本文へスキップ

いわさき薬局は北海道苫小牧市の漢方薬局・相談薬局、漢方薬・自然食品の専門店です。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.0144-72-6811

〒053-0806 北海道苫小牧市大成町2丁目1番10号

耳鳴り には漢方薬が良いようです。




■ 「耳鳴りとは」

耳鳴りとは、耳の内側の雑音です。


ある医学書に人口の10〜15%が経験する、と書いてありました。しかし私の身の周りでは、ちょっとした耳鳴りなら誰しも経験があると聞いているので、正直この統計には驚きました(少なすぎる)。まあ、ちょっとした耳鳴りは医学的な耳鳴りに入らないのかも?
また、一般的に健康な人に耳鳴りのお話をして「自分は経験がないからその症状がどんなものかわからない」と言われたことがないので、症状の軽重にかかわらず一般的に認知されている症状と私は理解しています。

さて、一言で耳鳴りと言っても、

@患者にしか聞こえない耳鳴りと
A場合によっては他者にも聞こえる耳鳴り、の2つが医学的にあるそうです。

因みに、自身の記憶では今まで相談時に患者さんの耳鳴りが聞こえたことはありません。

次に、原因と分類について私なりに簡略化してまとめてみました。





◆ 耳鳴りの原因と分類 (現代医学)





@の場合

音響外傷、感音難聴、耳垢や異物による外耳道の閉塞、中耳炎等の感染、耳管閉塞、薬の副作用など。

Aの場合

頸動静脈の乱流、中耳腫瘍、脳血管の奇形(特に感音器の周辺)など。





◆ 耳鳴りの原因と分類 (漢方・中医学)
                           ・・・≪≫内は漢方用語


1、持続する興奮・緊張状態による耳鳴り ≪肝火・肝陽上亢≫


  いらいら、怒りっぽい、顔面紅潮、目の充血、などに伴って又はそのような状態を経験してしばらくたってから耳鳴りが発症します。
 

2、体のほてり感を伴う耳鳴り ≪肝腎陰虚≫


  一般的に、目のかすみ、手足のほてり、口や喉の乾燥感などに伴って耳鳴りが聞こえます。


 

3、血行不良による耳鳴り 
           ≪オ血≫


  何らかの頭部・耳の痛み・出血・炎症等に伴うか又はそのような状態を経験してしばらくたってから耳鳴りが発症します。




ここで注目していただきたいのは、現代医学と漢方・中医学がそれぞれ耳鳴りの原因とする対象です。

現代医学が機能形態・解剖病理学的な変化を要因と捉えているのに対し、漢方・中医学は体内バランスの変調とその随伴症状がその要因と捉えていると解釈できます。

因みに、私は学問は学問として、症状改善に役立てばどちらの原因に分類してもかまわないと考えています。要は結果と満足度が大切です。

そう考えると、現在、耳鳴りという症状に対し、病院を受診するだけであきらめている方は非常にもったいないと思っています。




◆ 患者さんから聞いた耳鳴り治療の難しさ



実際に耳鳴りで病院を受診したときに、「診察の結果、異常はないので重篤な病気ではないですね」「耳鳴りは体質や老化だからしょうがないですよ」というようなことを言われ、あまり真剣に取り合ってくれなかったという話を聞きます。なぜでしょう?

病院では診断なくして治療なしと言われるように、検査に異常がない限り内科的には治療の施しようがないようです。なので対処法としては決まりきったお薬の処方となるのではないかと考えられます。また、今のところ私の見聞きする限りでは、耳鳴りというものは病院で原因がはっきりするとかいう話はほとんど聞きません。

むしろ、「耳鳴りは気にしないようにしている」「自然に気にならなくなった」とか、「耳鳴りがひどいときは漢方薬や民間薬を飲んでいる」という意見が結構あります。
まあ、これは日ごろから健康志向で漢方店を訪れる人の意見なので偏りはありますが、いずれにしても、現代医学であろうが漢方であろうが難しい症状の1つには違いないようです。



◆ 耳鳴りの治療

@ 現代医学(一般的な病院等)

  ● 原因と考えられる耳疾患の治療
  ● ビタミン剤の服用・・・メチコバールなど
  ● 血流改善薬の服用・・・アデホスコーワなど
  ● その他

A 漢方(一般的な煎じ薬またはエキス剤等)

  ● 補腎薬の服用・・・八味地黄丸など
  ● 平肝薬の服用・・・竜胆瀉肝湯など
  ● 活血薬の服用・・・丹参、三七人参など
  ● その他・・・・・・開竅薬など



当店で実際に耳鳴りに使う漢方薬は上記の例のみではなく、特殊なものが数種類あります。また、耳鳴りに対しては、体質に合わせて漢方薬を組み合わせると症状の改善度が上がりますので、症状のひどいときや飲みはじめにはお勧めしています。
なお、小さい音の耳鳴りやたまに起こる程度の耳鳴りでは、1種類でも効果的な漢方薬がありますので症状に合わせて選ぶことができます。



◆ 耳鳴りに関連のある事項


耳鳴りを訴える方の体質を把握するために、漢方治療ではさまざまな質問をします。
すると、その中でちょっと気になることがいくつかあるのです。

1つは、耳鳴りの患者さんの中には、気圧差により耳が痛くなる人が多くいるということ。
飛行機に乗った時、または車の移動で峠を通った時などに「耳が痛くなる」ということをお話で伺います。

2つ目は、中耳炎や慢性鼻炎で症状がひどい時期があったという経験があること。
また、それに付随して、プールやお風呂の後、耳に水が入るとしばらく水が抜けないような感じだった、とする体験も寄せられています。

以上の経験に共通すると考えられることは、耳から耳管の通りが悪い、ということです。因みに、耳管とは耳の解剖図(上記)において、緑色の部分(中耳)から下に向かった部分で、鼻腔と咽頭の間の部分につながった管を言います。

これらの経験がある方で、耳鳴りがなかなか改善しないという方には、耳管の通りをよくしたり、炎症やむくみをとる漢方薬を使うことで、症状が改善に向かいます。





「漢方薬の
 Q&A」


 お問い合わせ・お電話


0144-72-6811

 お問い合わせEメール
kanpou1839@dream.jp

 
下記ボタンをクリック



医薬品の販売に関わる表示

(有)いわさき薬局

〒053-0806
北海道苫小牧市大成町2丁目1番10号

駐車場  正面左側(西側) 3台分

 定休日  日曜・月曜

営業時間 10:00 〜 18:00



  クレジットカード

  
    

日専連、NC、VISA、JCB、UC、
MasterCard のクレジットカードがお使いいただけます。