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いわさき薬局は北海道苫小牧市の漢方薬局・相談薬局、漢方薬・自然食品の専門店です。

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風邪を引きにくい体になりたい

 

「なんでこんなときに風邪を引くかな〜」
 となげいたことはないでしょうか。


私自身、過去を振り返ってみても、運動会、部活の試合、発表会、期末試験など、重大なイベントで、風邪を引いて全力をつくせないことがありました。また、楽しい旅行、飲み会、焼肉なども、風邪のために十分楽しめなかったことだってあります。まあ、世の中には、マラソン大会、学校の登山、乗り気ではない飲み会などの時、風邪で休むことになって小さくガッツポーズをした人もいるかも知れません。しかし、それでも風邪は引かないに越したことはないのです。

まず、頭痛、鼻水、咳、発熱、食欲不振などの症状が苦しい。中途半端に風邪を引き、無理をして学校や会社へ行っても、全力が出せずに他人からの評価、学校・会社の評価が低くなる。平日、休日ともに、風邪で寝込んでしまうと時間を無駄にし、損をした感が強い。そう、損得を考えると、風邪を引きやすい人は大げさに言うと人生を損しているとさえ言えると思うのです。



■ 風邪を引いてしまったとき、
           我々はどうするでしょう。


@、家にある常備薬を飲む。薬局に風邪薬を買いに行く。
A、病院に行く。
B、その他、何もしないで家で休む

おそらく私たちは、上記の3つのどれかの行動をとるのではないでしょうか。
特に@の人は、風邪のつらい症状をすぐにでも取りたいと期待して薬を飲むことでしょう。しかし、その満足度は決して高くないようです。「少しは楽になったかな?」から、「あまり変わらなかった」という声を聞くことが多いと思います。また、未だに次々といろんなタイプの風邪薬が新発売されている状況を考えると、消費者が実に既存の風邪薬に満足していないかがわかります。
また、Aの人については、結果的に判断が難しいところです。病院とは、病気・病名を診断するところなので、健康の知識として、ご自身の症状が風邪かどうかわからない場合、症状が重症の場合に受診されるのが適切と私は考えています。もし、症状も軽く、自分でも風邪とわかっていながら安易に病院へ行くと、風邪やインフルエンザの流行時期だと、かえって別の重い風邪をもらって帰ってくることになりかねないでしょう。 ちなみに、風邪(急性上気道炎)と診断されれば、治療に使われるのはやはり薬であることに変わりありません。


そもそも、学者さんによると、風邪に特効薬というものはないのだそうです。そう、インフルエンザワクチンも、抗ウイルス薬も特効薬とは言えません。また、薬の世界では、風邪の特効薬を発見または開発すればノーベル賞が取れるとまで言われています。

こんなことを言われると、風邪のときに薬局や病院に行っても無駄ではないかと思う人がいるかもしれませんが、特効薬はないにしても風邪の症状を軽減させてくれる対症療法のお薬というものがあるので、それはそれなりに意義があります。

しかしながら、極端な話、たとえ風邪薬を飲んで症状が軽減したとしても、その日、予定をつぶして休んでしまったり、症状に悩まされたりするのであれば、それは有益であるとは言えません。そのため、風邪は引いてこじらせてからでは、後の祭りであると私は考えています。

そして、風邪を引く前に何かできることがあるのではないだろうかと考えるに至るのです。このように考えたのが、現代で言うところの予防医学であり、東洋医学の「未病(みびょう)」の考えにあたります。




■ 風邪は予防が大切!

