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独 り 言 (2025年4月分)
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2025年4月30日(水)
朝。 病院に行って花粉症の薬を処方して貰い、保険屋に出すための健診の予約をし、薬局へ寄ってから帰宅する。 今夜9時過ぎから明日の検査が終わるまで物を食べられないのだそうだが、特に問題はないな。 昼。 1号くんが牛丼と領収書を持ってやって来た。 転職先の初出勤が連休明けからなんだとかで、目下はずっと家にいるらしい。 午後。 ドラマ「天久鷹央の推理カルテ」の第1話を視聴。 原作等に一切目を通していなかったのでまったく予備知識のない状態で見たのだが、ヒロインは明らかに自閉症スペクトラムである。 【ネタバレ注意!!!】 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ストーリー。 いつものように車中で好物のドーナツを食べたトラック運転手。 味がいつもと違うことに気づいた直後に意識を失い自損事故を起こす。 病院に運ばれた彼の証言から毒物が疑われたが、血液検査では何も検出されず、むしろ健康体である。 ヒロインは、この検査結果と彼の「いつも異常に甘い物を食べている」という食生活に着目する。 まあ、詳しい病名が分からなくても「だいたいこういう症状の病気なんだろうな」ということは分かる。 ミステリーなので、その辺のところはミスリードがあったりして、少し分かりにくくしてあるのだが、私が一番ひっくり帰ったのは、 この第1話の一番大きな「秘密の開示」が、なんと「ヒロインが自閉症スペクトラムである」ということだったという点。 いや、それ開始5分ぐらいで分かるだろう。 こんなものを「秘密」にして、その「伏線」を無駄に挟んでいるせいで、肝心の事件部分の尺が足りず、駆け足になってしまった。 だいたい、そういう特性のある人をこれから一緒に仕事をしていく人に紹介するのなら、真っ先に教えることだよね? なんで変な「匂わせ」をやって、相手(医師)が気づくのを待つ、なんて面倒くさいことをする必要があるんだ? 「この人には自閉症スペクトラムの障害があり、特性は何と何です」と申し送りをすれば済むことではないか。 というか、それはするべきことだよね? マジで訳がわからなかった。 夜。 1号くんと2号くんがやって来て、一緒に晩飯。 時計を見ながら食事を切り上げ、明日に備えて早めに寝る……つもりが、気がついたら午前1時になっていた。 今度こそちゃんと、寝る。
2025年4月29日(火)
朝。 昨夜23時に目を覚まして観る予定だった「ヴィジランテ(第4話)」を視聴。 トレーニング中に本物の「ヒーロー」と出会った主人公。 主人公は「ヒーロー」になりたかったのだが、その夢が叶わず、今は普通の大学生として裏で「非合法ヒーロー(ヴィジランテ)」の 活動をしている。 現実世界で例えると「本当は芸能事務所のオーディションを通ってプロのミュージシャンになりたかった人が今はストリートミュージ シャンをやっている」みたいな立場かな? その彼が「ヒーロー」に出会って「ヒーローのサポーターとしての仕事をしつつヒーローを目指す」という道があることを知らされる のだが……。 感想。 落胆していた彼が可哀想だったな。 午後。 今日は1号くんと2号くんが12日遅れの私の誕生会を開いてくれるのだそうな。 で、駅で待ち合わせてケーキと寿司を買いに行く。 ちょっと意外だったこと。 東京芸術劇場前のおしゃれなカフェ「パティオ・ドゥ・メトロ」にはトイレが設置されていなかった。 考えみれば、劇場が開いている時には劇場のロビーのトイレを使えば良いので必要ないのだね。 しかし現在は東京芸術劇場が改修工事中。 ちょっと歩いて近隣の商業ビル「エソラ」まで行かなくてはならない。 まあ、地下道づたいに行けるところだから雨の日でも傘無しで移動できる場所ではあるのだけれどね。 買い物を済ませて1号くんのアパートへ。 2号くんに、 「どうせ吹き消す火をなぜわざわざロウソクに着ける必要があるのか?」 あとでネットで調べてみたら「ケーキにロウソクを立てる」習慣は、古代ギリシャのアルテミスへのお供物に立てたロウソクが発祥と 書いてあった。 満月のように丸い形のケーキを月の神であるアルテミスに備え、そこに立てたロウソクの煙に乗せて天のアルテミスに願いを届けると いう儀式のためのものであったそうな。 線香の煙に近いイメージだね。 この習慣が「誕生日にケーキにロウソクを立てる」に変化し、13世紀のドイツで「魔物が取り憑きやすいと考えられていた誕生日に 魔除けのためにロウソクの火を吹き消す」という習慣に変化したのだそうだ。 さらに19世紀のアメリカで「年齢の数のロウソクを吹き消して願い事をする」に変化したのだとか。 ロウソクの煙の意味としては、古代ギリシャの考え方に戻ったということかな? こうした風習の変遷は面白いね。 2号くんがDVDをプレゼントしてくれたので、帰宅してからMacBookに接続できるDVDをAmazonに発注。 明日になったら届くだろう。 夜。 ドラマ「失踪人捜査班」視聴。 失踪した妻を探すために警察を退職し、私立探偵となった主人公。 今回は、妻の失踪に関係するかも知れない元政治家の失踪事件を調査することになるのだが……。 池袋のキャバクラで働くキャバ嬢が、自分の働くキャバクラが反社と関わりがあると知らされて驚愕するシーンがあった。 いつの間にか池袋ってものすごくクリーンなイメージの街になっていたのか??? 心の汚れた私は「池袋のキャバクラに反社が関わっている」と聞いて「そりゃそうだろう」と反応してしまったが。(^^; 寝る。
