松の陰の里山 本文へジャンプ
里山整備の経過

平成16年6月  馬道の里山(約2万平メートル)の西の区域から整備を始める   
 平成18年  ツツミ谷の山の整備に取り掛かる  
 平成18年12月  馬道の里山をほぼ全域一回目の整備を終える(引き続き整備、管理は継続中)  
 平成20年10月  整備後過去最高の松茸を収穫・新しいシロも何箇所か確認(整備の効果が現れだした)  
 平成21年12月  新たな山の整備に向け現地調査  
 平成22年10月  松茸2年ぶりの豊作
新しい箇所からの松茸の発生が増え、胞子の拡散も過去最高数行えた。
 
 平成23年  石窯でのパン焼きが増え、薪の生産を重視しました。  
 平成24年  降水量の少なさから、マツタケ、キノコが過去最悪の大凶作となってしまいました。  




最初里山を訪れた時は暗く倒木と潅木に遮られた空間でした。
倒木を除去し、腐植を手作業で運び出し、寒い日も炎天下でも頑張った結果、少しずつ山はきれいになり、風通しよく視界の開けた山になりました。
少なくなっていた野鳥や植物の種類も増え続け放棄された山から使う山に変貌し、かつての里山の風景が甦りつつあります。

里山整備の効果として、激害でかつての半分以下に減ってしまっていた松枯れが少しずつへり、減少一方だった松茸も整備の甲斐あって年々増えたり、シロ(松茸の菌のある場所)の無かった場所から松茸が発生するなど整備の効果は目に見えて現れました。
 しかし問題が・・・
整備の際間伐したコナラなどの広葉樹の有効活用のひとつとして、シイタケなどの栽培を行ったのですが、シイタケを小屋で囲わないとサルに食害を受けて大きなダメージを受けました。
またせっかく増え始めた松茸は松茸泥棒やサルに盗られてしまったり、苗を育て山に植林した木々の苗はシカに食害を受けてしまうなど決して苦労が報われるばかりではなく、強い意志がなければ継続できないことも現実としてあります。 
      ビジネスの展望
 里山整備からビジネスを生むのが本来の目的ですが、いろいろな障害があってなかなかうまく進ませてもらえないのが事実です。
それでもビジネス化にむけてあらゆることに挑戦し続けています。
新エネルギー産出の場所としての里山・森林の有効活用も実用化に向けて尽力しています。