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■ はじめに
イスクラ冠元顆粒は、取扱店(主に漢方店)でだれでも購入することができる漢方薬です。ただし、ご自身に合っているかどうかや、より効果的な使い方を知ることができるので、できれば店頭でしっかり相談し説明を受けることをお勧めしています。
今回は漢方薬というものはよくわからないけど、実際に購入する前に、イスクラ冠元顆粒の内容を知りたいという人向けに解説していきたいと思います。
■ 効能を読み解く
ここではイスクラ冠元顆粒の添付文書をもとに、その効能からご自身の体や症状に合っているのかどうかの目安と、一般的にありがちな誤解についてお話します。
添付文書の効能全文
以下抜粋
「中年以降または高血圧傾向にあるものの次の諸症:」
→ @ 中年以降とは、諸説ありますが40歳以降との認識が多いようです。因みに、用法・容量にも記載がある通り、成人(15歳以上)で症状が合致すると思われる人は服用しても差し支えありません。
→ A 高血圧傾向にあるものとは、基本的には一般人の判断となります。主に普段ご自宅で血圧を測られて高血圧であると認識している方が対象です。また、病院で高血圧症と診断されて降圧剤を服用されている方も対象です。高血圧傾向というものは、高血圧症とは違い、医師の診断の有無は原則関係ありません。
→ 「または」について、これは日本語の問題なのですが、一部では中年でかつ高血圧と誤解され、自分は適応ではないと判断されている方がいるので注意が必要です。よって、2パターンを解説。適応症状に当てはまれば、
A、 高血圧関係なく中年以降で服用OK。
B、 高血圧傾向との認識があれば、成人(15歳以上)で服用OK。
「頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸」
→ 一般の方は、年齢と血圧の傾向をご確認後、上記のいずれかの症状があれば服用できます。
注意点としては、上記の症状すべてが当てはまる必要はありません。1つでも当てはまれば適応となります。
なぜか漢方薬となると、適応症状のすべてを服用の条件と勘違いされる方が結構いらっしゃいますがそれは間違いです。
■ 用法・用量の解説
添付文書の用法・用量全文
ポイントは
年齢制限 → 成人(15歳以上)に限る
用法指定 → 食間又は空腹時に服用
用量指定 → 1回1包 1日3回
さて、添付文書内の注意には「定められた用法・用量を厳守してください」とありますが、医薬品と名の付くものは例外なく記載されている文言であります。
しかし、これは一般用医薬品でもあるので、他のOTC医薬品と同じく飲み忘れることもあれば、意図的に1日1回か2回しか飲まないという人がいるのも事実です。ただ、漢方薬は対症療法的な作用に加えて、体質改善としての根本的な作用を持っているため、もし用法・用量を調節したいのであれば専門店に問い合わせることをおすすします。
■ 効能・効果に記載されない漢方特有の適応について
書物やネット等で漢方や漢方薬の本質を知ることは一般人には難しいと私は考えています。その上、インターネットで実際の漢方薬をもとに漢方の考え方を解説することには一定の制限が設けられています。それが薬機法です。日本の医薬品については医薬品添付文書の範囲を超えて、作用や効能を広告、記述、流布することは誇大広告にあたり規制の対象となります。
やはり、漢方薬のことを詳しく知るにはどうしても漢方薬を取り扱う専門店で聞くのが一番ということになります。納得がいかなければ数軒お店を回る必要もあるかもしれません。
さらに、どうしてこのようなことを言うのかといいますと、さんざん効能・効果について解説してきましたが、漢方薬の使い方の本質は、添付文書の効能の先にあります。知れば、納得のいただける方もいるでしょう。皆さんには、漢方薬の本質に触れてご自身に合う漢方薬を見つけていただくため、ぜひお近くの漢方専門店を活用されることをお勧めします。
※ 成分・分量にかかわる処方解説については割愛します。
※ イスクラ冠元顆粒の主薬である「丹参(タンジン)」については、コラム「丹参という生薬」を参照してください。
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