農家のみっこさん

勉強した事をメモ代わりに書いてます

米の基準値

ちまたでは500ベクレルが食品に含まれてもいい放射性物質(あるいはセシウムだけの話??)という事になっています。この数字の出し方自体、いい加減な感じが否めないのですが、さらに200ベクレル。これ、何の数字だか分かります?
玄米の基準値です。
お米は毎日食べるものだから、500よりも低くしなくては、、、、。から始まって、ここにはあまり書きたくない計算方法で算出した値だそうです。うーん、微妙。本当にコレで良いのか??
ちなみに茨城県の鉾田市というところのお米から
基準値以下だけど、放射性セシウムが検出された、という報道がありました。こんなもん、わざわざ報道するな!たいした根拠の無い数字ではあるが、基準値として設定された値を下回っているのだから、それで良いじゃないか!風評被害を助長しかねない!

今回、農産物に関して、放射性物質の検査が義務づけられ、おいらたちが直接検査に持っていく訳ではないけれど、やっています。んで、こういった目的に使われる機材の検出感度が20ベクレルなのだそうです。まー、もっと長時間測って標準化し、積算し、平均し、さらに色々、、、、なんて事をすればもっと感度は上がるでしょうが、取り急ぎ20ベクレルらしいです。つまり、200ベクレルで出荷できるか出来ないか、20ベクレルで不評被害にさらされる
かもしれないか、という二つの壁があるのです。まー30年後にがんになる確率が0.5%だっけ??チョビットあがるだけだから、タバコの方がよっぽど危険てことになりますね。

ちなみにこないだとある報道番組で、お米屋さんが「私たちは国で行った検査をパスしたものしか受け入れないし、さらにうちの研究室でも測っています!皆さんへ安心を提供したいんです。」とおっしゃっていました。立派です。ただ、悲しいかな、そこの研究室で計測していた機材は、ガイガーカウンター、フォトマルみたいな形の検出気がついてないの。タッパーみたいなものに規定量米を入れて、そのしたに思いっきりmSv/hと表記してあるハンディタイプのガイガーカウンターを設置してあったのです。おそらくこの機材、測り方自体は間違っていいないでしょう。それなりに知れたメーカーのやつだったし。ただ、悲しいかな、その機材ってさ、土壌や水とかに含まれる放射性物質を検出するためのものだと思うんだけど、どうなんでしょう?コレで米測って検出されたらエライ事です。危険ですから、すぐさまその場を立ち去ることをお勧めします。国で食品を測ってる機材って、1000万円近くするやつで、ゲルマニウム半導体とか言う何か凄そうな部品を使ってるみたいだから、検出感度は随分良いはずですよ。安心してください、お米屋さん。