5代目のモービル
2019.07.06 V/UHF帯の機器の搭載を追記 V/UHF帯の機器へ
2019.10.27 思い立ってアンテナを 3.5MHz&7.0MHz に2バンド化
2020.01.31 歴代のモービルの姿を4代目から同じ部分をコピー
2020.09.21 マフラーを車体にボンディング(効果は、抜群だった。もっと早くすべきだったと大いに反省!!!!)
2022.12.17 エンジンブロック、ボンネットのボンディング追加(ご利益あり)
4代目が、「オートマなのに手動で変速しなければならない」、「OverDriveランプが常時点滅する」、「直ちに再始動できるが、Engine
Emergencyランプが点灯し、エンジンが度々停止する」と満身創痍の状態になってしまい、やむなくモービルを買い替えることを決心せざる状態に陥り、買い替えを決心した。
とは言え、欲しいステーションワゴンは、国内のいずれのメーカーも生産を終わって10年以上経っている。できるだけ年数の新しいもので走行距離10万Km以下のものを探して、今回のモービル無線局の工作となった。
3代目は、13年で24万km(日産)、そして4代目も20年(当局が12年)で20万km(トヨタ)と走った頃にミッションが不調となっている。僕の「ブーブーは、ブーブー」いうけど、ちっとも走らないと言える状態だった。いわゆるとトルコンは、昔の記憶からボルグワーナー社製の遊星ギヤ機構を利用した変速機を基本としていることは知っている。邪推だが、アイシン精機が、このトルコンを生産していては、他社に販売することをトヨタ系列の部品供給会社としてできない。だから、アイシンAW(アイシンワーナー?)を設立して、どこへも販売できるようにしようとしたらしい?。したがって、基本部分は、ボルグワーナーだから同様の結果になったのではないかと思う。(どうでもよいことだけど)
5代目モービルの雄姿
平成30年9月4日の納車され、3.5MHzモービル用のアンテナカプラの組み込み、アンテナ基台の取り付け、電源の取り回しは、4代目の構想をそのまま引き継ぐことにした。車が、異なるので実車に合わせた方法になるのでそれなりに考えた。
アンテナ自身の寸法 (2018.11.24 追記)
昨日、JA0の局に聞かれて気が付いた。「アンテナ自身の寸法の記録がない」。アンテナの先端での地上高を測って、2台目では最高4メートルを使ったこともあったが、山間部を走る以外そんなに当たる所は無かった記憶がある。
しかし、余分なトラブルを避ける為、道路運送車両法にある「自動車の車高、車幅、長さの寸法に合わせるべく、アンテナの先端で高さ3.8メートルになるようにマストパイプの寸法を調整してきた。面白いお巡りさんがいて、職務質問らしく聞かれ「高さの低いガードはどうするんだ?」と尋ねてきた。「あほか!」と思いながら「当たることが判っていて通るバカは、いないと思うけど?」と答えたことを鮮明に思い出した。
現在の状態では、地上高=382cm(エレメント長 158cm、コイル高さ 15cm、マスト長 136cm、基台位置 73cm)となっていた
リモートアンテナカプラの組み込み
これが、無ければ始まらない。
リアーゲートのカバーを取り、カバーを止めるピンの穴をボルト穴に利用し、べニア板を現物合わせで加工した。作った板に組み直せばきれいになるのだが、その板に4代目のカプラーを重ねて取り付けて良しとした。このリアーゲートのランプ類を組み込む部分は、電球を入れる訳だから穴が開いている。そのカバーを取った事により、夜間にブレーキランプ、ナンバー照明の光がここから漏れ、バックミラーに映りこむことになってしまった。運転に大きな支障はないが、取り敢えず段ボールで蓋をして於いて対策をゆっくり考えることにした。
カプラコイルのアース端とゲート、ゲート側アース片を編組線で接続する.
