下り坂走行編(下り坂を低燃費にするコツ)

下り坂はある意味、燃費を良くするのが一番難しい部類の走行です。
下り坂は自然と加速していくので以下の点について注意して走行してみてください。

@下り坂はどれくらい長いのか?登り終わって失速しているなら理想のアクセル踏み込み量で加速してください。
  同様に制限速度に余裕がかなりあり、次に登りが控えている場合も加速して行ってください。
  失速してなく長い下り坂ならシフトダウン&アクセルOFFで燃料カット&エンジンブレーキにより等速走行できるように
  走行してみてください。(下り坂が短い場合でも勾配が急な場合は同様です)
  失速していなく短い下り坂ならアクセルOFFだけで燃料カット&エンジンブレーキし等速走行できるようにしてみてください。
  (長い下りでも勾配がほとんどない場合は同様です)

A下り坂の次にカーブでの減速、一旦停止や信号赤などで停止の必要があるなら、シフトダウン&アクセルOFFで
  燃料カット&エンジンブレーキで減速走行してください。
  坂の長さや信号、カーブや急カーブなどはカーナビゲーションがあれば容易に予測できます。

考え方

下り坂での上記の走行法の考え方はエネルギーマネージメントにあります。
下りということは高い位置から低い位置へ移動することなので位置エネルギーを速度エネルギーに変換するチャンスなので、
できるだけ位置エネルギーを速度エネルギーに変換します。
この速度エネルギーを使って走行距離を延ばしたり、次の登りに備えたりします。
しかし、道路はさまざま状況があり速度エネルギーに変換したくとも、制限速度があったりカーブで減速をしなければならなかったり
信号赤などで停車しなければならなかったりするので、その場合は速度エネルギーにするのではなくエンジン回転力に変換する
ことにより燃料カットを行い燃料消費を抑えます。
ハイブリッド車であればこの回転力を使って回生ブレーキもできるのでさらに効果的です。
この場合、どれくらいの減速力が必要か?でシフトを選択し、強い減速が必要ならシフトダウンし、軽い減速力で良いならアクセル
OFFだけで燃料カットし燃費を稼ぎます。

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