
大好きなJazzトランペッター・Tom HarrellのDISCOGRAPHY(僕が保有する範囲+αで)です。彼の音楽に興味を持たれた方がいれば、必要に応じて参照して頂けると嬉しいです。 |
TOM HARRELL
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Tom Harrell(1946年6月16日生)
ハイスクールを卒業後、カリフォルニア州北部でプロ活動をはじめた彼は、その後スタン・ケントンBIGBAND (1969)、ウッディ・ハーマンBIGBAND (1970-71) 、ホレス・シルバーQuintet (1973-77)等に在席。 ‘70代半ばに活動の拠点をニューヨークに移し、セシル・ペイン、レニー・ホワイト、ボブ・バーグ等、メインストリームJazzに限らなず幅広いセッション活動を行っている。その後、レギュラーメンバーとして、ビル・エヴァンス (1979), リー・コニッツNonet(1979-81)、 ジョージ・ラッセルBIGBAND (1982)等に在席。この時期、G.ラッセルから受けた影響は大きく、TOM独特のイン&アウトスケールで演奏されるダイナミックなソロは、ラッセルが提唱する「リディアン・クロマチック理論」に基づく部分が多い。‘80年代中盤からは、フィル・ウッズQuintet (1983-89)に在席。 また同時期から、 自らがリーダーとなるバンドを結成し、Contemporary/Cheskyから意欲的にアルバムを発表した。その後、1996年に発表した「Labyrinth」から RCAに移籍、現在に至る。
数年前、偶然にも出掛けた「斑尾Jazzオールスターズin東京」(こんなんだったかな?)で、僕は偶然にもTOMの演奏に直接触れることになった。Bandは夏のJazzフェスにありがちなお祭りBandだったが、ジョン・ファディス、ボビ−・ワトソンら、並居るお祭りお馬●プレーヤーを余所に、僕の目と耳を釘付けにしたトランペッターが、紛れもなくTom Harrellその人だった。
今にも倒れてしまいそうな程フラフラした足取りで、愛器コンステレーションとオールド・ケノンを両手に抱えてステージに登場した彼は、オープニングテーマを吹き終わると、自分のソロの番までの間、ただ足元を見つめながら震えていた。しかし他のメンバーに促され自分のソロを吹き始めると、形容しがたい程ハイテンションでスリリングなフレーズを、そしてバラードでは一転して、僕が今までに耳にしたことのないような温かい音色で、リリカルなメロディを繰り出した。
このコーナーを読んで頂いている多くの方は既にご存知だと思うが、
TOMは重度の精神疾患を患っており、薬の副作用もあって、満足に会話すら出来ない状態もあるらしい。当然、プレイの出来不出来の波が大きく、リーダーアルバムと言えども「う〜ん、今回はキビシイなぁ…」と感じてしまうものもある。
(中略・・・もうちょっとキチンと書きますね。)
僕がTom Harrellをこんなにも追いかけてしまうのは、数年前のあの体験を今一度実感したいからかもしれない。
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