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「大動脈解離(だいどうみゃくかいり)」と漢方薬



■ 「大動脈解離」について



         
   心臓から出る大動脈      大動脈    大動脈の血管構造イメージ図


< 病気の概要 >

「大動脈解離」とは、大動脈内膜に亀裂を生じ、亀裂から侵入する血流により中膜が内外2層に剥離され、その間に偽腔(解離腔)を形成、次いで血管壁の破綻や内腔の閉塞などにより多様な症状を呈するものをいいます。

          「病気がみえる」 循環器 / (株)メディックメディア 参照


上記の記述は専門的な説明ですが、「大動脈解離」をシンプルに言うと、血液が心臓から拍出される最初の血管であり、人体で最も太い血管である大動脈の血管壁が破たんした状態です。

一般の方には、血管が破たんすると言ってもイメージしにくい部分もあるのではないでしょうか。私の場合、今まで血管が破たんする病名として思い浮かぶのは「脳梗塞」「脳出血」「心筋梗塞」・・・などでした。ところが最近は有名人の間でもこの病名でお亡くなりになられた方が結構報道されており、近年には身近でもありました。
そんなわけで、今一度「大動脈解離」について、漢方をふまえて書いてみることにします。

因みに、「大動脈解離」の病態について、より詳しく医学的に理解したい方は医学書を見るか、専門医に直接聞くのが良いでしょう。



■ 「大動脈解離」の症状


   → 書物では 「突然の胸背部の激痛」 とあります。

ご本人としても、周りの人にしても、実際に起きたときは、「心筋梗塞」「狭心症」などをおこしたと単純に思うのではないでしょうか。そして、病院に救急車で運ばれて初めて病名が「大動脈解離」とわかる、みたいな感じと想像できます。それほど、まだ、メジャーとは言えない病名という印象です。
更に、現在のところ、たとえこの発作を起こして一命を取り留めたとしても、「運が良かった」と思えるのです。
というのも、現代の医療機関の対応としては「大動脈解離」でお亡くなりになるのはどうしようもない、というスタンスが見て取れるからです。
もちろん、救急救命に限らず、医療機関は精一杯対応してくれます。しかし、現状としては限界があるのです。



■ 「大動脈解離」は予見できるのか?


一般的な知見では、現代医学において、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞などを予見することは難しいでしょう。そして、この「大動脈解離」も同じだと私は考えます。

私の耳にした例をお話しすると、持病として「高血圧症」を持ち、降圧剤を服用中、定期的(月に1度程度)に循環器クリニックを受診の方でも、突然「大動脈解離」を起こし、帰らぬ人となりました。

「高血圧症」なんて、高齢になれば誰しも持っているのではないでしょうか。いや、ない方が少ない・・・。
上の例にもある通り、たとえ毎月病院を受診してお薬を飲んでいても、発作が起きてからしか死に直結する可能性の高いこの病気を知る方法が少ないというのが現状かと思います。

ただ、いろいろな例を見たり聞いたりすると、どうも血管が破たんする病気(脳梗塞・心筋梗塞・大動脈解離・・・)の発作はすべて、日頃から何らかの自覚症状(頭重・悪心・胸痛・・・など)を頻繁に感じていることが多い、という印象があります。



■ 「大動脈解離」にならないために!


人が最後を迎える死因はいろいろあれど、この「大動脈解離」を引き起こす人はどんな人なのだろうということは、ある程度疫学的に捉えられています。
この病気の誘因としては
「高血圧症」「先天性結合組織疾患」「医原性」「外傷」などです。

● 「高血圧症」というのはざっくり過ぎるというか、年を取れば皆当てはまるのではないかということになります。
● 「先天性結合組織疾患」とは、要は生まれつき結合組織でできている「血管壁がもろい」ということです。
● 「医原性」とは、医療行為によって起こる疾患のことで、薬の副作用などや手術などの医療過誤が当てはまるでしょう。
● 「外傷」というのは、交通事故等の重傷の事案なのか、軽傷でも注意すべき胸部の外傷があるのかなど細かいことは不明です。

後者2点は防ぎようがないので、もし、日常生活で対策が取れるとすれば、はじめの2点かと思います。
「高血圧症」では必要に応じてお薬を服用し、血圧を安定させる。運動を心がけ、メタボぎみの方は減量する。
「先天性結合組織疾患」では、必要に応じて病院の治療を行い、ご自身としては栄養面で十分な対策をとるのがよいかと思います。

さて、ここまでが一般的な対策です。この他、遺伝的、体質的に「大動脈解離」の心配がぬぐえない方には、次の積極的な対策を参考にして下さい。



■ 特殊な漢方薬や自然薬の活用!



まず、「大動脈解離」で注目すべき因子についてみてみると、

1、血圧が高く、末梢の血行が悪いために、血流が渋滞しやすい。
                 → 血管壁に過剰な負荷がかかる。

2、血管壁がもろくなっている。

3、血液自体が汚れている。

                以上の3点を考える必要があります。


1、については「血行」を維持、改善する生薬、処方が有効です。

   例、「通導散」「桂枝茯苓丸」「血府逐オ丸」「丹参」・・・など

2、については血管の代謝を改善、血管を修復・強化することが期待される生薬、栄養素が活用できます。

   例、「霊芝」「コラーゲン」「アミノ酸製剤」「ビタミンC」・・・など

3、については、高脂血症、糖尿病の他、検査値に現れない「血の汚れ」についても漢方は考えます。

   例、「三七人参」「車前子」「松寿仙」・・・など


さて、このようにその方の置かれている状況、体質によって使える漢方薬は変わってきますので、いったいどれが有効な方法なのか迷ってしまう方も多いかと思います。
なので、あえて現在の有力候補をあげるとすると、すべての状況において有効とされているのが
丹参(たんじん)製剤」です。

高齢であり、高血圧症を持っており、病院のお薬を飲んでいても、自覚症状が軽減しない方は、一度漢方薬の服用を検討してみてはいかがでしょう。
「大動脈解離」の予防のみならず、自覚症状の軽減、消失は日常生活に多大なメリットを与えることと思います。健康に投資する意味がでてくるのです。





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