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更年期を乗りきるには

女性は7の倍数の年齢が生理の節目になるといわれています。7歳で永久歯が生え、14歳で初潮を迎える。そして42歳で白髪が気になるようになり、49歳で閉経を迎えます。このうちの42歳は「更年期」の入り口で、体に大きな変化が現れ始める時期です。更年期をどう乗りきるか、考えてみましょう。

更年期を乗りきるには

バランスのよい食事

更年期になると、基礎代謝量が低下してきます。今までどおりの食事量や食事内容を続けると肥満になり、生活習慣病の要因となります。

適度な運動

軽い運動は自律神経のバランスを整えます。

ストレスをためない

更年期障害には、精神的ストレスも大きく関係しているため、趣味に打ち込むなどして、ストレスを発散しましょう。

カルシウムを十分摂りましょう。

女性ホルモンが減少すると骨粗鬆症がおこりやすくなります。予防にはカルシウムが必要です。

大豆製品を摂りましょう

大豆製品を多く摂る日本人は、欧米人に比べ、更年期障害の症状が軽く、骨粗鬆症の発生率が低いといわれています。大豆には女性ホルモン様作用のあるイソフラボンが含まれ、納豆には骨へのカルシウム沈着を促進するビタミンK2が多く含まれています。

年に一度は健康診断を受けましょう

更年期以降は、骨粗鬆症や動脈硬化、高血圧などの危険性が増えてきます。

更年期とは

「更年期とは性的成熟状態から、卵巣機能が完全に消失するまでの期間」をいいます(国際産婦人科連盟)。具体的には正常月経周期を示す妊娠可能時期が終わり、月経が乱れ始めてから、閉経をはさんでその後数年たって卵巣からまったくエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されなくなるまでの時期の事をいい、45才以上の女性で1年間以上月経を認めなければ閉経と判断します。

更年期とは性的成熟状態から、卵巣機能が完全に消失するまでの期間

更年期に発症する症状と発症期

更年期に発症する症状と発症期

更年期障害の起こる理由

更年期障害の起こる理由エストロゲンは卵巣で作られますが、その量は脳の視床下部の性ホルモン中枢というところで管理されています。エストロゲンが足りなくなると、視床下部から女性ホルモンを作る指令が出て、それを受けて卵巣はエストロゲンを作り、血液中に分泌します。一方、血液中のエストロゲンが多くなりすぎると、視床下部からの指令が止まります。
更年期になり、卵巣の機能が低下してくると、視床下部がいくら指令を出しても十分なエストロゲンを作ることができませんので、視床下部は興奮し続けることになります。ところが、視床下部には自律神経の中枢があり、性ホルモン中枢の興奮がこれらに影響し、自律神経のバランスが崩れてしまいます。これが更年期障害が起こる理由です。

更年期障害の症状

更年期障害は当然、エストロゲンそのものの減少によるものもありますが、多くは、自律神経のアンバランスが原因です。

更年期障害の症状

更年期の診断基準

血中のエストロゲン濃度が30pg/ml※1以下であれば、更年期と診断されます。さらに、FSH※2濃度が40mIU/ml以上で、1年以上無月経状態が継続すれば、自然閉経と診断されます。

※1pg:ピコグラム・1pgは1gの1兆分の1
※2 FSH(卵胞刺激ホルモン):視床下部の性ホルモン中枢の指令により下垂体から分泌され、卵巣でのエストロゲンの合成・分泌を促進するホルモン。

更年期と高脂血症

更年期になると女性のコレステロール値が急に増加しますが、特に悪玉コレステロールと呼ばれているLDL(低比重リポタンパク)が増加します。このため、更年期以降の女性では、骨粗鬆症とともに動脈硬化のリスクが上昇します。この原因は、エストロゲンの減少により、肝臓のLDL受容体が減少するからです。LDLは肝臓で作られますが、LDL受容体は血中のLDLを回収するとともに、血中のLDLの濃度を感知しています。しかし、エストロゲンの減少によりLDL受容体が減少するため、回収されるLDLコレステロールの量が少なくなり、肝臓はそれが少なくなったと勘違いして、たくさん作ってしまい、血中のLDLが増加するわけです。

年齢別の血清総コレステロールの平均値

年齢別の血清総コレステロールの平均値グラフ


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