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グラフィック液晶ディスプレイの制御方法

ドット数はタテ64×ヨコ128となっています。バックライトをつけると消費電力が かなり大きくなるようです…。(画面がかなり暖かくなります)



ピン番号名称説明
1VssGND
2Vdd+2.7〜5V DC
3Voコントラスト調節
4D/I"L":表示データ "H":制御コード
5R/W"H":Read / "L":Write
6E"H"→"L"の立下りでコード読み込み
7〜14D0〜D7データバス
15CS1"H"レベルで画面左半分を選択
16CS2"H"レベルで画面右半分を選択
17/RES"L"でリセット
18Vout「液晶」への電源。配線方法は下図参照…。
19Aバックライト(+)
20Kバックライト(−)

要はLCD付属のデータシートそのまんま…なんですが、メモ程度のつもりで。
まず、電源は例のごとくVddとVssに接続します。D0〜D7はデータバス8bit、制御線は ”D/I”、”E”、”CS1”、”CS2”の4本です。画像は書き込みしかしないので ”R/W”はGNDに接続してしまいます。リセットはしなくてもいいんじゃないかな…と思ったので ”/RES”は電源の+側(Vdd)に接続していまいます。


上の図は、この液晶ディスプレイのコントラスト調整回路です。ほかの部分が正しく 配線できていても、このコントラストの調整回路をテキトーにしてしまうと 何も画面に表示されません。注意です…!(私はハマりました。)


この液晶ディスプレイは画面を左右2に分け、それぞれ独立したチップで制御しているようです。 よってCPUからデータをおくるときは、どちらのチップに情報を送るのかを選択する必要が あります。これを”CE1”と”CE2”ピンで行います。また、送られたデータがそのまま画面に 出力するべき表示データなのか、行・列の指定等に使われるコントロール・コードなのか を区別するために”D/I(Data/Instruction Code)”ピンを使います。"E"ピンに加える ダウンエッジで書き込みタイミングを知らせる…というのはいつもと同じパターンで。

表示データは、画面に対してタテ8ドット分が1回のデータ送信で表示されます。 続けてデータを送信すると、同じ行の中で右方向へ表示データが並べられていきます。 ずっと送信を続けてタテ8×ヨコ64の帯を1セットと考えます。このあとCE2ピンを"H"に して右画面へ進出していってもよいのですが、ここではチップ1(左画面)側を全て 表示し終わってからチップ2(右画面)側へ行くことを考えるので、 1段下げてまた同じようにタテ8×ヨコ64の帯をひく…と。そして左画面全体に 表示データを送り終わったら、改めて右画面側を同じ要領で表示する…という流れ にしました。

以上の流れを関数としてまとめたものを、次のページで紹介しています。




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