2025年4月28日(月)
夜中に悪夢を見て目を覚まし、自分が夢の中で直面していたトラブルを解決するためにもう1度夢に戻ろうかと迷う。 そしてよく考えて、まったくその必要がないことに気づいて(だって夢なんだから)普通にゆっくり眠った。 今日は休養日。 (メンサの例会は意外と疲れるのだ) 普段よりゆっくりと作業をして午前中を過ごす。 昼。 1号くんから「唐揚げが食べたい」という電話。 近所の弁当屋で買った唐揚げ弁当と焼肉弁当とレシートを持ってやって来たので、一緒に食事。 午後。 無意識に体の動きがスローになっているのか、時計の針が進むのが早く感じられる。 ニュース。 〈アメリカとの関税戦争で追い込まれた中国から、まず地位とカネを持った者たちが国外に流出する〉 [4/28(月) 7:03配信 Newsweek] 円安で日本で不動産を買いやすくなったことで、中国人富裕層が避難先として日本に不動産を確保しようとしているのだそうだ。 アメリカは、トランプ大統領の政策で移民が行きづらくなったからね。 だったら日本というのは割と普通の流れだと思う。 近いし、漢字も通じるし、先進国で治安もいいし。 (で、日本側としてはどう対応するのかな?) 夜9時。 ちょっと仮眠をとるか……。
2025年4月27日(日)
今日はメンサ・テスト合格者の会の月例会。 会場の受付で手続きを済ませ、予約分の領収書を受け取ってから部屋へ。 普通にノパソを繋いでから、他の参加者が来る前に会計処理の事務作業を終わらせてしまおうとしたら、領収日の日付が未来になっている。 どうやら「予約日」と「領収日」の入力を誤ったらしい。 受付に戻って訂正して貰う。 最近、こういうヒューマンエラーが増えている気がする。 偏見かも知れないが、役所の仕事が民間委託されて派遣職員が増えたことで、「仕事に不慣れな新人」の割合も増えているのではないだろうか? 長いこと同じ仕事をしているベテランの存在って大事だと思う。 夕方。 近所で懇親会。 「スピーディな文語文」についての話をする。 (要は「講談調」のことかな?) 終了後に酔い覚ましも兼ねて2号くんのアパートに遊びに行き、一緒に録画していた番組を観る。 最近のビデオって、録画した映像の中から不要な部分をカットして保存できるんだね。 観たのはラッツ&スターの出た歌謡番組だったのだが、2号くんに、 「鈴木雅之って知っているのか?」 と聞いたら、 「もちろん。『かぐや様は告らせたい』のオープニングを歌っている人だろう?」 と返された。 (……これは、いつの時代にも「今」の楽曲を歌っている鈴木雅之がスゴイということなんだろうな) 10時頃に帰宅。 疲れたのでそのまま、寝る。
2025年4月26日(土)
今日は代官山でSFカーニバルをやっているそうなのだが、なんか面倒くさくて結局行くのをやめる。 最近、こういうこと増えたよな。 午後。 空想小説ワークショップ。 芥川龍之介の『枯野抄』に出て来る「埋火(うづみび)のあたたまりの冷むるがごとく」という言葉は何の引用かということが議論に なったが、結局、授業時間内には引用元は見つからなかった。 で、授業が終わってからもう1度調べたら、江戸後期に書かれた『花屋日記』という本(芭蕉の門人の手記や手紙を集めた形を装った 偽書)に、『……息のかよひも遠くなり、申の刻過て、埋火のあたたまりのさむるがごとく、次郎兵衛が抱きまゐらせたるに……』という 一文を発見。 芭蕉や門人の著作を調べても見つからないはずだ。 「偽書」は盲点! 夜。 ……ツナ缶が妙に美味しくて夕食を食べ過ぎた。 夕食後、急に不思議な多幸感に包まれたのだが米澱粉にそういう働きがあるというのは聞いたことがない。 あとは、ツナ缶? (調べたが缶にメーカー名は書いていなかった。原産国はタイらしい) ……これをネタに1本書けないかな? 寝る。
2025年4月25日(金)
朝。 消化管の内部で炎症が起きているのが分かる痛み。 風邪で体力が弱ったところで、変なバイキンが悪さを始めたのかな? 午前中。 ネトゲをやったら負けた。 ただのバカである。 (課金はしなかった) 昼。 カップ焼きそば。 午後。 頭痛がするので目を休めようとラジオをつけたら「双極性障害」という病気についての話をしていた。 「双極性障害」というのは、例の北杜夫さんが罹っていたという「躁鬱病」のことである。 この病気、「鬱期」の時には当人が苦痛を感じるので症状が自覚できるのだが「躁期」の時には、むしろ快適な気分になるので症状が 自覚できない。 だから周囲の人間が患者の言動がおかしいことに気づいて対応しなくてはならないのだそうだ。 よって双極性障害の患者は、日頃から周囲の信頼できる人(家族とか仕事関係者)に「自分の言動がおかしくなったら知らせてくれ」 と頼んでおくことが重要だという話。 精神病というのは意外と罹りやすいようなので(双極性障害の患者は、100人に1人ぐらいの割合でいるらしい)発症した時の対処法 を学んでおくのは大事なことかも知れない。 私はストレスが消化器系に来るタイプなのだが、 「ストレスで胃の調子が悪い。