創型会について

創型会主旨

一流一派に偏することなく、
作家の自由な精神を重んじ、
現代社会での在るべき人間性を探求し、
常に時代に先行する制作活動を遂行することにより、
新しい価値の創造に向かって
邁進することをもって旨とする。

創型会は昭和26年、彫刻だけの会として出発し、以来今日迄、
独自の制作活動を続けてきました。
 その活動は毎年上野の都美術館での5月の公募展を主軸に、
秋の選抜展、グループ展等年毎に充実して常に明日の制作が
期待されています。
 創型会は
一将の率いる場でもなく、一派に偏することもなく
ただ、制作の理想において共鳴する作家によって開かれた空間です。
 即ち、一人一人が全く自由な制作現場を堅持し、
何人にも拘束されない発表の場を持っていることを、
至上のよろこびとしています。
 創型展に発表展示される作品が、自由と歓喜に充ちているのは
実にわが会の特徴であります。
 この理想に共鳴する新鋭の参加に期待をこめ、又この会風を愛好して下さる諸賢の、一層の御声援をお願いします。


創始メンバーの作品
中野四郎森 大造村井辰夫奥山泰堂

1951年
(昭和26年) 昭和26年11月5日、中野四郎、森 大造、村井辰夫、 奥山泰堂のの故4氏により「生存の渦の中の造型を探求する」の目的により結成
1953年
(昭和27年) 第1回展(日本橋三越)
1953年
(昭和28年) 第2回展より東京都美術館にて開催(以後毎年開催、現在に至る)
1956年
(昭和31年) 第5回展より公募
1957年
(昭和32年) 静岡支部結成
 1961年〜69年
(昭和36年)~69年(昭和42年) 上野公園緑地・神代植物園にて野外展
 1965年
(昭和40年) 埼玉支部結成展覧会を催す。
1966年
(昭和41年) 文部大臣奨励賞申請、下附。以後現在の至る。
1972年
(昭和47年) 大阪大丸デパート・池袋西武デパートにて同人展
1975年
(昭和50年) 久慈仙台巡回展
1977年
(昭和52年) 銀座等の画廊にて秋季展を開催。以後現在まで継続。
1993年
(平成 5年) 岩手国民文化祭(久慈市)協力参加
1997年
(平成 9年) 第20回記念秋季展を開催。(日本橋 田中画廊)
2001年
(平成13年) 第50回記念創型展を開催。
2002年
(平成14年) 第25回記念秋季展を開催。(日本橋 田中八重洲画廊)
2006年
(平成18年) 第55回記念創型展を開催
2007年
(平成19年) 第30回記念秋季展を開催。(日本橋 田中八重洲画廊)
2008年
(平成20年)  京都にて京都展を開催
2009年
(平成21年) 横浜にて横浜展を開催
2010年
(平成22年) 仙台にて仙台展を開催
2011年
(平成23年) 東日本大震災の影響で60回展延期 山梨にて山梨展を開催
2012年
(平成24年) 第60回記念創型展を開催
2017年
(平成29年) 第65回記念創型展を開催

上記の如く公募展としては、唯一の彫刻だけの団体として実績を持ち、現在に至っております。
その他彫刻コンクール(ヘンリームーア大賞展1983年)、現代具象彫刻展、1989年木内克大賞展に於いて入賞者、受賞者、特に現代具象彫刻展では大賞を受賞するなど活躍する人材を出しています。

創始メンバーの情報リンク
奥山泰堂氏の作品が見られる施設 たいどう彫刻公園
森 大造氏の作品が見られる美術館 醒井木彫美術館