2014.01.21

司祭の心を迷妄に導く現代世界憲章 Part 6

二種類

司祭「キリストの『あがない』の適用には二種類あります。一つは、人が信者になる時、それに与るということです。もう一つは、全人類に対するものです。全人類は既にあがなわれました。ある意味で。秘義的に。」
司祭「そして、『キリストとの一致』とか『キリストと結ばれる』とかいうことにも二種類あります。一つは、キリスト信者がそうである状態です。そしてもう一つは、全人類が現にそうである状態です。」
司祭「人類は既に根源的に救われています。」
悪魔「司祭らは実に使い勝手がよい。神の愛を強調した結論にそれらしい説明を付けて差し出すだけで、彼らは喜んで信じるのだ。『ある意味で』『秘義的に』『根源的に』。ククク・・・」

 なんだか "漫画度" の高い絵に仕上がってしまい(それにしても私は何をやってんだか..)、そのため真面目なカトリック信者には受けが悪いかも知れない。不謹慎、とも思われるかも知れない。しかしそれでも、間違っているとは思いません。

 現代世界憲章の新しい箇所を紹介する。

すべての人が (…) キリストによってあがなわれた。
All men (…) have been redeemed by Christ.

現代世界憲章 29 (日本文)(英文

 これが上の一コマ目にあのように書いた根拠である。

現代世界憲章 (Gaudium et Spes)

日本語版全文(外部サイト、タイプミス多し)

各国語版入口(バチカン公式サイト)

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