BS21レポート

今回もGIFを使ってのお届けです。

 3週間ほど前の2005/05/05に都立産業貿易センター浜松町館3階で合同開催されたBrightSeason21と蒼月祭12に私がサークル参加したときのレポートです。あくまで個人的な視点です。今回は特にBS21を中心に構成しています。蒼月祭は範囲外扱いです。
 ちなみに、このレポートは前回および前々回(BS19/蒼月祭9とBS20/蒼月祭10)比を意識して構成しています(BS19/蒼月祭9レポートBS20/蒼月祭10レポート・別窓)。
 イベントレポートを書き始めてから、丁度1年目に当たりますね。雪、積もってるよでのサークル参加も5回目を迎え、そろそろサークル参加イベントにも慣れてきました。遅刻もなく忘れ物も概ねなく無難な立ち上がりのイベントでした。また、今回はSS担当の山鳥も2回目のサークル参加でした。
 一般待機列の長さは見えませんでしたので割愛。東側の階段から伸びたのがBNLの列だったそうで、それは相当な盛況だったのが窺えますね。カタログ完売も蒼月祭より早かったです。BS・蒼月祭ともに700円だったのが理由かもしれませんが。
 ところで、今回のGW中SDFイベントの4種類のカタログは裏を繋いでみるとTH2のイラストになるそうです。もしかしたら雛2のカタログが早々に完売した理由は、それらのイベントのカタログの印刷部数を合わせたためかもしれませんね。
 さて、恒例の客観的なデータ整理といきましょう。BSの参加は62サークル(前回比-16サークルの79%、前々回19は68サークル)、蒼月祭が60サークル(前回比-163サークルの27%、前々回9は109サークル)です。
 BSが蒼月祭を上回るという予想外の展開でした。月読宴2に参加者を持っていかれたためと思われます。開催が同じ都産貿で、それぞれの参加サークル数に減少が見られるのは、ジャンルの老衰だろうとも思われます。新作が出るまでは若返りそうにはありません…。
 さて、サークルスペースから眺めた一般参加者の様子ですが、正直淋しいものがありました。参加者の多くは蒼月祭に向かい、目の前のついたての向こうはそれなりの賑わいを見せてくれましたが、反面BS側には人が少なく、恒例のオクラホマミキサーによるぐるぐるが見られませんでした。また、これは売り子としての考えですが、MR2に比べて明らかに人の数が少ない印象がありました。こればかりどうしようもありません。
 他に買い手から受けた印象ですが、小さいながらも立てかけるポスターがあるとやはり視線をくれます。正面側がついたてで見るものがなかったというのも好条件でした。また、カラー表紙は明らかに目を引いていました。その結果+新刊効果で新刊を立ち読む人が圧倒的に多かったのはいつも通りです。ただ、今回だけに見られた特殊な事例が、AIR既刊の「笑顔の作りかた」が思いのほか立ち読まれた/売れたということです。この辺りは、劇場映画化とTVアニメ化の二重効果が需要増加を導いたと考えられます。逆にひぐらし既刊の「雨のやまぬ頃に」と「ひぐらしのなく前に」の売れ行きが、同じKeyオンリーのMR2に比べても芳しくなかったということが引っかかります。話に聞く限りですが、雛見沢村綿流し祭2の人出はそうよくなかったということです。そういったひぐらしジャンルの需要減少が垣間見えたのではないかと思います。全体数が少ないですから統計的にはあまり信用できる数字ではないんですがorz
 一般参加としてのお買い物は割愛。今回は気力が充実していなかったので他イベントまで回っていません。いろいろ面白いものは手に入りましたし、BSだけで十分に楽しめました。
 サークルの頒布状況に関してはいつも通りノーコメントということで。
 さて、アフターの色紙オークションに移ります。このイベントが、他のイベントに比べて明らかに高い参加費を取るにも関わらず、いつまでもある程度以上のサークルを確保している理由はこのオークションがおいしいためだと気付きました。
  • 2万円オーバー。「/」のあとはその枚数。
  • 一枚単価上位。()は総数
  • ジャンケン大会として出品されたものは全て無視。
  • ぎやまん亭はBSと蒼月の両方に出展しているため、2回色紙を出品。ちなみに蒼月側は1枚7000円落札。
  • 1サークルの最高枚数は3枚減の13枚。最低上限額は1000円。
  • 動いた金額は62543円増の450593円(116%)。動いた色紙は38枚減の115枚(75%)。
  • 1サークル当たり平均取引額は2404円増の7510円(147%)。
  • 1サークル当たり平均枚数はほぼ変化無しの2.0枚。
  • 色紙単価平均は1350円増の3853円(154%)。
 上限「前川さんが落札するまで」という面白いものもありました。司会の前川さんがきっちり落としています。ちなみにもう禁止だそうです。
 今回は前回の薄暗さを吹き飛ばすような景気の良いオークションになりました。データを取り始めたのが18から3回目ですから、あまりアテには出来ないとは思いますが…。過去のオークションの詳細どこかにないかなぁ…。
 前回に比べて、出品数が明らかに少ないのに移動した総額・落札価格がはるかに増加していることが特徴的です。一球入魂色紙が増えたというのが理由でしょうか。枚数が多いから落札価格が高くなるといった様子があまり見られませんでした。
 あと特徴的なのは、Key色紙に占めるAIRの割合がCLANNADを上回ったことでしょうか。このへん、TVアニメ版AIRの(劇場は評判がよろしくないようですので…。私は嫌いではないんですが。)効果が大きいのでしょうね。

 下表は色紙オークションの落札平均額です。例えば出品が10番目の点は、10番目までに出された色紙の落札価格の平均を意味します。BS21SG12の最後(63番目)の点は上記の平均額に一致します。
※BS19SG9の落札は75番まであったのですが、どこかメモが抜けたため73番目までになっています。

BS21・蒼月祭12色紙オークション値段推移グラフ

 ちゃんと人に見せられるレベルで表を書いてはいますが、公開は控えます。それが欲しいときはメールで。Excelのテーブルでお届けします。
 ジャンケン大会は毎度のごとく少なめな出品でしたので割愛。
 前川さんからの、今後のSDF予定の話で、今回の即売会は終了となりました。詳細は、
7/3 みやこめっせ 蒼月・雛・RAG-FES
9/4 TH2B
10/9 Pio 蒼月・TH2C・雛
 ちなみに10/9は、この順に先日の24時間耐久コミケばりの朝昼晩入れ替え制開催を計画しているそうです。

 ここでorzです。来年までBSの開催予定はありません。Keyオンリーの連続開催は、おっしゃる通り確かに辛いものがありましたから…。来年の2月を目安に、エコバッグ・ローリングスタートを備えた充電BSを開催したいとのコメントに期待します。

2005/06/27
2006/02/17修正

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