たとえ話
「もう一人のドラえもん」
この絵一つで分かった人はこの先を読む必要はありません
子供達に愛されているキャラクターを傷つけるつもりはありません。しかし、私は言いたくなります、「憲章の筆者は "もう一人のAA" であるばかりでなく、"もう一人のドラえもん" でもある」。
ドラえもんは、お腹のポケットから、望むもの・望まれたものを何でも取り出します。正式名称は「四次元ポケット」と云うらしいですが、まあ、「何でもポケット」と呼びましょう。
現代世界憲章の筆者も、そのお腹に「何でもポケット」を持っているようです。彼はそこから色々な言葉を取り出します。彼のポケットはどのような空間に通じているのでしょう。そのポケットが「聖書ポケット」という名前だとは聞いたことがありません。
見れば、そのポケットにはこう書かれています、「神は善意」。なるほど、その通りです。誰もこの言葉に抵抗できません。
しかし、よく見ると、その下に小さく「とにかく善意」と書かれています。「とにかく」とはどういう意味でしょう。「無条件に」という意味でしょうか。
悪い噂があります。それによれば、そのポケットの内側、人がよく見えない所に、彼の忘れてはならない信条として、次のような言葉が縫い付けられてあるというのです。
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神は善意、とにかく善意。 |
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また、私はある日、彼のポケットからこぼれ落ちた一枚の紙を拾いました。ご覧下さい、そこにはこんなことが書かれています。
しかし、こんな言い方を許していたら、やがて何でも可能になってしまうでしょう。聖書的な基礎のない所や十分でない所に、人間が勝手に思い描く「神の善意の像」が立ってしまうでしょう。
現代世界憲章 (Gaudium et Spes)
日本語版全文(外部サイト、タイプミス多し)
各国語版入口(バチカン公式サイト)