カプラ詳細は、4代目モービル製作記のページを参照。
http://www.maroon.dti.ne.jp/~ja2eib/lesson2/body.html
アンテナ基台の取り付け
これも4代目の物を流用して組み付けた。勿論、リアーゲートの形状がことなるので修正加工する必要がある。上下のいずれの板も曲げ位置、曲げ角度を調整することで解決できた。
リアーゲートに現物合わせで位置を決め穴を開けた。 上下の板は、6oφのステンボルトで結合する(当局が、乗っても大丈夫)
前より支える距離が、数センチ短くなった。
アンテナへの給電部の様子。ワンターンコイルは、グリッドデップメータでアンテナ同調周波数測定の為。
給電部には、ボンレックスの貫通碍子を使ってある。青く見えるのは、加工穴の錆び防止に油を浸したビロード布を挟んで有る為。
理由は判らないが、実際にトランシーバーを繋いで使ってみると4代目よりも同調する様子が、ブロードになっている。また、この状態で、3,500KHzから3,612KHzm迄運用できることを確認した。
ゲートと車体の接触アース接触子
ゲートのラッチ金具だけでは、十分な高周波的なアースは望めないので4代目と同様の方法をアース接触子を考えた。このラッチ金具は、4代目のように複雑な構造をしなくても良かった。ラッチ金具取り付けネジを使って直接車体と金属どうしの接触があることが判った。そのことから簡単にできた。
まず、適当な厚紙で得意の現物合わせの型紙を作り、厚さ1oの真鋳板を鋏みで切って組み立て状態を確かめながら微調整して組み立てた
まず、型紙の製作(左=車体側 右=ゲート側) 車体側(ビニールが、剥がれている部分は、確実に接触している証明
リアーゲート側
白色のビニールテープを前面に貼り寸法線を卦がいた。使用には、ビニールテープは、剥がしている(当たり前)
リアーゲートに取り付けた状態
電源の取り回し
4代目の方法で全く問題は無く、今回はバッテリー近くにヒューズボックスを置いてより安全性を高めた。
フレキ管にケーブルを通し ここから左フェンダー内に入る
助手席ドアーのフェンダー下の隙間に出す。この状態で板金屋さんに診て貰ったところ、これなら水漏れはないと太鼓判を貰った。
ここから車内に入り、無線電源コントロールボックスに接続してある。この電源制御箱には、無線専用のバッテリーが接続されているが、アクセサリースイッチが「オン」になってからリレーにより無線機に電源が供給される。このリレーは、エンジンスタートのセルモーター起動時の電圧低下に伴い、リレーは「オフ」となるので、この無線用バッテリーから自動車側に電流が流れることはない。アクセサリースイッチが、「オン」であれば、無線バッテリーから車に供給可能な状態になっている。
4代目では、電源の取り回しにヒューズを入れてなかったが、今度はバッテリー近くにヒューズボックスを取り付けた
市販の4回路のフューズボックス こんな風に組み直した
タッパーに組み込み車体のネジ穴を利用して取り付けてある。一応、タッパーは、電子レンジ使用可能とうたわれている製品
バッテリーへの接続とヒューズボックス
注意することは、電源取り出しケーブルをバッテリーに繋ぐ際に車への電源供給を断たないこと!。車のケーブル側に充電器を接続して、車側はの電源供給を止めることなく作業をしなければならないことだった。(電源を断つと車のオーディオなどの再設定をしなければならなくなる)
無線機用バッテリー
4代目でも無線機用バッテリーを搭載していた。裸では危険を伴うので10mm厚のべニア板ケースに格納して後部の荷物スペースにある。
べニアの箱に入れた無線機用バッテリー 自作の電源端子は、アース片を作った真鋳板の残りを使った。
車のバッテリーのみでも十分使えるが、無線機専用のバッテリーで運用時の電圧降下を軽減させる狙いもある。
電源回路
余談だが、当局は耕作をしていない耕地のメンテナンスをする為に25馬力のトラクターを使っている。年に何度も使うわけでもないのが、数年前までは作業を予定した、一両日前から充電器を繋ぎバッテリーを充電しておくことを繰り返してきた。ある時、適当な太陽電池を常時繋いでおけばいいのではと思いつき、実験として5Wの物を通販で買って繋いでみた。その効果は、絶大だった!。
軽4輪で使って数年を経た古いのバッテリーでも「セル一発」で始動できるようになった。その後、バッテリーを軽四輪で4年以上経たお古に取り替えたが、その効果は、間違いでないことを確かめた。
そこで、ダイオードマトリクスを組み、1月で1回くらいしか運転しないこの車にも接続してバッテリーの活性化を図っている。
計算してみるとバッテリーの自己放電量よりもこの太陽電池の供給量の方が、小さい?。
無線機の搭載
常時、無線機を搭載しているわけではなく、気分に応じて搭載するので、いかに簡単にできるかを考えての工夫
本体は、プロペラシャフトトンネルのふくらみ部分に置いてある
こんな具合になっている アルミ板のブラケットに止めて、ナビ取り付けの隙間に差し込んだだけ
この状態でDVD、CD、カッセットの使用は、不便だけれども使える
コントローラーの背面の4か所のネジ穴を使う アルミ板のブラケットは自作した
プラスチックの為、何度もの取り外しはネジ小穴を損なう恐れがあり、シャックでも差し込む部分を作って同じ方式で差し込んで使ったいる
大きな負担には、ならないので手元にSWR計がおいてある。
白い箱は、アンテナカプラコントローラー(つまみがある)と確認用のSWR計