胃が痛い」 と言うと、割と同情して貰える。 ところが私の知人にストレスが精神に来る人がいて、 「ストレスで精神の調子が悪い。脳が働かなくなって鬱だ」 と言っても、割と冷たくされているようだ。 ストレスが脳神経系に来る人も多いと思うんだけどなあ。 夜。 ずっと観ないでいた前回の「べらぼう」を視聴。 今回の話は重いと聞いていたので観るのを少し躊躇っていたのだ。 今回のストーリー。 「エレキテル」の設計図が持ち逃げされて安価な模造品が出回ったせいで、この機械が病気に効くというのが嘘だという話が広まって しまい、平賀源内の評判も日に日に落ちていった。 ちなみに「エレキテル」が病気の治療に効果があるというのはもちろん誤りであって、もしも効果があったとしたならば、それはおそ らくメスメリズム的な暗示の効果だったのだと思われる。 そう考えるならば「高価な機械の方が安価な機械より効く」というのが説明できる。 さて、ドラマでは「エレキテル」のせいでインチキ呼ばわりされたことで、源内は次第に被害妄想を募らせていく。 一方、毒を塗った鷹狩り用の手袋で将軍の世継ぎが暗殺されたことで、この手袋の入手に関与した源内の盟友である田沼意次の立場も 悪くなっていく。 互いに厳しい立場に置かれた「親友」2人が、互いを信頼し相手を助けようとしたことが悉く裏目に出て、そこを悪党につけ込まれて ……という哀しい物語。 よくここまでとことん嫌な話が書けるものだと、脚本家の才能に感動した。 そして破滅していく源内を鬼気迫る芝居で演じた安田顕が最高で、観ているこっちが心底辛くなるのだ。 素晴らしいドラマだったが、精神が弱っている時に観るとやばいね。 寝る。
2025年4月24日(木)
午前中。 生命保険の外交員とカフェで待ち合わせ。 行く途中で自治会の副会長と会って、 「最近、顔を見ない」 と言われたたので、 「風邪で寝込んでいたので」 と、答える。 狭い町内、意外と人の動きは把握されている? 外交員には外資関係のナンチャラを勧められたが、相手もどうせこちらが契約しないことは分かっていて、 「お客様に説明して来いと会社に言われているんです」 とのこと。 ご苦労様。 お互いに不毛なことの分かっている営業トークに付き合って、精神的に消耗して帰宅。 無駄に疲れた。 午後。 ひたすらに胃が痛い。 これは風邪のせいか、神経のせいか? 病み上がりに無理をしたのかなあ? 体は平熱なのに体の内側が冷たく感じる変な状態。 風呂場で体を温めてみたら少し回復したので、そのまま寝てしまうことにした。
2025年4月23日(水)
日経新聞を取っているのだが、このところ株価が乱高下しているようで、投資家の人は大変だな。 原因はトランプさんのコロコロ変わる発言。 これはもう落ち着くまで静観しているしかないのかも。 (えらいタイミングで総理大臣になってしまった石破さん、お疲れ様) 午後。 風邪はほぼ治ったはずなに、しつこく胃が痛い。 日経夕刊の1面トップは。 〈テスラ営業益66%減〉 〈トランプ政権入りしたイーロン・マスク最高経営背金者(CEO)の政治発言への反発から世界に広がった不買運動が響いた〉 とのことで。 その真下の記事が、 〈米政権での活動 来月から大幅減〉 〈マスク氏表明〉 トランプ政権、やっぱりいろいろと揺れているのだな。 寝る。
2025年4月22日(火)
風邪はだいぶ良くなった。 発症したのが先週の日曜日の午後だから、約1週間。 まだ治っていないのはしつこい副鼻腔炎と消化器系。 まあ、その程度ならどうにかなる。 昼。 「ヴィジランテ」視聴。 無資格で「敵(ヴィラン)」を倒すという違法行為を行う「自警団(ヴィジランテ)」の活躍を描くアニメ。 さえない大学生である主人公が「敵」を追っている男に出会い、違法なゲリラライブを行なっているアイドルの女の子と共に彼の追う 事件に巻き込まれ、チームを組むことになるという話が前回までの流れ。 第3話である今回は、一転して主人公の日常の風景。 転がり込んできたチームのメンバーたちが主人公の部屋で共同生活を送る姿が丁寧に描かれている。 その裏で密かに進行している事件が「敵」および刑事たちの視線で語られ、主人公周辺ではアイドルの女の子が「敵」によって怪物に 変身した自分のファンに襲われるという事件が起きる。 (ヌルヌルの巨大な怪物と化したファンを油断させるため「彼」と握手することになったアイドルの女の子が「私はアイドルでこの人 はファン」と自分に言い聞かせるシーンが、なんか好きだった) 主人公は、あくまでただの大学生なので、その視点からは見えない「事件の全体像」を視聴者に語らせるために警察官を出すのは良い アイデアだな。 そして違法な存在である主人公たちにとって、警察官は別な意味での「敵」となるはずなわけで、登場人物に無駄がない。 この番組が1シーズン13話だとすると、最初の2話がつかみと世界観の紹介で、第3話で事件の全体像の一部を公開。 1/4弱でここまでを済ませた感じか。 構成がきちんとしているなあ。 夕食。 1号くんと2号くんが来たのだが、風邪を伝染すといけないので時間差して食卓につく。 夜。 『大江戸奇巌城』(芦辺拓 早川書房 Kindle版)を読みつつ、寝る。
2025年4月21日(月)
