呉越同舟

色々な職業の人達(芸者、猿回し、力士等)が舟に乗り合わせ
棹を持った船頭が力強く川底を押して川面をすべる様に進んで
行く風景です。
川の流れが遠近法で描かれ画面に奥行きを持たせてあり、
また白い枠どり(ボーダー)から舟や川面等がはみ出して描かれ
より立体感が出るように構成されています。

ガラスは米国のココモ社製の物が多く使われていました。
舟のパープル色のガラスは独特のテクスチャーがあり、近年
あまり見かけない物です。

解体後に並べたもの。
顔を一部が剥がれ落ちている。
ガラスに焼き付けたものではなく
ペンキの様なもので描かれたらしい。
  

Glass Field

洗浄後に組み立て。
顔の部分は焼き付けられて、
剥がれ落ちないようにしました。

松の表情を出す為にとても細かく
曲線が入っています。
小指の爪程のガラスも沢山ありました。

面半田作業に入っていきます。

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