コントローラーには、周波数目盛があり、その周波数につまみを合わせば、リアーゲートにあるバリコンがサーボ機構により所定の位置に回転して、3,500KHzから3,612KHz迄運用できる。所謂プリセットになっていて、ラジオのダイアルを回す要領で運用周波数にセットする。(詳細は、4代目の自動車無線局奮戦記に)
就職してアマチュア無線にのめり込み、初任給の3倍もするトランシーバーを買って、夜な夜なのQSOのお馴染みさんから誘われ、ミーティングなるものに3.5のモービルを運用しながら参加するようになった。
そして、市販のアンテナでは飽き足らず、勤務先の工員さんをたぶらかすようにして、モービルアンテナの折り曲げ機構の設計図を渡して、無垢の真鋳棒から削り出して作ってもらった。この機構部分は、約47年過ぎた現在の平成30年になっても現役で使っている。
5代目完成後、数日で都井岬への旅に出た。都井岬への往復2500km程の走行に耐え、ローカル局やお馴染み局とのQSOを十分楽しんで走行できた。(ページ都井岬へを参照)
この時点では、V_UHF帯の機器の搭載までは出来なかったが、後日の作業として構想は練ってある。
2019.07.06追記 V/UHF帯の機器へ
2020.09.21
マフラーを車体にボンディング
以前からマフラーを車体にボンディングすると良いとの話は、各局よりよく聞いていたが、エンジンと車体とのボンディングはしていた。
何故か、よっしゃ「マフラーを車体にボンディングしてみようと思い立ちやってみた。
効果抜群、Sメータの振れとノイズ音を聞いて「うそ?」と思った。
アクセルをふかしてみてもSメータの振れは変わらない。イグニッションノイズは、エンジンの回転に同期して聞こえるが、ノイズの強度は変化しない。
早速、テスト走行を近くのバイパスをテスト走行し、岡山の新見市の局とで59でQSOでき、イグニッションノイズも気にならない事を確認した。
こうする事で車体の下に潜っての作業(パーキングブレーキをしっかり引き安全を確保する)
まず、どこにボンディングケーブルを止めるかを確認。タイヤハウスカバーの取り付けネジ穴とマフラーの吊りボルトを確認
編線線を使いたかったが、その代わりに手元あった電子機器に付いてきたアース用リード線を8本撚りにして使った。
エンジンのヘッドカバー取り付けボルトを利用したエンジンにボンディングケーブルを着けた。数ヶ所に取り付けたかったが、
不足ならば増やせば良いと思い、今回はこの一ヶ所のみにした。
2022.12.17 追記
そう言えばと思い立ち、HFモービルの雑音防止にボンディング個所を追加した。
1) エンジンからのボンディングを合計5ヶ所に増設
@のボンディングのエンジンブロックへの取り付け個所は、6気筒の内の簡単に組付けられた3気筒にイグニッションコイルの取り付け用のネジを利用してボンディングケーブルを組付けた。A〜Dは、ヘッドカバー取り付けボルトを利用して組付けてある。ボディー側は、
既存のネジを利用して組付けた。
2) ボンネットのボンディング
運転席側 助手席側
画像の様にボンネット取り付けのヒンジのボルトとフレームに有ったネジを利用して取り付けてある
ここには、手持ちの幅18oの編組線ををおごった。
ご利益!
イグニッションノイズは、聞こえるがQSOに差し支える事は無くなった。ちょっと見にくいけど、真ん中付近の小さい棒グラフが、アイドリング時のノイズレベルで、高回転時はS8〜S9となる。
画像下側のの棒グラフは、SWRの測定値で表示周波数では文句ない。リアゲートにあるリモートアンテナカプラのおかげ
7.050MHz〜7.200MHz迄運用できる。運転席にあるプリセットコントローラの操作は、必要だが全く問題ない。
歴代のモービルの雄姿
(4代目モービルから同じ部分をコピー)
初代モービル 2代目のモービル
CQ誌1979年2月で紹介した ローディングコイルは、1代目からの引き継ぎ
13年間で16万kmも走ってくれ、無線機の電力の為に バンパー組付けボルトで基台を取り付けアンテナカプラを製作して
発電機をスター結線からデルタ結線に改造して十分な トランクのビニールの箱に組み込み(放り込んだ)実用に
発電量を確保した シビエのヘッドライト、マーシャルの マスト、折り曲げ機構は、現在まで現用している
フォグランプで当時最新のH4 この車で、片道45Kmの通勤をして十二分にモービルを楽しんだ
バルブは、 60/55W×4と大飯食らいも手伝って マニアルで5速、かつターボディーゼルと珍しい車だったが、
明るかった!! 対抗車線から、横になって走ってきた車のボデーアタックに勝てず
18万km程で昇天(合掌)
自動車は、横になっても走ってくる事を知った苦い体験
燃費は良く、ノイズは少ないと手放しだったが
コイルは、3代目に 車は、4代目に替わっている
3代目のモービル(九州自動車道熊本北SA) 4代目のモービル(東北自動車道安達太良SA)
セドリックワゴン(7人乗り) クラウンステーションワゴン
この車からリア−ゲートにアンテナカプラを組み付け、実用 ローディングコイルは、3代目からの引き継ぎ
2004年夏に最後のご奉公で2200kmの九州ドライブに プリセットチューンを組み込まれ、2005年9月
オートチューンも組込んだが。 いきなり主人のロマンに付き合わされ
プリセットチューンは、次の車となった 長駆往復2,400Kmの旅に出された
ディーゼルエンジンの車の静かさに惚れ込んだ さてこの車とのつきあいは?
法律の改悪(?)で泣く泣く廃車に! 2018.8.31をもって満身創痍の状態で引退
13年で24万kmも走ってくれた (走行距離は、200,000kmを超え 合掌)
(またまた 合掌)