……昨日はちょっと無理をしてしまったかな? とは言え体調はさほど悪くはない。 副鼻腔炎の症状はしつこく残っているが。 午後。 『大江戸奇巌城』(芦辺拓 早川書房 Kindle版)を読み始める。 オムニバス短編。 江戸時代を舞台に、少女剣士や算術少女が活躍する物語。 お好きな人なら間違いなく好きな話である。 夕刊。 〈ロシアのプーチン大統領が20日のイースター(復活祭)に合わせて宣言したウクライナとの一次停戦期間がモスクワ時間の21日 午前0時(日本時間午前6時)に終了した〉 とのことで、結局、一時停戦の実現にはつながらなかったようだ。 (まあ、そうだろうなあ) 夜。 ローマ教皇が亡くなったというニュース。 また「コンクラーベ」というのをやるのだろうな。 ちょうど「教皇選挙」という映画が評判になっているそうなのだが、私はまだ観ていない。 考えてみるとすごいタイミングなのかな? 『大江戸奇巌城』を読みつつ、寝る。
2025年4月20日(日)
今日はSF大会のスタッフ会議。 薬を飲めば症状が抑えられるという状態。 マスクをしていれば喉の違和感もない。 (いけるか?) 気温は高いようだが念の為フリースを用意。 有楽町線から都営新宿線へ乗り換えて馬喰横山へ。 そこから東日本橋まで地下通路を歩いて地上へ出る。 行き先の「中央区立産業会館」は、そこから歩いてすぐ。 会場に着くとドアは開いているのだが中には誰もいない。 一般的にこの手の貸し会議室は、料金を支払って入室手続きを行うと部屋の鍵を受け取れるというシステムのところが多いのだが? 手元に手続きのための書類もないので、とりあえず中に入って待っていたら他のスタッフがやって来て1万円を返してくれた。 このスタッフには、先日、川崎で行われた「はるこん」で1万円貸していたのだ。 リモート会議用の機材の準備をしていたら、同じスタッフに「2100円貸してくれる?」と言われたので、貸す。 本日の責任者が寝坊して遅刻して来るという連絡が入ったのだそうだ。 で、申請書類は手元にあったが、支払う金がなかったらしい。 最近、現金を持ち歩かない主義の人が増えたみたいだが、こういう「カード払い不可」みたいなところだと困ると思うな。 会議開始。 電波状況が良くなくて、何度もZoomの接続が切れてしまった。 よく見たらこの会議室、窓がない構造になっている。 (火事のときなんか、ちょっと怖いな) 終了後の懇親会は、実行委員長が下戸なのでファミレスへ。 (でも、結局我々はビールとワインを飲みまくったが) 私は体調がイマイチなので途中で帰ったが、残った人はいったい何時までいたのだろう? 帰り道はけっこう寒かったのでフリースが役に立ったが、家に帰ったら室温がやたら高く、クーラーをつけることになった。 (よく考えたら普通に換気すれば良かった。これだから酔っ払いは……) 部屋の温度が普通に快適な程度に冷えたので、クーラを消して、寝る。
2025年4月19日(土)
明け方に妙な夢を見た。 地下道を歩いて行くとだんだん道が細くなり、ついに行き手が細長い三角形の鋭角の状態で行き止まりになる。 上を見ると出られそうなので左右の壁に手足を突っ張って上に上がって行く夢。 1度は途中で力が尽き、再度の挑戦でようやく上まで辿り着いて仰向けに転がって息を整えていたら後続の人に「どいてくれ」と言わ れる……という訳の分からない状態で目を覚ました。 今朝もまだ息苦しさは続いている。 これが今朝の変な夢の正体か? 薬を飲むといったん症状は治るので、その間にいろいろと雑用を片付ける。 昼。 大河ドラマ「べらぼう」をまだ見ていなかったことに気づいて視聴。 田沼意次の失脚と平賀源内の破滅の前兆が描かれる話。 将軍家の嫡男である徳川家基が鷹狩りの最中に急死する。 毒物による暗殺の疑いが掛けられるが彼が口にしたものは全て厳重な毒味が行われており、食べ物に毒を仕込むのは不可能。 捜査を命じられた平賀源内は現場に聞き込みに行き、目撃者の証言からある推理に辿り着くが……。 なんかサスペンスミステリーになっていた。 午後。 気温は高いようなのだが、風邪のせいで悪寒がする。 寒さを感じつつ汗をかいている変な状態。 別に拗らせるような無理はしていないはずなんだけどな。 夜。 風呂で汗を流して横になる。 呼吸が苦しいのがなんとかなると、もう少しな無理やすいのだがなあ……。
2025年4月18日(金)
しつこい風邪がなかなか抜けない。 気管支に炎症が起きたのか、咳が出て息が苦しい。 困ったものだ。 風邪薬を飲んで寝ている以上のことはできないので、水分を摂っては横になる。 本を開いても頭がぼーっとして内容が入って来ない。 夕方。 YouTube動画に「幸せカナコの殺し屋生活」というドラマの第1話が公開されているのを見つける。 どうやら頭を空っぽにして楽しめるコメディのようなので、視聴。 ブラック企業を退社したヒロインが、ホワイトな会社に就職したと思ったら職種がなんと殺し屋。 (この辺でもう、脳みそをを捨てちゃっていいことが分かる) 断ろうと思ったものの、最初のターゲットが以前の就職先のパワハラ上司。 腹立ち紛れについ殺ってしまったら、その腕を見込まれてしまい、やめる機会を失う。 そして次のターゲットは、こいつも超ムカつく男。 ムカついた勢いで鮮やかに始末し、次の相手も「反射的に」倒してしまい……。 こういうドラマで、「ヒロインは前の職場でひたすら存在感を消して暮らしていたために、プロの殺し屋にも気取られないほど完璧に 気配を消せるようになっていたのだ」という説明をされれば「はいそうですね」と納得する他はない。 脳みそを使ったら負けなのだ。 思った通り、何も考えずに笑えるドラマだった。 2話以降はDMMで有料配信をしているらしい。 (迷うなあ) 夕食。 うどんをフライパンで炒めて醤油で味付けしてカツオブシをかけて食べる。 風邪、明日には良くなっていると良いのだが……寝る。
