「LGBT カトリック・ジャパン」 のウェブサイトにそこはかとなく漂う
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先行記事 「LGBT カトリック・ジャパン」の出現
さて、後回しにしておいた LGBT CJ 批判をそろそろ始める。確かに「愛」は大事。しかし「批判」も必要。もし誰かが「神の教え」を曲げているならば。しかも不特定多数の人が見ているインターネット上で公然と曲げているならば。しかもそのような人に協力する司祭や教区さえあるならば。
私にとって「LGBT CJ の概要」と云えば、まずその二人の共同代表のことである。で、彼らの個人的なところをあまりほじくりたくはないが、その領域に全く触れないわけにもいかない。
何故ならば、彼らが素朴なカトリック信者というよりも「思想」に多く足を踏み入れる人であった場合、そして、その彼らの思想が「カトリック」の枠には収まらず、それを越えたものであった場合、私たちはそのことを知っておいた方がいいだろうからである。
例えば、さっそくここで一つ紹介すれば、彼らは2016年5月8日、Tokyo Rainbow Pride に参加したらしいのだが、それを報告する彼らの記事には、「ルカ小笠原晋也」の署名のもと、「くたばれ,家父長制 ! 」の文字がある。
参照(記事の一番下)
「くたばれ,家父長制 ! 」? 私は、神が人間に指定し給うた家族の形態は基本的に「家父長制」だと思う。何故それが「くたばら」なければならないのか分からない(彼もあまり説明していないようだ)。彼の頭の中で「家父長制≒男尊女卑」ということにでもなっているのだろうか。
そしてまた(話を元に戻すと)、読者は「その二人の共同代表は、少なくともそのどちらかは、自身、同性愛者(或いは LGBT)である人ではないか」と何となく思っているかも知れない。しかし、そう思って読むのと、「実は二人の共同代表は異性愛者である」と知って読むのとでは、何かが違って来るであろう。
だから、私は或る程度、彼らの「個人」の部分にも光を当てることに必要を認めるのである。
彼らは複数のサイトを持っている。
・blogspot
・lgbtcj.org
・Facebook
・Twitter
私が多く見たのは彼らの blogspot である。以下も多くはそれを扱う。
LGBT CJ は二人の信徒(平信徒)が設立したものである。
このお二人についてもう少し特定させてもらおう。
LGBT CJ の blogspot で小笠原氏の御顔貌を確認させてもらおう。
・晴佐久昌英神父と共に(掲載ページ)
・中村吉基牧師と共に(掲載ページ)
以上の二枚で十分だろう。
(ちなみに、中村牧師は「ゲイの牧師」だそうである。参照)
小笠原氏のプロフィールに追加すべきことがある。
それは、彼は「精神分析学者」だということである。
なんでも、精神分析学の “ラカン派” というやつの。
彼は個人的なサイトを複数持っている。
・東京ラカン塾(blogspot)
・東京ラカン塾(lacantokyo.org)
・Facebook
・Twitter
・LinkedIn
・YouTube
以上のサイトには彼の顔写真がある(彼は別に隠していない)。
これであなたは、LGBT CJ の「小笠原晋也」と東京ラカン塾の「小笠原晋也」は同一人物だと分かっただろう。
この御方に於いては、ネットを通じての発信活動は僅かである。
私は彼の Facebook を見つけただけである。
・宮野 亨 | Facebook
彼は「書く」ことにあまり盛んでないようだ。
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LGBT CJ の blogspot の中に、写真をもう一枚見よう。
・小笠原晋也氏、平良愛香牧師、宮野亨氏(掲載ページ)
平良愛香牧師に関しては、私は以前、カトリック相模原教会のことで書いたのだった(参照)。彼もまた「ゲイの牧師」である。
私は、LGBT CJ の全てのサイトの “主筆” は小笠原氏だと思う。彼は学者で、多筆である。
2016年7月3日日曜日 (…) 現在 LGBT カトリック・ジャパンの代表をしているルカ小笠原晋也とペトロ宮野亨は,自身は LGBT+ ではなく,いわゆる ally です. |
2016年8月29日月曜日 (…) ただし,世話役として,LGBT カトリック・ジャパン共同代表,小笠原晋也と宮野亨,ならびに両人の配偶者など,幾人かの ally がお手伝いのために参加します. |
「ally(アライ)」という言葉は、その方面では「当事者ではないサポーター、よき理解者」を意味するらしい。
先行記事で見たように、彼らは「LGBT 賛美」「同性愛OK。同性婚OK。性転換手術OK」という主張をしている人たちである。その彼らがミサで侍者をしているのである。
「罪の概念は中世の哲学が聖書の内容を悲観的に解釈したものである、という考えを徐々に刷り込むことによって」