Power Mac G4(Mirrored Drive Doors)の静音化



 名古屋に出かけた折に大須のジャンク屋で見つけ「買おうかな」と思ったけれど、未練他らしく後ろ髪を引かれる思いで帰宅した。2週間後に娘が大須に行くと言うので観に行かせたならば、売れ残っていた。たまたま、叔母の三回忌で東海道(国道1号)を東海市に向かっている時に「まだ、ある」と電話が来た。そこで、「買えー」と言って、大須経由にコース変更し、金15、000円也で初代スタジオモニターLCDともに買ってきた

              


 やっと OSX が使える G4 (Power Mac G4 (Mirrored Drive Doors 2003)  1.25GHz+RAM 1.25GB)が手に入ったと満面の笑みで電源を入れてがっかりした。例の起動音の「ジャーン」を聞いて、よっしゃ正常に起動したと喜んだのもつかの間だった。「何じゃこりゃ!」とその音の「煩さ」に驚くやら、感心するやらで「こりゃなんとかしなくっちゃ、使えねえーなあー」と思い、マシンスペックは十分なのだから黙らせるかと決心した。

 じっとその騒音に耳を傾け、どこが一番喧しいかと観察してみるとどうも電源部分からの騒音が、問題であることが判った。早速、いろんなホームページを参考にしてみたが、今ひとつしっくりこない事例が多かった。そこで、成るようにすると決め込んで、やかましい電源を引きずり出し、中身を眺めながら考えた。

            
            電源の取り付けネジ               直列に接続したファン

 写真の様に2連装だ。小さなスペースで風量を稼ぐ手法であることは容易に想像がついた。12Vのファンで、電源供給は、それぞれ単独に供給されていた。幸いな事に回転速度信号を出力する信号線は無く、電源とアース線だけだ。そこでこいつを取り出し、手持ちの可変電圧の直流電源に繋いで少しづつ電圧を下げて、風切り音の大きさと風量をそれこそ「」で観測していくと半分の電圧6V位でそこそこの風量と風切り音となり我慢できる状態になった。

 これならば、簡単で2つのファンを直列にしてやれば済むと考えて、配線をし直した。

            
    新しく買ってきた12p静音ファン   12センチFANの取り付け状態       FANの詳細

 もう一つのファンは、CPU冷却用の12センチファンで、こいつはパーツ屋で売っていた静音タイプの手持ちものと交換して組み込んだ。厚さは、オリジナルの半分位だったが、両側のリブの厚みは同じだったので問題なく組み込め、静かになった。

 CPUの水冷化の様に大げさな作業もなく、ずいぶん安易な改造で済んだ(自己責任)

 この状態で満足できることを知り合いの方に報告したならば、CPUの水冷化キットを頂いたが、使わなくても良さそうと思っている。この水冷化キットは、国産のブレードサーバーに使って見ようと目論んでいる。こいつは、少々でごわく、ケースには収まらないけれど何とかしてみたいと思っている


 この状態で居間でも使える満足な状態になったので、連続24時間通電を数回繰り返し、異常が発生しないことを確認して「ようし使うぞ」決め、古いPower Mac G4 500 MHz (AGP Graphics)からデータの移植を行い、切り替えようと思った直後、

 幸か不幸か、G5が貰えることになった


 幸せに決まっている!


 頂いたたG5は、Power Mac G5(M9032J/A) クロック2GHZ デュアルプロッセサー、メモリー3.5GB搭載という代物でMDDよりは、静かだけれどこいつも結構うるさい。スペックについては、何も言う必要がない。

 これは、MAC OS 9.22を使用できる最後のものなので願ってもないマシンだ。

  MDDをほったらかしてG5の静音化に取りかかることにした


 次第は、「G5静音化」で




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