歯を失った際の治療法として、従来行われてきた「ブリッジ」と「入れ歯」、そして最新の治療法である「インプラント」を比較します。
- 従来の治療法として、失った歯が1～2本の場合は、隣り合った健康な歯を支えとする「ブリッジ」や「差し歯」、すべての歯を失った場合には、歯ぐきに吸着させるタイプの「総入れ歯」を作るのが一般的な治療法として普及しています。しかし、ブリッジや入れ歯には問題が多く、患者様にとっては大きな負担となることも多々あります。インプラントはこうした問題を解決する新しい治療法として開発されました。それぞれの治療法のメリット、デメリット、そして費用面での違いをご説明します。
インプラント
メリット |
天然歯と同様の咀嚼力（天然歯の約80％）を回復し、硬いものも噛むことができる
天然歯のように顎の骨に固定されるので、違和感なく噛むことができる
見た目が天然歯に近い
周囲の歯を犠牲（削る）にする必要がない
他の修復物より長期的に使用できる
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デメリット |
インプラントを顎の骨に埋め込む手術が必要となる
治療期間が他の修復物より長い
骨量や質によって治療の適応が限られる場合がある
糖尿病や高血圧症等の疾患があると治療ができない場合がある
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費用 |
保険適用外（自由診療）のため費用がかかる
手術の難易度や、インプラントを埋め込む本数により費用が異なる
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入れ歯
メリット |
健全な歯を削らず（バネ使用の場合有）、大きな欠損に有効
短期間で機能回復が期待でき、自分で取り外せるため手軽である
保険が適用となる（材料による）
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デメリット |
年月とともに作り変えや調整が必要で
長期間安定した咬合を維持できない
取り外して手入れをする必要がある
装着時に違和感や発音障害などの問題が生じる
入れ歯を支える骨や歯を損失する危険性がある
噛む力は天然歯の状態に比べて、約30～40％にまで落ちる
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費用 |
保険適用材料を使用する場合は、保険点数内となる
材料によって保険適用外のものを使用する場合は、保険適用外（自由診療）となるため高額となる場合がある
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ブリッジ
メリット |
美しく自然な外観を回復できる
固定式なので装着しても違和感があまりない
自然な咬み合わせと十分な咀嚼能力を回復
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デメリット |
土台となる両隣の健全な歯を削る必要がある
土台となる歯に過度の負担が生じるため、将来その歯を失う可能性がある
清掃しにくく不衛生になりやすい
空気がもれて発音が困難になることがある
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費用 |
保険適用材料を使用する場合は、保険点数内となる
材料によって保険適用外のものを使用する場合は、保険適用外（自由診療）となるため高額となる場合がある
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