初めにキャストのメリット、デメリット |
キャストは原型をWAX(ワックス)で作る為に
ほとんどの形は問題なく作り出す事ができますが、
途中の工程で筒に入れなくてはならない為に
筒の大きさを超える物はキャストする事は出来ません。
もー1つは量産する時の問題で、
複数同じ品物を作ろうとすると、若干原型よりも
縮んでしまいます。
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WAX(ワックス)原型
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これは商品を金属にする前の
段階で、材質はロウソク
のような感じです。
金属よりも整形しやすいので
よりクオリティーの高い
品物を作る事ができます。
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枝付け(えだづけ) |
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WAX状の品物を効率よく
金属に変えられるように
まとめる工程です。
木の枝の様に作る事から
枝付けと言われています。
(ツリーとも言います) |
埋没(まいぼつ) |
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枝付けをした品物の周りを金属の
筒で囲み、そこに石膏(せっこう)
を流し込み、固めます。
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WAX焼成(ワックスしょうせい) |
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埋没(まいぼつ)した
筒を高熱の炉(ろ)に入れ、
ロウソク状の品物を
溶かして流し出します。
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加圧式鋳造(ちゅうぞう) |
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炉(ろ)に入れておいた筒を
取り出し機械にセットして、
金属(うちでは真鍮かシルバー)
を溶かし、流し込みます。
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最終工程 |
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金属を流し込んだ筒を水に入れて
石膏(せっこう)を落とし、
形になった金属を取り出します。
これでキャストの終了です。
この後、品物を磨いたり
削ったりして商品に
なるわけです。
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