2025年4月17日(木)
62歳になってしまった。 子供の頃は、この年齢になったら日向ぼっこでもしながら静かにお迎えを待っているものだと思っていた。 なんで私はまだ落ち着かない生活を送っているのだろう? 昼。 1号くんから電話があって、しばらくして昼食のパンを買って遊びに来た。 転職先が決まったことと、引越しの際に揉めた不動産屋とのトラブルが解決したという報告。 不動産屋との揉め事というのは、アパートの取り壊しで強制退去になった部屋の敷金の返却を先方が拒否した件についてだったのだが そこは家賃の安い古いアパートを転々としている1号くんのこと、建物の取り壊しによる強制退去は初めてのことではない。 本来「物件の原状回復のための費用」であるはずの「敷金」を「取り壊す予定のアパート」の退室の際に返さないのはおかしいと抗議 したところ渋々ながら返して来たそうだ。 まあ、理屈から考えて、そりゃそうだよな。 1号くんが帰ったあと、風邪薬の効き目が切れてまた体調が悪化する。 週末ぐらいまではずっとこの感じかなあ? なんとか食事を摂ってから横になり、夜の11時に目覚めてそれから入浴。 (あまり良い睡眠サイクルではないな) 寝る。
2025年4月16日(水)
朝。 風邪から急性副鼻腔炎っぽい症状になって来た。 呼吸が苦しい。 総合感冒薬で症状を抑えるのだが、副作用で眠くなる。 (呼吸を取るか、目を覚ましている方を取るか……) 午後。 呼吸を取る。 夕方。 目を覚まして、今日が15日だったことを思い出して慌てる。 ぼんやりした頭で、封筒と便箋を取り出して手紙を書き、宛名を書いて切手を貼る……という本来なら10分程度で済む作業を1時間 かけてやり遂げる。 夜。 風呂に入って体を温めてみるが、効果なし。 息苦しくて眠れないうちに日付が変わっていた。 またひとつ年をとった気がする。 寝る。
2025年4月15日(火)
朝から完全にダウン。 鼻の奥から喉までが腫れ上がり、呼吸が苦しくて全身が重い。 風邪薬を飲んで横になり、目が覚めて時計を見たら1時半。 とっさに(真夜中?)と、錯覚を起こした。 それでも休んだおかげで少し体が動かせるようになったかな? 買い物に行かなくてはならないので出掛けたものの、1軒目の店で商品を受け取ったあたりで朦朧として来る。 まずいと思って急いで帰宅する。 もう1度風邪薬を服用。 薬が効いている間はなんとか動けるが、効き目が切れるとふらついてしまう。 今夜は無理はしないですぐに寝ることにする。
2025年4月14日(月)
朝。 喉が痛くて目を覚す。 風邪をひいていた。 起き上がるのが結構大変な状態でどうにか水分だけ口にして、あとは風邪薬を飲んで寝ている。 昼。 (復活したかな?) と、昼食を食べる。 午後。 春からの新番組、ドラマ「失踪人捜査班」をボーッと見る。 失踪した妻を探す目的で、刑事を辞めて探偵事務所(?)を開いた人が主人公。 妻の失踪から、ほぼいきなりすでに事務所が開設されてひと癖もふた癖もある仲間が揃っているという展開に、正直コケる。 (この辺のところをもう少し何とか出来なかったのだろうか?) 違法な捜査を行なっている主人公は、本来の敵と警察の両方と戦わなくてはならないという設定。 事件を解決することによって、妻の失踪の秘密に少しずつ近づいていくという構成は面白いのだけどなあ。 昼過ぎ。 風邪薬の効き目が切れたのか、症状がぶり返す。 (そりゃそーだ) 日が暮れるまで寝てから、昨夜は入りそびれたので風呂に入ったらやや目が覚めたので、アニメ「ヴィジランテ」を視聴する。 訳ありの男が、自分の目的のために仲間を集めて敵と戦おうとする。 事件が起こり、それに巻き込まれる形で関わったひと癖もふた癖もある連中たちが仲間になる。 (この展開の方が自然だよなあ) 違法な捜査を行なっている男は、本来の敵と警察の両方と戦わなくてはならないという設定。 事件を解決することによって、男が敵と戦っている理由が少しずつ明かされていくっぽい。 昼間に寝たら睡眠サイクルがおかしくなったようで、気がついたら午前2時を過ぎていた。 寝よう。
2025年4月11日(金)〜13(日)
【11日】 はるこん準備のために川崎の国際交流センターへ向かう。 天気は良く、どちらかというと暑いぐらいだが念の為バッグにフリースを入れる。 行きの副都心線で『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』(ピーター・トライアス:著 中原尚哉:訳 ハヤカワ文庫SF Kindle 版)を読んでいるうちに、気がついたら元住吉の駅に着いていた。 『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』は、第2次大戦でアメリカではなく日本が勝った話で、物語に出て来る日本は思想統制 が凄まじく、うっかり天皇の悪口を言うと家族もろとも処刑されてしまう世界。 その中で自由を求めるアメリカ人テロリストがテロを繰り返すのだが、主人公は日本側の警察官的立場の人。 冷静なはずの登場人物が、なぜか大事な時に感情的になることで物語が動く(状況が悪化する)展開に、ちょっと抵抗を覚える。 そしてアメリカは日本に負けたのに「ベトナム戦争」はあったのね。 