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頻尿・尿漏れは漢方薬と養生で改善する!


■ 一度「頻尿」を経験すると、
  長時間の旅やイベントごとが不安で
  苦痛になってきます。


そうです、仕事、遊び、睡眠に多大な被害をもたらすのがこの「頻尿」なのです。

まず、言葉の定義として、

「頻尿とは、1日8回以上排尿する場合を言います」

「夜間頻尿とは、就寝〜起床までに2回以上起きて排尿する場合を言います」


因みに、人間の排尿回数は日中・夜間にかかわらず、年齢や季節、水分摂取量などにより変動が大きいものであります。また、主にご本人の心理状態により、自身の排尿回数や排尿に対する満足感が異なるため、今の状態を苦痛と思えば、ただ単に市販薬を使うのではなく、漢方薬やカウンセリングにより心理状態を健全化することも重要であると考えられます。


近年、頻尿は「過活動膀胱」の症状として取りざたされています。以前、主に男性では「前立腺肥大症」として、女性では繰り返す「膀胱炎」として話題にされてきた経緯があります。そして現在、頻尿に対しては市販薬や病院薬にとどまらず、改めて漢方療法が注目されています。

そこで今回は排尿障害の現状・症状と漢方薬・漢方治療についてお話します。



■ まず、生理学的な観点から排尿を
  見ていきます。


尿は腎臓で血液をろ過して作られ、膀胱に溜められます。そして膀胱(最大容量300〜500ml)にある程度の尿が溜まると尿意を感じ、トイレで意識的に排尿することができます。

注・・・腎臓から膀胱までの管を「尿管」、膀胱から出口までを「尿道」と言います。

因みに、これだけ見ても、原因を絞っていくことができます。
例えば、トイレの回数だけでなく、1日の尿量が通常(約1.5L)と比べても多い場合は、腎臓での尿の生成が盛んであることがうかがえます。つまり、たいていは水分の取りすぎ、腎機能の亢進等が考えられます。

次に、1回の排尿量が少なく、1日に換算しても決して尿量が多いわけではない場合、腎臓より下部の排尿障害が原因と考えられます。特に膀胱と尿道。
そして、その排尿運動に影響をおよぼしているのが、排尿を支配する神経や括約筋、膀胱や尿道を圧迫しうる周辺の内臓・組織等の病変(前立腺肥大・その他)です。

では、これをふまえて、排尿障害の要因についてお話します。



■ 頻尿に対する漢方のアプローチは・・・!


まず、漢方は自然の摂理を重視するので、人間が生理現象としてどんな時に尿意をもよおすか?ということを押さえておきます。

@ 水分を取りすぎたとき
A 緊張したとき
B 体が寒く感じたとき
C 利尿作用のある飲食物を摂取したとき

以上のことが特に注目すべき状況ですので、さらに補足すると、、

@の場合、激しい運動、高温環境、脱水時など以外において尿意は正常な生理現象です。

Aの緊張とは、精神的な緊張にとどまらずその意味は多岐にわたります。例えば、

◆ 膀胱炎等の炎症が起きている場合、排尿運動は緊張して異常をきたします。

 ⇒ 現代医学では抗生物質等、漢方では「五淋散」「竜胆瀉肝湯」などで治療します。

◆ 自律神経の失調の場合、体が無意識に緊張し、それに伴い、排尿系も緊張します。

 ⇒ 近年の「過活動膀胱」と同様の解釈であり、漢方ではある種の補腎薬霊茸などの生薬が効果的と考えられます。

◆ 加齢による老化の場合、排尿を主る筋肉の柔軟性が失われ、緊張状態と変わらない状態となります。

 ⇒ 高齢者の場合、1晩に2回ぐらいトイレに行くことは老化の範疇としなければならないと言われています。そのため、排尿関連筋を鍛える運動や体操を取り入れたり、タンパク質をしっかり食して筋力の維持に努めることが求められています。

Bの場合、体が寒いからといって皆が皆、尿意をもよおすわけではないので、漢方ではこのような体質の方を「腎陽虚(じんようきょ)」と言ったり、「腎が冷えている」と隠喩的に表現することがあります。

 ⇒ この手の体質は漢方が得意で、「八味地黄丸」とその系統の補腎薬が有名です。

Cの場合は、コーヒー・紅茶、訳のわからない健康食品、病院のお薬の副作用が問題となることがあります。 

また、頻尿は生理現象の延長上にある要因とは考えにくいものもあります。これが前出の膀胱・尿道とその神経を圧迫しうる周辺の病変です。

さらに、脳卒中後に頻尿や尿漏れの症状が出ることがあることから、たとえ脳の病気を過去に患ったことのない人でも、隠れ脳梗塞の症状を疑う場面があります。
そんな方にも昔から対応した漢方処方があります。

さて、これら頻尿の要因・体質はすべて、当店での問診により推測可能であるのでご相談いただければと思います。


最後に、頻尿・尿漏れの症状は相談の経験上、年齢にかかわらず、体質や生活習慣自体が症状を悪化させる原因となることが多いので、そこを漢方で治療すると、症状は格段に改善します。






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