入札・契約・予算や採算性の検証等、建築工事の様々なシーンで求められる建築コスト。
その建築コストを見積る為の一連の業務を総じて「建築積算」といいます。
「鉄骨積算」もその建築積算の一種で、建物の骨組みを構成する鉄骨工事に関する見積り出しを行うことです。
ところで、"建築コスト"つまりは"建物にかかる費用"とは、いったいどの様にして導き出されるのでしょうか?
建築物は、その大小に関わらず、表面に見えるものから人目につかないものまで、様々な材料が無数に合わさって構成されています。
その材料の性質毎に、次のような細かな工種に分類されます。
(仮設/土木/地業/鉄筋/コンクリート/型枠/鉄骨/防水/石/タイル/木工/金属/左官/建具/内装/外装/樹木/舗装等)
このような各工種の工事費の見積りは、大まかに次のような工程を経て、それぞれ算出されています。
@.各工種ごとに対象となる材料や施工作業等の「各要素」とその「量」を設計図書から緻密に抽出。
A.抽出した各要素を個別に集計し、各々の要素の総量を算出。
B.各要素の総量に所定の単価を掛合わせ、積み上がった金額をその工種の工事費と定める。
この様な工程を経て、建築コストを算出する一連の業務を「建築積算」といい、
前述した数ある工種の中の鉄骨工事に限った見積出しこそが、私共の業務でもある「鉄骨積算」です。