さて、現実世界では私は会場に到着。 3時を待ってホテルにチェックインして本の続きを読んでいると、聞き慣れないアラーム音が部屋に響いた。 数秒考えて、ホテルの備え付けの電話が鳴っていることが判明。 電話は、はるこんスタッフからの連絡で「アメリカからのゲスト・オブ・オナーの方に電話して、夕食に行く一緒に行く気はあるか、 そして行くのなら何時が良いかを聞いてくれ」というものだった。 (そんな複雑な会話が英語で出来たら苦労はしない) ……なんやかんやあって、私より英語の喋れるスタッフ(博士号を持っている人)が到着してので、お任せすることに。 外は雨が降っていて、ちょっと遠い店だったが、道に迷ったのはたった1回。(素晴らしい!) そしてフリースを持って来たのは正解だった。 どうにか到着できて、無事に夕食を食べてからホテルに戻る。 (ゲストの方は、カタコトながら日本語の話せる方だった) ホテルで風呂に入って、寝る。 【12日】 はるこん本番。 とは言え下っ端の私に出来ることは近所のコンビニにスタッフルーム用のお茶を買いに行く程度のこと。 昼食はスタッフ弁当。 おかずはともかく米飯がまずいと不評だった。 米の価格高騰で質を落としているのだろうか? 夜。 GOH(ゲスト・オブ・オナー)パーティー。 今回も店は遠く(本来はホテルに立派なレストランがあったのだが、コロナ以後休業中なのだ)しかも初めて行く店。 脚の長さの関係で歩くのが遅い私は、ステッキを使っている参加者と一緒に歩いていたのだが、列からはぐれて危うく道に迷うところ だった。 (幸いなことに地図を持っているスタッフと合流できたので、以後はその人について行った) パーティー。 メインの料理はもつ鍋で大変おいしかったのだが、店のキャパ限界の人数で入ったので通路が狭くなって歩きづらい。 脚にバシャッ何かがかかったので何かと思ったら店員さんが運んで来たもつ鍋の汁だった。 過熱前だったので火傷はしなかったが、もつ鍋の香りの人になってしまった。 そして乾くまで少し脚が冷たかった。 名前ビンゴ大会。 市販のカードの裏側に名前のハンコを押して自分でカードを作って参加するもの。 私はカードを作る暇がなかったので参加しないでいたら、幹事が余った賞品をくれた。 賞品は「北斗の拳はしおき」。 普通にはしおきなのだが「あたたた」とか「ひでぶっ」とか書いてあるやつ。 帰り道は、幹事に「ステッキを使っている人がいるのでタクシーを呼んで下さい」と言って、しれっと同乗。 シートベルトのカチッと入れるスリットの位置がわからなくてもたもたしているうちにホテルに到着してしまった。 まあ、そもそも歩いて行ける距離だからね。 早めに部屋に戻れたのでテレビをつけたら、ラッツ&スターの鈴木雅之が(よく見たら佐藤善雄と桑野信義もいた)「め組のひと」と 「ハリケーン」を歌っていた。 懐かしいな。 風呂に入って、寝る。 【12日】 企画1個にサクラで(^^;参加して、1個に司会で出る。 撤収作業中にくしゃみが出て背筋がゾクゾクして来る。 感染源になったらまずいので、クロージングが終わって他のスタッフが本部に戻って来る前に早退させてもらう。 そして土砂降りの雨の中で道に迷う。 途中で人に道を聞いたりして、なんとか駅に到着。 帰りの車内で『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』読了。 グロ描写が私向きじゃなかったかも知れない。 やはり私が日本人なので作中の日本人の描写に違和感があったのもあるかな? 戦前も(そして現在も)日本人が恐れていたのは「天皇」の権力ではなく「世間の目」なんだよな。 そして神道の話をするのに「ケガレ」の概念にまったく触れていないのも、ちょっと変だった。 夕方5時過ぎに帰宅。 すでに喉がかなり痛くなって来ていたので、軽く夕食を済ませて、そのまま寝る。
2025年4月10日(木)
朝。 ちゃんと6時に目は覚めたが、寝不足な感じがする。 睡眠サイクルがおかしくなっているな。 NHKの連続テレビ小説「あんぱん」は、ヒロインがせっかく作ったあんぱんがさっぱり売れないという話。 そして柳井嵩は、ハガキの住所を頼りに母親に会いに行く。 (もう不穏な空気しかない) 午前中。 明日は川崎に出かけるのでその準備なのだが、頭がぼーっとしていると荷物が増える。 「脳の働きはやらないことを決めること」というのはどうやら本当らしい。 頭が働いていないと「持っていかなくてもいいもの」が、なかなか選り分けられない。 午後。 ……結局バッグがパンパンになるまで詰め込んでしまった。 (たぶん中身の4割程度は持って行く必要のないもの) 『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』(ピーター・トライアス:著 中原尚哉:訳 ハヤカワ文庫SF Kindle版)をちょっと だけ読む。 謎の日本料理「ハチミツ味のエビ天」が出て来た。 トライアスはどこかでそういう「日本料理」を食べたことがあるのだろうか? 夕方。 1号くんと2号くんが来る。 1号くん「ティッシュをしおり代わりに使っていたら知人に驚かれた」と言っていたが、私もやるけどな。 だって机周りにあるものでは、一番ページを傷つけずに挟めるものじゃん? 夜。 週末のはるこんのことを考えていたら胃が痛くなって来た。 ほぼ知らない人と、ぜんぜん知らない人を相手に話を聴く企画の司会をやらなくてはならないのだ。 それも小部屋での少人数を相手の企画だと思い込んで引き受けたら、ホールで舞台上でやる企画だと後で知った。(ドジ) (どう考えても、私以外の誰がやっても私より上手く出来そうな仕事なんだよなあ) そしてもうひとつの仕事がもっと悲惨! 「明日の夕食会に出席できるか?」と聞かれて、うっかり「できる」と答えたら、どうやら海外からのゲストの通訳を期待されている らしいことが後に判明。 (そういう「できる」じゃねーんだよ!) 「私は英語が話せません」という単純な日本語が、どうして伝わらないんだ、あいつらには? ……胃が痛くて眠れそうにない。
