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体が動かせない、動かなくなる、という症状


はじめに
今回のお話は、脳溢血や脊髄損傷事故などによる麻痺や半身不随のような現代医学的診断を受けた方を除外します。
たとえ、脳脊髄等の損傷を伴わないものであっても、事故や怪我・病気をきっかけに、体が動かないと悩む方はたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、このような症状について漢方的知見を踏まえてお話していきたいと思います。

突然ではありますが、「アルプスの少女ハイジ」というアニメをご存知でしょうか? この作品の中には、

「クララが立った、クララが立った」

という印象的なシーンがあります。
そうです。人間は体の損傷や心理的ストレスを受けた後、各種治療によって人体構造としては治っている場合であっても、関節が動かせない、又は体が動かない、という状態がまれに存在します。
アニメはあくまで作品であり作り事ではありますが、実際に事故で怪我をされた方の中には、クララのような状態になった方が比較的多くいることが報告されています。

経験的な漢方でこれらは、特殊な「条件反射」で体が動かせなくなる状態「胆虚」の一症状として説明されます。
心理的なもの、心の病、・・・などの表現は漢方では当てはまりません。
これは突発的に発生し、体に染みついてしまった「条件反射」であり、「神経の機能的障害」と捉えるのが妥当です。
この他、特定の動作ができなくなるという「イップス」もこの解釈に含まれます。

一方、日々の漢方相談の中にも、体が動かせない、動かなくなるというご相談は少なからずあります。しかし、そのほとんどが、完全に体や患部が動かせないというわけではありません。
手がこわばって動かせない、肩が上がらない、立ち上がれない、起き上がれない、歩けなくなる・・・。症状は様々でありますが、完全に動かないのではなく、特定の条件下、限られた時間や場所で起こるというものです。

ここでさらに注釈が必要になるのですが、ご相談に来られる方の中には、はじめは完全に体や体の一部が動かないと訴えつつも、実際に状況をお伺いすると、日常生活の過程ですでに患部を動かしており、ご相談の中で「動かしにくい」と訂正される方もおります。
ここら辺の言葉は正確に使わないと、周りと話がかみ合わなくなりますのであえてお伝えしております。

以上をふまえて、突発的に動かなくなる、動かしにくくなるという症状は、器質的な損傷が確認できない分、病院での治療が困難となることが多いでしょう。
一方、漢方薬の中にはあまり知られていませんが、神経(機能)を修復して正常な動作を回復する処方がいくつか存在します。
完全に動かない、ある条件下で動かせなくなる、動かしにくくなるという状態は、程度に差はあれど条件反射による神経障害と捉えることができます。
黙っているよりも、漢方薬を活用する方がスムーズに回復するので適応の方にはお勧めしています。


※ コラムの内容、治療にかかわる漢方薬の名称等についてのお問い合わせにはお答えしておりません。 治療をご希望の方ははご来店下さい。





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