        

それでは、風邪の予防を中心にお話したいと思います。
基本は、うがい、手洗い、マスクの着用です。室内ですと、適度な湿度の維持。風邪の流行時期には、人ごみを避けるため、外出を控えるということもれっきとした予防策です。しかし、社会生活を送っているわれわれに「外出するな」ということはなかなか通用しません。学校、職場、買い物へはほぼ必ず行かなくては行けません。そこで、物理的、生活習慣としての予防策の他に、有効な予防薬が求められています。

東洋医学においては、風邪を予防する生薬、漢方薬が見出されています。

近年注目されているものの中に、「板藍根(ばんらんこん)」というホソバタイセイの植物の根を使った生薬があります。中国では、風邪の流行時期に予防として学校でこれを煎じ、生徒に配るという習慣があるそうです。因みに板藍根には、抗菌・抗ウイルス作用が認められています。初めにこの話を聞いたとき、非常に興味深い話だなあと感心したのを覚えています。現代の日本の学校では、風邪がはやったからといって、うがい、手洗い、マスク着用の徹底または学級閉鎖を実施するくらいなのに、中国の学校ではある意味手厚い公衆衛生対策ができているんだなという印象を受けました。

さて、その板藍根を使ったお茶の味はというと、香ばしくて非常に飲みやすいものでした。使い方としては、お茶として毎日服用するのとは別に、ぬるま湯または水に溶かした板藍根のお茶でうがいをするとより効果的です。


                 

               60包入 ¥4,600+税     120包入 ¥6,600+税


次にご紹介するのが、「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」という漢方薬です。黄耆(おうぎ)防風(ぼうふう)白朮(びゃくじゅつ)という3種の生薬を使った処方で、漢方で言うところの「気」を補う作用があります。そしてこの「衛益顆粒」が補う「気」というのは、免疫、抵抗力をつかさどる体表面の「気」を指します。ゆえに、中国では「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」と言う名で呼ばれているのです。屏風(びょうぶ)は外の邪気から体の内側を守る壁をあらわしています。現代的に「衛益顆粒」の作用を説明すると、特に口、喉、鼻腔、皮膚の粘膜を強くし、各種の菌やウイルスの感染を防いでくれるというものです。


                

                       90包入 ¥8,000+税




■ 風邪を引き起こす因子とは?

さて、風邪にかかわる因子について今一度考えてみたいと思います。
体が風邪に冒される因子には、体の免疫力と風邪ウイルスの感染力の2つがあります。

両者の関係は、例えば、とても病弱な人がいても、風邪ウイルスの感染力が小さいと、風邪にはかかりません。逆に、どんなに健康で頑丈な人でも、インフルエンザなどのように感染力が大きいと、やはりうつってしまいます。また、周りに風邪ウイルスが蔓延していても、免疫力の優れている人は風邪にかかりません。逆に、周りでぜんぜん風邪が流行っていない温暖な季節にも、免疫力が著しく低下している人が風邪にかかることはあるのです。だからこそ、この2つの因子のバランスが大切です。



      免疫力      ウイルスの感染力


                 

それでは、改めて各因子についてまとめると

@       風邪ウイルスの感染力を下げるということは、たとえ周りに風邪ウイルスが存  在しても、感染しにくいことを指します。そして、感染を阻害、予防する働き
のあるものには、次のようなものがあります。

うがい、手洗い、マスクの着用、湿度の管理、板藍茶の服用、など

A       体の免疫力が高いということは、たとえ風邪ウイルスに感染しても、発症せ
ず、速やかに体内に進入したウイルスを排除するという能力が高いことを指
します。そして、体の免疫に作用したり、補助するものとしては次のものが
あります。

予防接種、一部の抗ウイルス薬、衛益顆粒、椎茸菌子体、など

 

実は、風邪の予防について、統計的な視点で考えると、もちろん例外もありますが、風邪にかかりやすい人というのは誰でもそれとわかる共通点があります。

それは、やせ細った体型をしている、顔色が青白い、または血色が悪い、冷え性、低血圧ぎみ、などなど。

確かに、風邪の予防対策として、板藍茶、または衛益顆粒、椎茸菌子体などを服用することは有益であると考えます。しかし、長期的には、痩せすぎている、血色が悪い、冷え性などの体質を根本的に改善して頑丈な体質・体格になることが、本当の意味で風邪を引きにくくすることにつながると私は考えます。そして漢方薬を使うことで、胃腸機能や体の代謝を改善し、根本的な体質を改善することができるのです。



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