2025年4月9日(水)
朝のNHKの「あんぱん」は、ヒロインがパン職人のヤムおんちゃんの手を借りてパン屋を始めようと頑張る話。 明るいエピソードだがラストシーンは同級生の柳井嵩が、自分を置いて出て行った母親からのハガキを受け取るところ。 不穏な予感を覚えさせるシーンである。 (上手いなあ) 午後。 作業の合間に本を読む。 そしてどっちも捗らない。 作業をしながら本のことを考え、本を読みながら「あー、あれもやらなきゃ」と作業のことを考えるダメなパターン。 NHKプラスで「心おどる あの人の本棚(2)池澤春菜(声優・作家)」視聴。 池澤先生は本当に本の好きな方なので、本棚の本が結構傷んでいるのがリアルで良いな。 「本は本と結婚して本を生む」という本好きにとっては割と普通のフレーズは、番組制作者は面白いと思ったのかな? 実際に本を読んでいると自分の知識不足で読みきれない部分が出て来て、その部分を補うためにまた別の本を読まざるを得ないので、 本は読めば読むほど増えていくものなのである。 これは仕方がない。 夕方。 1号くんがやって来て、すぐに帰って行った。 奴が最近引っ越して来たアパートが近所すぎて、訪問が部屋移動の感覚なんだよなあ。 夕食後。 また眠ってしまい、入浴が午前2時になってしまった。 睡眠サイクルがおかしくなっている。 これはまずいな。 早く眠って、明日の朝はちゃんと起きないと……
2025年4月8日(火)
花祭り。 近所の寺へでも行こうかと思ったが、それほどのことでもないかとやめる。(不信心者) 日本人はどちらかと言えば仏教徒っぽいのだが、なぜか花祭りよりクリスマスの方を派手に祝う。 たぶん下手に専門家が周りにいないキリスト教の祭りの方が好きにアレンジしやすいからだろう。 今日は釈迦の生誕祭。 「ハッピーバースデー、釈迦ー」 と歌ってみてもなんかしっくり来ない。 寺で誕生仏に甘茶をかけたり、振る舞われた甘茶を飲んだりするのが伝統的な花祭りなのだろうが、今の時代に甘茶は特に飲みたい物 でもないのだよな。 NHKの「あんぱん」。 先週はヒロインの友達の父親が死んで母親に捨てられ、さらにヒロインの父親が急死する話だっったが、今回は、祖父が大怪我で当分 働けなくなるという話。 あまりにテンポよく降りかかって来る不幸に、却って笑ってしまう。 そして困ったヒロインは、パン職人の「ヤムおんちゃん」に助けを求め、ヒロインの母の「羽多子さん」が彼に弟子入りしてヒロイン の家はパン屋を始めてあんぱんを焼くことに。 このヒロインが、のちに「アンパンマン」の作者である、やなせたかし(劇中では柳井嵩)の妻になることはすでに分かっている。 「ジャムおじさん」に「バタコさん」と「アンパンマン」の登場人物たちが次々と揃っていく展開は、ヒロインが次々と不幸に見舞わ れるというストーリーにも関わらずドラマを明るくしている。 いいね。 昼。 1号くんが来て一緒に食事。 午後。 作業の合間に『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』(ピーター・トライアス:著 中原尚哉:訳 ハヤカワ文庫SF Kindle版) を読む。 太平洋戦争末期に、逆に日本の側がアメリカに原爆を落とした世界。 アメリカが日本に勝利した現実の世界では電卓機能のある電話機(スマホ)を使っているが、日本がアメリカに勝ったこの小説の中の 世界では電話機能のある電卓が使われている。 こういうおバカなネタって好きだな。 夜。 1号くん、2号くんが揃って家に来る。 そして晩飯を食べて帰って行った。 『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』を読みつつ、寝る。
2025年4月7日(月)
朝。 体調不良。 昨日、鶏の唐揚げかと思って食べた料理が実は豚の唐揚げで、なぜか私は豚肉を食べると体調を崩すのだ。 アレルギー検査では一応「陰性」なのだが、医者には「食べない方がいいですね」と言われている。 午前中。 週末に持っていくことになったポケトークを探す。 外国の方と会話する時にしか使わないのでどこかにしまい込んでしまった。 (どこに入れたっけ?) ようやく引き出しの奥で発見するも、当然のように充電は切れている。 そしてこのポケトークの重大な欠点として、充電切れを起こすと非常にやっかいなのだ。 充電が0になると15分間充電できなくなるという、この仕様、なんとかならないものなのか? コンセントに繋いで15分待ってから充電が開始されるという謎仕様。 その間はどこのライトが点くわけでもないので通電しているのかどうかさえ分からないのである。 最初に使った時は、マジで壊れたかと思った。 