メタボリック症候群 予防のポイントおなか周りが85cmを超えると「予備軍」。 メタボリック症候群の予防日常生活に運動習慣を!運動不足は肥満への第一歩。
食物繊維をたくさん摂る食物繊維には、余分な糖分や脂肪分の吸収を抑え、体外への排泄を促す働きがあります。また、食物繊維はローカロリーで満腹感も得られるので、カロリーオーバーを防いでくれます。 脂は植物性や魚類のものを摂る動物性脂肪は悪玉コレステロールを増やし、魚の脂や植物性脂肪はコレステロールを下げる作用があります。 ビタミン、ミネラルを不足させない現代人に不足しがちなビタミンやミネラル。これらは、悪玉コレステロールが酸化して血管壁にへばりつくのを防いだり、心疾患の危険を低めたり、実に様々な働きをしています。 メタボリック症候群ってなあに?肥満(特に内臓肥満)がベースにあり、脂質異常症、高血圧、高血糖のうち2つ以上が該当する、もしくは予備軍の状態を、メタボリック症候群といいます。 セルフチェック
1.に加え、2.~4.のうち2つ以上当てはまると、メタボリック症候群です。 メタボリック症候群の原因メタボリック症候群の第一の原因として、肥満が挙げられます。 肥満になると、脂肪組織や筋組織で糖を取り込む能力が低下します。すると、糖の代謝に必要なインスリンがうまく働かなくなり、やがてインスリンの分泌が低下してしまいます。 インスリンの分泌の低下は、糖尿病や高血圧、脂質異常症の危険性を高めます。 肥満には2種類あるりんごと洋ナシ、あなたの体型どちらに似ていますか? りんご型のあなたは、腸や胃、肝臓などの内臓の周りに脂肪が蓄積した「内臓脂肪型」です。メタボリック症候群に関係するのは、りんご型肥満です。 洋ナシ型のあなたは、下腹や腰周り、太もも、お尻周りなどの皮下に脂肪が蓄積した「皮下脂肪型」です。 メタボリック症候群の治療メタボリック症候群と診断されても、その人に何か具体的な症状が現れている場合はほとんどありません。検査してみると、内臓脂肪が多く、脂質異常症、高血圧、高血糖の傾向がある、というだけです。 したがって、治療といっても、お医者様はすぐに薬を服用するように指示をしたりはしません。まず、内臓脂肪を減らすための生活指導、すなわち食事指導と運動指導から始まります。心構えは「健康的にやせる」、具体的には正しい食事と適度な運動で「3ヶ月かけて肥満体重を5~10%減量させ、その後は維持する」ことにより、メタボリック症候群はほとんど治ってしまいます。 食事療法と運動療法食事療法
運動療法
内臓脂肪が多すぎるとなぜいけないの?脂肪細胞は口から食べたものをエネルギーとして蓄えてくれる大切な細胞です。この蓄えがあるから、ずっと食べ続けなくても運動したり、考えたりすることができるのです。 それに、脂肪細胞は食欲をコントロールする物質など善玉因子も作ってくれています。 でも、食べ過ぎて運動不足になると脂肪細胞が大きくなり、善玉因子の量が減って、糖尿病や血管の病気を引き起こす悪玉因子を作り始めるのです。これがメタボリック症候群の始まり。この状態を放置して同じ生活を続けていると、並んでいるドミノが次々と倒れるように、糖尿病や動脈硬化症が進行し、ついには寝たきりの生活を余儀なくされるのです。 糖尿病発症リスク・・・7~9倍 これは、メタボリック症候群の人が通常の人に比べて発症する病気の確率です。 |
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