福 岡 | |
博多万能葱 九条細系の若芽。昭和51年に京浜、京阪神へ出荷が始まるが、関東地区との食文化の違いに苦戦した。昭和53年に「博多万能ねぎ」の名で売り出し、試食宣伝会を市場や100店舗以上のスーパーで実施。鮮度を保つために発砲ケースにし、トラック輸送から空輸に切り替え、53年5月11日午前9時に10ケースの万能ねぎが東京へ「空飛ぶ野菜」として初めて出荷された。 |
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あまおう 公募により、あかい・まるい・おおきい・うまいの頭文字をとって名付けられた。2003年に6年間の研究をへて販売開始された自信作。一粒50gになる物もあり、重さでで傷がつくのを避けるために、栽培面の土に”すのこ”状の物を敷いている。県内限定で種を守っており、現在他県では生産できない。県内21農協26地区で生産されている。 |
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佐 賀 | |
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アスパラガス グリーンとホワイトの2種類。グリーンは出荷量と出荷期間の長さが全国トップクラスで、各地で栽培されており平均10アール当たりの収穫量で日本一と、その生産技術が高い。全国第4位の出荷量だが、ハウス栽培による長期出荷に取り組み、1〜4月の春芽、5〜10月の夏芽と約10ヶ月にわたる連続出荷を可能にし、1月〜10月の長期間出荷されている。 |
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さがほのか 生まれも育ちも生粋の佐賀県産。「大錦」と「とよのか」を親として、平成10年に商品化された。大粒で揃いもよく、糖度が高く上品な甘さがある。品種を独占することなく県外許諾をおこなっており、九州各県をはじめ全国に生産地が広がっている。また、大きくて甘く日持ちの良い「さちのか」や、果実の豊かな香りが特徴の「とよのか」も生産されている。2007年は「リカちゃん」をキャラクターにした。 |
長 崎 | |
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茂木ビワ 日本一の生産量で、国内生産量の約40%を占める。栽培の歴史は古く、1840年頃には栽培されていた。5〜6月に旬がある露地栽培を主流として産出されて来たが、ビワの特性上とても期間が短いため、近年ではハウス栽培も盛んになってきた。収穫後2〜3日経つと糖度が上がる果実であることがあまり知られていない。 |
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ジャガイモ ジャガイモの名は“インドネシア・ジャカトラ(ジャカルタ)のイモ”から変化し、原産地の南米大陸から新大陸発見によってヨーロッパにもたらされ、その後慶長年間、オランダ船によってジャカトラ経由で平戸のオランダ商館に持ち込まれた。年に2回収穫が出来る高度な栽培法を用い、500年をかけて長崎で品種改良が行われ、現在では西日本で栽培されている品種の大部分が長崎生まれ。 |
熊 本 | |
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なす 通常のナスより長く60〜70cmになる「大長なす」、薄紫の「ひごむらさき」、自家採取されている「熊本赤なす」等がある。ハウス栽培から露地栽培まで一年間を通して出荷が出来る。生産量は33,600t程を生産している。大長ナスは、焼鳥の焼き台を使い一本丸ごと焼きナスにして提供される処もある。ひごむらさきは、県農業研究センターが育成し、県として力を入れて生産、販売している。 |
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西瓜 ハウス栽培から露地栽培まで出荷期間が非常に長く、出荷量も25年間全国一位。一番多い量を出荷している植木町だけでも19,200t、産出額37億円程ある。鹿本町ではアールスメロンのように立体栽培し、糖度や形状を良くしたスイカを、「かわいいボンボン」という名前でブランド化している。 |
大 分 | |
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かぼす 国内生産量の98%が大分産。江戸時代に宗源という医師が京都から持ち帰った苗木を植えたのがはじまりとされている。県内では庶民的で大量に消費されるが、県外では流通量が少ないため、高級品。ヘスペリジンを多く含んでいることから善玉コレステロールを増やし、血栓溶解につながると見られている。写真はキャラクター「全国都市緑化フェア」のになった「カボタン」 |
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干し椎茸 国内生産量の32%を占め、品評会55回のうち41回の団体優勝を獲得。大分県椎茸農業協同組合の組合員数は約4000名で、取り扱う乾しいたけはすべて原木栽培の物を使用している。冬(どんこ)、香信さらに両者の中間的存在の香(こうこ)の区別がある。かさの表面に亀裂の様な模様がひろがっているものは花冬(はなどんこ)と呼ばれ、特に価格面でもトップである。 |
宮 崎 | |
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完熟マンゴー(太陽のタマゴ) 品種は「アーウィン」。枝の下にネットを張り、落下するまで完熟させる。これで美味しくない訳がない!平成18年に、東国原氏が知事になった時に自ら広告塔になり全国に売り込んだ為、一つ15000円の値が付いた事もあった。ウルシ科の植物なので、肌に着くとかぶれる人もいる。御中元時期の7月は価格が高騰するので、5月下旬から6月中旬がお勧めの時期である。 |
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きゅうり 冬から春にかけてハウス栽培され、、新富町、都農町、宮崎市佐土原町、国富町での生産が盛ん。栽培は9割が、根の丈夫なカボチャの苗にきゅうりの苗を接ぎ木する「接木栽培」。ブランド名の「ワンタッチきゅうり」は、栽培から出荷まで一回しかきゅうりに触れない事から付けた。生産量は60000tで、群馬県に次いで2位だが冬期のハウス物は全国一位であるらしい。 |
鹿児島 | |
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蚕豆 中国を経て8世紀に伝来した。出荷期間は長く12月から5月まで全国的に出回る。5550tを産出しシェアは27%で全国一位。サヤが天に向かって伸びるように生えるのでこの名が付いた。又、サヤがカイコの様な事から「蚕豆」と書く様になった。塩茹でにする時サヤごと茹でると香りと味が逃げづらい。最近では焼き蚕豆も広まって、その”ホクホク”感は一度食べるとけっこう病み付きになる。 |
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さつまいも 写真は薩摩芋の花 1705年に山川(現在の指宿市)の船乗り前田利右衛門が琉球から持ち帰り栽培に成功し、薩摩全地域で栽培されるようになった。1735年に青木昆陽が栽培方法を確立し、栄養分の少ない土地でも栽培できる事から飢餓対策のために関東近県でも生産されるようになった。生産量は369600tで全国の39%を生産し全国の一位。因みに種子島には日本で始めて栽培に成功した記念碑がある。 |
沖 縄 | |
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ゴーヤー 原産地は、東インド、インドネシア、ボルネオなどの熱帯アジア。沖縄には江戸時代に渡来。.昭和61年から沖縄県農業試験場で品種改良が開始され、品質がよく、高収量で耐久性に優れている品種育成を始めた。ビタミンCが豊富で加熱しても壊れにくい為効率よく吸収できる。苦みは、モモルデシンと呼ばれ、食欲増進効果があり夏場には最適で。収穫は250mlのコーヒー缶の太さが目安! |
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島らっきょう 沖縄県内で取れ、若摘みされた物を「島らっきょう」と呼んでいる。品種は本土と同じものであるが、生育状況が独特の風味を作り出す。疲労回復、利尿、発汗、整腸作用が強い。収穫時期は12月から6月までだがお勧めは冬場のもので、シャキ感があり独特の香りも夏物より強くない。生食や天ぷらにしても美味しいが、一夜漬けにしてかつをぶしを混ぜると、泡盛やビールには ピッタリ!。 |
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各地の特産品 8