「教皇様はフリーメイソンだ」などという事を言いたいのではない。言いたいのはただ「フリーメイソンは相変らず教皇様に自分達の作品を身に着けさせたいのか?」という事。
フランシスコ教皇様は2013年3月19日の着座ミサで教皇の権威を象徴する「漁師の指輪(fisherman's ring)」を受け取られたが、それはどうやら "フリーメイソン製" のようである。
2013-03-19 17:26:59
教皇フランシスコの着座式「ローマ司教の権力とは奉仕」「自然や人間を守り、キリストを生活の中で守る」
カトリック教会の典礼暦で聖ヨゼフの大祝日を祝った19日、教皇フランシスコの教皇職開始を記念するミサがとり行われた。
教皇の着座式を共に祝おうと、バチカンの聖ペトロ広場をはじめその一帯には、およそ20万人の信者が朝早くから続々と訪れた。(…)
この後、2人の助祭が、この礼拝所の壁がんから、「パリウム」と「漁夫の指輪」、そして福音書を取り出した。(…)
大聖堂前の座についた教皇は、プロトディアコノのトーラン枢機卿からパリウムを、続いて枢機卿団主席ソダノ枢機卿から漁夫の指輪を受け取られた。(…)
(…)漁夫の指輪は、イエスが漁師ペトロに言った「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」という(マタイ4、19)という言葉を思い起こさせるもの。教皇フランシスコが選んだ指輪は、イタリア人彫刻家がかつてパウロ6世のために作った指輪と同じデザインであるが、パウロ6世はこの指輪を使用していない。指輪の表面には鍵を持った聖ペトロ像が描かれている。(…)
2013-03-19 09:06:51
教皇フランシスコの漁師の指輪
教皇フランシスコが火曜日のサン・ピエトロ大聖堂での就任ミサで受け取った漁師の指輪は、鍵を持った使徒ペトロを表わしており、普遍教会の上の教皇の権威を象徴している。バチカンのスポークスマン、フェデリコ・ロンバルディ神父(イエズス会)は、その指輪はエンリコ・マンフリーニによって教皇パウロ六世のためにデザインされたが、今まで鋳造されたことはなく、第二バチカン公会議記念の指輪を好んで着用した教皇パウロ六世によって着用されたことはない、と語った。
マンフリーニは教皇パウロ六世のための多くのメダルと他の作品を作った。教皇フランシスコの指輪のためのワックス原型は、教皇パウロ六世の秘書だったパスクァーレ・マッキ大司教によって保管されていた。マッキ大司教(物故者)は彼の長年の助手であった Ettore Malnati 神父にその原型と他の物を託した、とロンバルディ神父は説明する。
そのワックス原型を用いて、Malnati 神父は、教皇儀典室儀典長と司教省名誉長官ジョヴァンニ・バッティスタ・レ枢機卿が他の幾つかの指輪と共に教皇フランシスコに提案していた一つの指輪を、金メッキされた銀で作っておいた。教皇フランシスコはそれを選んだ。
パスクァーレ・マッキ大司教については以前見たのだった。
参照: サタンの煙: パスクァーレ・マッキ大司教
そして、この指輪をデザインした「イタリア人彫刻家」「エンリコ・マンフリーニ」というのが、マッキ大司教が載っていたのと同じリストに載っていると云うのである。
http://callmejorgebergoglio.blogspot.com/2014/02/jorges-papal-ring.html
Enrico Manfrini
(1917-2004)
(…)しかし、エンリコ・マンフリーニは、教皇達のための有名な彫刻家であるというほかに、どのような人物であるか。1976年7月の Bulletin de l'Occident Chrétien Nr.12(Directeur Pierre Fautrad a Fye - 72490 Bourg Le Roi.)の中で、それと知られた教会内フリーメイソン達のリストが公表された。
それぞれの人物の名前に続いて、もし知られているならば、その人物の地位が記されている。もし知られているならば、その人物のフリーメイソンへの加入時日、またそのコードナンバーやコードネームも記されている。
(…)
Manfrini, Enrico. Lay Consultor of Pontifical Commission of Sacred Art. 2-21-68; # 968-c. "MANE."
マンフリーニはまた、イタリアの芸術家、フランチェスコ・メッシーナ(Francesco Messina)の一番弟子でもあった。参照
メッシーナは世界的に有名な芸術家で、レーニン賞の受賞者である。参照 (…)
上はエンリコ・マンフリーニによってデザインされたパウロ六世の「教皇の指輪」のワックス原型。
ホルヘ・ベルゴリオ〔フランシスコ教皇様〕は、自身の教皇着座式の時、銀で鋳造され、金でメッキされた、この指輪を受け取った。
エンリコ・マンフリーニを含む、それと知られた教会内のフリーメイソン達のリストは、これまで何度も発表されている。