国 |
アルゼンチン |
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教 区 |
サンルイス司教区 |
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地区長 |
全司教様
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信じられないかも知れませんが、この司教区は、典礼形態は新典礼(Novus Ordo)であるものの、「手による聖体拝領」を司教区の規則(norm)としたことはこれまで唯の一度もなかったようです。
上の司教様方の中で最も注目すべきはこの司教様です。
ホアン・ロドルフォ・ライゼ
Bishop Juan Rodolfo Laise
アルゼンチンのサンルイスのホアン・ロドルフォ・ライゼ司教(現在は引退している)は、自身の司教区で、手による聖体拝領を禁じた。彼はまた、それを主題とした本も書いており、それは英語とフランス語にも翻訳されている。
Bishop Juan Rodolfo Laise of San Luis, Argentina (now retired) banned Communion in the hand in his diocese. He also wrote a book on the subject which has been translated into English and French.
(…)
ライゼ司教の後継者もサンルイス司教区で手による聖体拝領を禁じている。
Bishop Laise's successor has also banned Communion in the hand in the Diocese of San Luis.
本: それは先日も紹介したこの本です。
Comunión en la mano: Documentos e historia |
Communion in the Hand: Documents and History |
La communion dans la main: document et histoire |
禁じた: 上の記事は「禁じた(banned)」と書いてあり、その言い方は必ずしも間違っているわけではないけれど、でも、それを読むと私達は「ライゼ司教様はサンルイス司教区でそれまで実践されていた手による聖体拝領を或る時点で禁じた」と、つい受け取ってしまいます。しかし真実のところは(司教様の御著書の冒頭によれば)、アルゼンチンの司教協議会が聖座から「手による聖体拝領」の特別許可(Indult)を得た時(なんと1996年のことだそうですが)、ライゼ司教様はご自分の司教区でそれを利用することを決してなさらなかった、ということらしいです。
後継者: 上の記事は「successor」と単数で言っています。それは、その記事が書かれた当時、ライゼ司教様の後継者はまだ一人、ホルヘ・ルイス・ロナ司教様(任期 2001-2011)だけだったからでしょう。
しかし、スペイン語の記事を少し検索してみると、ロナ司教様ばかりでなく現在のマルティネス司教様も「手による聖体拝領」を司教区の規則(norm)としない方針を引き継いでいるようです。
検索
Comunión de rodillas y en la boca Mons. Jorge Luis Lona
Comunión de rodillas y en la boca Mons. Pedro Daniel Martínez