幻視者
アデライデ・ロンカーリ
(Adelaide Roncalli)
(1937-2014)
御出現があった当時、彼女は7歳でした。
彼女は、私たちと同世代ではなくても、まあ、同時代人とは言えるのではないでしょうか。ごく最近、2014年8月に亡くなったのですから。77歳でした。(2014年4月の彼女)
御出現があったのは常に5月の午後6時以降でした。上の写真が暗いのはそのせいでしょうか、それとも当時の写真技術のせいでしょうか。御出現地付近の5月の日没時刻は20時過ぎのようですが。
この聖母の呼ばれ方
通常「ギアイエ・ディ・ボナーテの聖母」と呼ばれるようです。
時には「ギアイエ・ディ・ボナーテ・ソープラの聖母」とも。
短く言う場合は「ギアイエの聖母」か「ボナーテの聖母」と云ったところ。しかしイタリアでは圧倒的に「ギアイエの聖母」と言い、「ボナーテの聖母」とはほとんど言わないようです。しかし私は、これまで読んで来たモンティキアーリに関する資料が「ボナーテ」とのみ言い、「ギアイエ」という言葉は出していなかったので(前回参照)、「ボナーテの聖母」と呼びたくなってしまいます。
ファチマ |
1917年 |
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ボナーテ |
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モンティキアーリ |
1946年~1947年 |
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フォンタネッレ |
1966年 |
アデライデは1937年4月23日生まれということだから、「7歳」とは言っても「7歳になったばかり」でした。
ボナーテの直後にモンティキアーリが来ることに注意。
聖母はモンティキアーリでボナーテを非難なさいました。前回参照
情報源
前回「ボナーテの諸事実を調べることにおいて当代随一であるだろうイタリアのサイト」と紹介したものをもう少し詳しく紹介しておきたいと思います。
このサイトの筆者は、表立っては(「Profile」や「about us」のような形では)自分が誰であるか書いていませんが、ボナーテについての本を二冊(一冊 + 二分冊)出しているアルベルト・ロンバルドーニ(Alberto Lombardoni)という人で間違いありません。
何故なら、このサイトの「資料」のページに「01/07/2019 È appena uscito il mio nuovo libro(私の新しい本が出版されました)」という文字があり、また「記事とニュース」のページにも、やはり同じ意味の「01/07/2019 È uscito il mio nuovo libro」という文字があり、それらの文字はロンバルドーニ氏の新刊書の表紙の画像にリンクされているからです。
また、ロンバルドーニ氏は facebook を持っていますが、そこで次のように書いているからです。
Il MIO SITO
In molte lingue, dedicato alla storia dei Fatti di Ghiaie di Bonate del 1944.
www.madonnadelleghiaie.it
私のサイト
多くの言語で、1944年のギアイエ・ディ・ボナーテの諸事実の歴史に捧げられています。
www.madonnadelleghiaie.it
だから、そのサイトがロンバルドーニ氏のものであることは確実です。(共同運営者が居るかも知れないとしても。)
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注)読者の中にイタリア語を読める人は少ない筈。それで、以降、イタリア語の記事にリンクする時、しばしば(常にではなく)、元記事にではなく機械翻訳にリンクすることにします。
(もちろん、機械翻訳は間違った訳をすることがありますが。)
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この御出現の様子を感覚的に知るために、ロンバルドーニ氏の「フォトギャラリー」をお勧めします。
特に、幻視のさなかであるだろうアデライデの写真は、
210、212、214、216、218、220 。
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彼のサイトの右側を見るならば、「多くの言語で捧げられています」という彼の言葉通りに、記事が多言語で用意されていることが分かります。(中国語、韓国語、日本語では、ただ一葉のカードがアップされているだけだけれど。)
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ロンバルドーニ氏の肩書は「歴史家(storico)」となっていることが多いようです。「教授(Prof.)」という称号もよく目にします。
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ここ数年、イタリアのカトリック界の一部で、ボナーテの聖母のための運動が盛り上がっているようです。カトリック系の TV2000 という放送局がボナーテを何度も取り上げています。或る回にはロンバルドーニ氏がゲスト出演しています。
嘆願(petizione)運動自体は2003年頃からあったようです。しかし、ここ数年ボナーテに注目が集まっているのは、2014年のアデライデさんの帰天がキッカケだったのかも知れません。
他のサイト
イタリアには、ロンバルドーニ氏のサイト以外にも、ボナーテの聖母のための力強いサイトが幾つかあります。
• Regina della famiglia
• Ghiaie44
• Ali spezzate
• La luce di Ghiaie
英語圏では「ボナーテ」はほとんど知られていないようで、それについて少し詳しく書いている英語記事は、今のところ次の二つぐらいのようです。
• Divine Mysteries and Miracles
• MaryPages
しかし、これらの記事の英文は、ロンバルドーニ氏のサイトの英語版のものと同じだったりします。
フランス。以前、フランスはサン・ダミアーノについて無関心でないことを見ましたが、「ボナーテ」についても無関心ではないようで、かなりの数の記事がヒットします。
ボナーテ
イタリア語サイト
PDF「家族の元后 60年後に振り返るギアイエでの御出現の物語」by Severino Bortolan 神父
PDF「ギアイエのメッセージに見る家族と人間の生活」by Severino Bortolan 神父
PDF「アデライデ その希望と許し」by Giuseppe Arnaboldi Riva
モンティキアーリとフォンタネッレ
資料
「27. 諸教会に潜入し、啓示された宗教を『社会的』な宗教と入れ替えよ」 - 共産主義の目標
「罪の概念は中世の哲学が聖書の内容を悲観的に解釈したものである、という考えを徐々に刷り込むことによって」 - フリーメイソンの雑誌