとって可能性であり課題だと思っていますが、琵琶湖の保全再生のための法律を通していただきました。国の方針もだされました。今後、滋賀県で計画を作り、しっかりと取組を進めていきたいと存じます。
同時に価値魅力を改めて再認識し、発進していく活用していく視点も大切だと考えます。周辺の自転車走行環境、並びに観光のための活用の方策、こういったものも皆様と一緒に進めていきたいと思います。利水面治水面、天上川も多くたいへん難しい面もございますが、しかしこれらの課題を克服しながら可能性を伸ばしていく取組をぜひ皆様と一緒に前向きに進めてまいりたいと思いますので、どうかこの総会を機会に県と市、協会との連携を密にしながら私どもに必要な対策を講じてまいりますことお誓い申し上げ、ご協力を賜りますことをお願い申し上げましてあいさつとさせていただきます。一緒にがんばりましょう。

佐藤議員(滋賀県議長代理)
 本日は関係の皆様ご参集のもとで平成28年度の滋賀県道路都市計画協会および河港砂防協会の合同定期総会このように盛大に開催されましたことを心よりお喜び申し上げたいと存じます。本来ですと県議会を代表しまして、野田議長がここへまいりまして祝辞を申し上げるところですが、他の公務のため、出席することがかないませんでした。祝辞をお預かりしてまいりましたので、私から代読をさせていただきたいと存じます。
「代読省略」

議事
平成27年度の事業報告・決算報告、平成28年度の事業計画案・予算案を原案どおり承認することを議決した。

治水・砂防事業等の促進について国に対する大会決議を採択した。

2016年05月27日