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1. 電光掲示板の原理

電光掲示板にはLEDがたくさんついていますが、一度にすべてのLEDのON-OFFをマイコンでコントロール するのは無理です。マイコンのピン数よりも多い数のLEDを制御するたみに、「ダイナミック表示方式」 をつかいます。

ダイナミック表示の様子を動画にしてみました。 マイコンが一回あたり表示しているのは横一列だけです。これを高速で繰り返すことによって 残像により文字が表示されているように見えます。

ダイナミック表示動画(1.92MB)

ダイナミック表示方式とLEDマトリクス

…では、実際にどうやってダイナミック表示を回路で実現するかですが、LED表示機側は 「ドットマトリクス」を組みます。適当な大きさのマトリクスを例にしてみます。

図では 横の行ごとにLEDのアノードをまとめ、縦の列ごとにLEDのカソードをまとめています。 このようにマトリクスを組むと、縦の信号線(アノード側)と横の信号線(カソード側) をそれぞれ1本選んだ場合に電流の流れる道筋が1通りに決まるので、1つのLEDをセレクトして光らせることができます。 今回は横一行をまとめて選択したうえで、その中での各LEDのON-OFFを指定します。そして、また次の横一列 →その列の中でのON-OFF…という具合で2次元平面内の文字を描いています。

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