インプラント治療にかかる費用
- インプラント治療は健康保険が適用されませんので、CT検査やインプラント体、上部構造の補綴物などインプラント治療にかかる費用はすべて自由診療(保険外診療)となります。ただし、 医療費控除 は受けられますので、確定申告をすれば費用の一部は還付金として戻ってきます。
- 実際の費用については、症状や治療内容、また歯科医院によって異なりますので一概には言えませんが、一本あたり約20~60万円前後が相場です。
費用が極端に安い場合はご注意を
- インプラント治療を成功させるには、顎の骨の状況や噛みあわせのほか、全身の健康状態や口腔状態を総合的に判断し、治療内容を決定する必要があります。
- インプラントの治療費用には歯科医院によって差がありますが、極端に安い場合は特に注意が必要です。
- たとえば、顎の骨の量が不足している場合には造骨手術や歯茎の形態修正などといった追加手術が必要になります。しかし、それらを行わずに安易に短いインプラントを植えたとしても、当然のことながら長持ちせず、失敗する可能性が高くなります。
- また、インプラント本体の種類や、かぶせ物の質、治療後の保証制度、歯科医師やスタッフの技術レベルや経験も歯科医院によって異なります。
- 十分に満足し、納得した治療を受けるためにも、料金だけで歯科医院を選ぶのではなく、本当に信頼できる歯科医院を見つけてください。
インプラント治療費用の内訳
治療費内訳 |
1.治療方法や内容(手術方法や上部構造の素材)
2.インプラント体の埋入本数
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インプラント治療の費用対効果
- インプラントは保険が適用されず、高いと感じるかも知れませんが、インプラントは「第3の歯」、「第2の永久歯」と呼ばれるように半永久的に使用でき、入れ歯やブリッジなど従来の治療法と比較して噛み心地の良さや審美性をはじめとして、メンテナンスや他の健康な歯への影響などを考えても優れた点が多く、長い目で見れば決して高いとは言えません。
- 医療費控除の対象にもなり、確定申告をすれば還付金が受けられます。
- また、歯科医院によっては保証制度を設けている場合もあり、治療後に不具合が生じた場合など、保証内で治療を受けられる場合もありますので、事前に確認されると良いでしょう。
- インプラントにすることで、咀嚼力がアップして食事を楽しめるようになることはもちろん、脚力が付いて(咀嚼力と脚力は比例すると言われています)全身の力もアップしたり、口元が引き締まって周囲の皺が取れ小顔効果もあるなど嬉しい効果も多くあります。
医療費控除について
- 自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合、一定の金額の所得控除を受けることができます。これを「医療費控除」と言います。
- 歯科治療では、保険の利かない自費診療も著しく特殊なもの以外は対象になりますので、インプラント治療の場合もこの医療費控除が受けられます。
- ただし、分割払いやデンタルローンの金利手数料は対象外です。
医療費控除の詳細についてはこちら
医療費控除の対象となる歯科治療についてはこちら
対象 |
納税者が自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために支払った医療費であること
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期間 |
その年の1月1日から12月31日までに支払った医療費であること
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控除対象金額 |
実際に支払った医療費 - 保険金などで補てんされる金額 - 10万円
(最高200万円)
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手続方法 |
医療費控除に関する事項を記載した確定申告書を所轄税務署長に提出
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