トップページ > 電子工作インデックス > CRTCその1
これはPC用ディスプレイに画面を表示するための回路です。
CRTという言葉は一昔まえにPCの画面として一般的だった、あのブラウン管のやつを指します。
今は私の手元にブラウン管のディスプレイがないので、写真の通り液晶ディスプレイで実験
しています。CRTでも液晶ディスプレイ(LCD)でも制御方法は同じなので、この回路で
制御することができます。…ということで今風に呼ぶなら”グラフィックボード”ということ
になるわけですが、当時(Z80全盛期)の趣を残すためにCRTC
(Cathode Ray Tube display Controller)の名前で呼ぶことに
します(笑)。
この回路は画面に文字を出すこと専用の”キャラクタ用CRTC”です。通信するデータ量が
少なくて済むかわりに、自由に色を変えたり図形を描いたりすることはできません。
↑の写真のブロックは”■”の文字を並べて図形のように見せています。
画面にグラフィックを表示させるためにはグラフィック用
CRTCを作る必要があります。
マイコンは使っていません。ロジックICを組み合わせて作っています。とはいえ、コイツを
制御するにはもちろんCPUの類が必要ですよ。