平地走行編(平地走行の極意と究極)
平地走行では以下の点に注意して走行しましょう
@巡航速度は最適か?
Aアクセルは一定か?
B速度は一定か?
C路面の凸凹が少ない道路を選んでいるか?
それでは、上記4つがなぜ燃費に良いのか極意を説明いたします。
@速度の選択はできるだけトップギアで走行可能な最低速度としましょう。(もちろん制限速度は守ってください)
理由は、「エンジン特性から燃費を知る」で解説していますようにエンジン回転は低いほど良いので、ギアはできるだけ上の
ギアを使い、走行速度も走行抵抗を抑えるためにできるだけ下げたほうが良いのです。
車にもよりますが、日本で低燃費を売りにしている車は40〜50km/hくらいのはずです。
理由は、燃費計測モードにより40km/hの頻度が多いのでこのへんでトップギアになるようにセッティングすると、
カタログ燃費がもっとも良くなるので優遇税制を受けやすいからです。
CVTの場合も燃費を売りにしている車なら40〜70km/hくらいで必要十分で効率の良い排気量を選択しているはずです。
MT車なら入れられる最低速度からトップギアに入れるのが良いはずです。
実験したことはないですが、6速車なら6速1000回転くらいの速度がいいんじゃないかと思います。
(もちろんそんなことをすれば6速車の切れのある加速フィーリングを楽しむことはできませんが・・・・)
プリウスのような電動モードを備えているハイブリッドなら0〜40km/hくらいまでを電動で走行すれば、
燃費計測モードは良いかもしれませんが実際は発電中とかは悪化方向でしょうから、私なら前条件の60km/hで充電して
燃費計測に入ったら最初の0〜40km/hはEVで放電走行し、最後の0〜70km/h山だけエンジンで走るようにすると思う
ので、60km/h以内で走行するのが良いかもしれません。(車種別の燃費記録の結果より)
Aアクセルを小刻みに踏み込んでも車速は上がりません。(つまり一瞬踏んだだけでは運動エネルギーに変わってないのです)
技術的にはもっと複雑なのですが、簡単な例で言うとこんな感じです
一瞬だけだとアクセルを踏み込めば踏んだだけ燃料は使いますが、車の車速(運動エネルギー)は増えないので、
ロスしてるのと同じなのです。
B速度を決めたら一定に保ちましょう。これは@の状態を維持すると言う意味です。
実際には緩やかな登りや下りがあったりするので、もっと複雑なのですが、それは登り編、下り編で解説します。
C路面の凸凹は走行抵抗が増加する原因となります。走行抵抗が少なそうな滑らかな路面を走行するようにしましょう。
感覚的にはタイヤの音に注意しながら、タイヤ音の少ないできるだけみんなが走行して滑らかになっているところを
選びましょう。
そして究極のコントロールとは?
どうしても路面には白線や落下物、小石、橋のつなぎ目やマンホールの蓋など、避けようのない凸凹が存在します。
凸凹を踏むとどうしても加速度や減速度となって車に伝わります。
これは、運転者にも伝わって、アクセルを踏む足にも加速度や減速度が加わることによりアクセルを意図せず踏み込んだり
もどしたりをしてしまいます。(MT車に乗ったことのある人は経験あると思いますが、低速ギアで比較的高回転で、速度を
コントロールしようとするとギクシャクしてしまうのもこれが原因)
これはF1ドライバーだろうが普通のおばちゃんだろうが、体重(正確には足の質量)により等しくかかってきます。
ある程度は、軽い靴を履いたり裸足で操作する(急ブレーキ時に踏み込みきれなくなるのでお勧めしません)などで
軽減できますが大部分の質量(足の質量)は残るのでどうしてもアクセルに振動が入力されてしまいます。
これはAでも紹介したように車速(運動エネルギー)にならないのでロスするだけなのです。
つまり人間の力ではどうにもならないコントロールを凸凹道では要求されるのです。
このコントロールができるようになれば究極の平地走行となるでしょうね!
筆者にはこれを解決する手法が頭にはありますが、ここはノウハウと言うことでご勘弁ください。
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