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日焼け(ひやけ)と火傷(やけど)の対処法



はじめに、「日焼け」も「火傷」もその重症度により家庭でできる対処には限界があります。皮膚の状態、特に水ぶくれの範囲が広い、痛み、熱感が耐えられないほどひどく、傷跡が残ってしまいそうな場合は、すぐに病院へ行くということが大前提となります。また、軽い日焼けと軽い火傷は症状が似通っており、同様に対処できるため、今回は軽い日焼けの対処法としてまとめて話すことにします。

一方、以前に経験がある程度の軽い火傷や日焼けでは、家庭での処置が可能でしょう。
ところが、いざ日焼けで皮膚が赤くなり、ヒリヒリとした痛みで困ったとしても、実際その対処法については何を手本にしてよいのかわからないのではないでしょうか。

例えば
某家庭向け医学書では、
「軽い日焼けは病気ではない」 →→→ 対処法の記載なし。

ウィキペディアでは、
日焼けの定義は、某家庭向け医学書と同じ。
治療については、重症の場合→家庭では対応できないのでここでは割愛。
その他、非ステロイド抗炎症薬(NSIADs)の内服、冷湿布、保湿剤の外用などの記載あり。

メルクマニュアルでは
日焼け≒サンバーンとして解説。特に重症の日焼けの症状について、その薬物療法を解説しているが、軽い日焼けの対処法についての記載はない。

インターネットで「日焼け」「対処法」と検索すると、
いろいろな方法が表示されますが、商品の広告が多く、本当に良いかどうかわからないというのが正直な感想です。また、病院や医院のサイトを見ても、家庭での対処法を記載しているところは見つけられませんでした。

そこで、薬を売っている薬屋さん自身は日焼けの時に何を使うの?と質問を受けたていでご紹介したいと思います。薬屋さんということで、他のネットと同じく広告の要素はありますが、漢方の話もありますし、ご参考までにしていただければと思います。

ネット等の巷で囁かれている日焼け後の対処法についての疑問と感想

「水道水で冷やす」
私の場合これは火傷をした直後にやる行為です。日焼け後の場合、全くしないよりはいいのかもしれませんが、そもそも日焼け後のどのタイミングでやるのがベストなのか?、またその手間と効果を考えると、とっさにやろうとは思いません(個人の見解です)。何度もやるには範囲にもよりますが難しいですし、ここでは軽い日焼けの痛みを想定しているのでどうかと思います。

「冷湿布を貼る」
これもやったことはありません。首や肩・腕ぐらいであればやってやれないこともないかもしれませんが、打ち身とは違い、皮膚の状態が著しく良くないので湿布をはがす時にどうかなと不安になります。また、海水浴後の全身や顔などの日焼けであれば現実的な対処法として、湿布を貼ることにより見た目と自由度が奪われるので、私は今後もしないと思います。

「化粧水・保水剤を塗る」
これはやったことがあります。というか個人的に一番無難な方法と思います。ものにより効果にも差がでることとは思いますが、塗ったときはひんやりして、熱感や痛みが和らぐ感じがします。しかし、しばらくするとヒリヒリ感がよみがえるのが難点です。

「一般の日焼け用軟膏」
効能に日焼けや火傷と書かれている外用薬の成分は本当にまちまちであるように感じるのですが、酸化亜鉛、フェノール、サリチル酸などが主成分のものが多いという印象があります。私は日焼け後に使ったことがないので効果のほどはお試しあれ。


さて、私が軽い日焼けや火傷のヒリヒリとした痛みを取るために使うものはというと、
ずばり、「瑞花露 薬用スキンケアスプレー」(以下、瑞花露スプレー)です。

 

昨年もご紹介しましたが、これは使い方にポイントがあります。
患部に適量をスプレーし、手で伸ばします。これを10〜15分に1回の頻度で繰り返します。症状がひどい場合は最低でも5〜6回塗ることが必要で、正味約1時間を要しますが、その後ヒリヒリ感がぶり返すことはまずありません。
たいていの軽い火傷や日焼けは、ほっておいても2〜3日を過ぎれば気にならなくなります。でも、このピークの2〜3日がつらいのです。そんな時、このスプレーを使うと、小1時間でヒリヒリ感から解放されることを考えると、とてもメリットがあると思います。因みに、ヒリヒリ感がとれれば2〜3回でもOKです。


次に、少し重い症状の日焼けや火傷の場合

具体的に言うと、皮膚がただ赤くなりヒリヒリしているだけでなく、皮膚の荒れ(損傷)が見るからにひどい場合を指します。

この場合は、瑞花露スプレーとともに「紫雲膏」(写真左)又は「タイツコウ軟膏」(写真右)を使います。

  

これらの漢方系の軟膏は、皮膚の修復力が高く、よって治癒が早まり、かつ傷痕を残しにくいという効果があります。
デメリットとしては、独特の臭いと衣服に付くと困るその色です。そこで、使い方としては、夜寝る前に患部に厚めに塗ります(ここがポイントです)、次にガーゼなどを当てて固定して寝る。朝方、シャワーを浴びるか、薬用ローションでふき取る。そして、日中は瑞花露スプレーを使うという方法が現実的で効果的です。夜間睡眠時の6〜7時間、漢方系軟膏で処置するだけで皮膚の治りは随分と違ってくるでしょう。
因みに、カサカサ肌には紫雲膏、ジュクジュク肌にはタイツコウ軟膏というように使い分けをする方がいますが、おのおのミツロウとごま油を軟膏基剤とする共通性があることと、実際に私が両方使った印象からすると、皮膚の修復能力に大きな違いは感じられなかったため、どちらもおすすめしています。

さて、日焼けも火傷も、考えてしまうのは皮膚に何か痕が残るのではないかという不安です。特に女性や中年以降の方、皮膚の損傷がひどい場合はなおさらかと思います。
そんな時は保険の意味も込めて、傷の治りを促す飲み薬を服用してみましょう。
子供は傷の治りが早く、お年寄りは傷が残りやすい現状を見ると、年齢が上に行くほどこれが意外に塗り薬と同じくらい重要な要素かもしれません。
というわけで傷を残したくない人のために、「ルミンA」をご紹介します。

     



上の写真にあるように、効能に、熱傷(やけど)、一般創傷(キズ)と書かれた飲み薬(医薬品)は他にありません。ぜひ、ご活用ください。






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