【答245】 「小江戸」川越は気配りの町       →(B)

 東京への通勤圏で、ベッドタウンとしての性格を色濃く持ちながら、一方で土蔵造りの家が軒を連ねる川越。
 江戸とは川越街道新河岸川の水運で結ばれていて、近隣の物資の集散地、商業の中心地としてにぎわってきた町だ。
 小江戸と呼ばれる所以は街並み保存に商店街が協力し、一番街と呼ばれる通りでは現代風のネオンや看板を掲げるのをやめ、新しく店を構えるにしても蔵造りを模して景観に合わせるなどの工夫をしている。また、今も残る「時の鐘」を象徴にするなど、観光客集めにもさまざまな心くばりがなされている。