『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』(ピーター・トライアス:著 中原尚哉:訳 ハヤカワ文庫SF Kindle版)を購入。 はるこんで、この本の関係者にインタビュー(?)をしなくてはならないのだ。 昼。 1号くんが来て一緒に食事。 「本を読むので忙しいのだ」 と言うと、 「SF大会は課題図書が多いな」 だと。 午後。 『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』を読み始める。 第二次世界大戦で日本側がアメリカに原爆を落として勝利したというパラレルワールドSF。 外国人の描く「ちょっと変な日本」が舞台。 たぶん西洋人であるトライアス氏の「天皇」というものに対するイメージは「皇帝」なんだよね。 日本人的には「天皇」どっちかと言うとカトリック教徒にとっての「ローマ法王」、つまり宗教的な意味での「象徴」。 だから抱くのは物理的な「恐れ」というより、宗教的な「畏れ」の感情で「天皇に対して否定的なことを言った者が即座に銃で撃たれ る」という描写には違和感を覚えてしまう。 夜。 今日から始まった深夜アニメ「ヴィジランテ」を視聴。 舞台は超能力者ばかりの世界で、超能力がもはや「超能力」ではなく「個性」と呼ばれている。 主人公の「個性」は、体の3点以上を地面に設置しているとママチャリ程度のスピードで滑走ができるというもの。 つまり彼が「個性」を発揮するためには、両足の他、膝か手を地面につけていなくてはならないわけだ。 まあ、生身で自転車程度の速度が出せるわけだから、急いでいる時にはそれなりに便利。 とは言え彼が「個性」を発揮するためには、基本的に「四つん這い」でいなければならないのである。 要は、主人公が超人的な力を発揮するには、他人から物理的に見下される必要があるという設定になっているのだ。 これは面白い! そんな彼の前に現れたのは、無資格で悪人と戦っているというやばい男。 (この世界でそういう仕事をするには「ヒーロー資格」というものが必要らしい) 現実世界に置き換えると、警察官でもない者が勝手に警察官のようなことをやって犯罪者を「私人逮捕」しているイメージかな? これは主人公は、この「やばい男」の暴走を止めようとしているうちに事件に巻き込まれて行くという流れなのかな? 主人公が基本的に善人で常識もあるので、見ていて「え?」となるところがない。 テンポも良く退屈しない流れなので、次回からも見るかも。 ……寝よう。
2025年4月6日(日)
はるこんのスタッフ会議。 珍しく迷わずに会場に到着できたのは、駅の壁にある近隣の地図に目的地が載っていたから。 そして駅構内の案内板にもしっかり会場の名前と最寄りの出口が表示されていた。 行き先は区営の施設だったのだが、こういう風に公共施設と公共交通機関との連携が取れているのって大事だよな。 以前、別の交番で「区立中央図書館」の場所を聞いたら警察官に「何それ?」みたいな反応をされて戸惑ったことがある。 交番のお巡りさんは、役所関係と公共施設は最低でも「近所にそういうものがある」ぐらいの知識は頭に入れておいて欲しいと思った。 会議終了。 懇親会に参加したのだが、うっかり「◯◯◯というSF小説は読んだ?」とか「×××というSFドラマは観た?」とか言うと、「これ から読むのでネタバレするな」と怒られるのでSFの話がしづらい。 軽くほろ酔いで帰宅。 寝る。
2025年4月5日(土)
昨夜は寝落ち(?)してしまったようだ。 海外のニュース。 韓国の大統領が罷免されたそうだ。 あー、例の戒厳令出した人か。 あれはやらかしちゃったよなあ。 外国から見ていても「あっちゃあ!」と思うようなことだから、たぶん韓国人から見たら「ダメだ、このおっさんダメだ」になったん だろうなあ。 それにしてもあの戒厳令の夜、人梯子を作って議員を軍が取り囲む議事堂に入れた人たち、 「韓国人の政治参加は物理的だなあ」 と感心したものだ。 人梯子なんてものをさっと作れるのは、たぶん韓国人の成人男性は軍隊経験があるからだと思った。 仮に日本が国民皆兵になったら、軍人と肉弾戦で渡り合える「普通の人」が町中にいっぱい歩いているということになるのだろうな。 もちろん銃を撃つ訓練も受けた「普通の人」だ。 世界情勢が物騒になって来ると、そういうことも起こりうる未来が想像できてしまうのが怖いね。 午後。 佐藤編集長に誘われて部屋で一緒に「アナザーストーリーズ」を視聴する。 やなせたかしの回。 この番組、ナビゲーターを務めているのが女優の松嶋菜々子で、今週の「あんぱん」で息子(つまりやなせたかし)を捨てて再婚して しまう母親を演じたばかり。 「お母さん、こんなところに!」(^^) そして大変失礼になるかも知れないが、やなせ先生の晩年に秘書を務めていたというご婦人が(この人なら『アンパンマン』の作者は ひと目で気に入るだろうなあ)と思われるような風貌の方で、番組側がアンパンマンの人形だらけの部屋の真ん中に彼女を置く構図で 映像を撮りたくなった気持ちがよく分かってしまった。 人の良さそうな優しい感じのご婦人だった。 「アンパンマン」は、戦時中に飢え死にしていった戦友たち(当時の日本軍の弱点が兵站にあって、日本兵の多くが戦闘ではなく餓死 や病死で命を落としたことがのちに判明している)を数多く目撃したやなせ先生の戦争体験から生まれた作品なのだそうで、飢えた人 のところに空を飛んで来るアンパンをヒーローにした先生の気持ちがよく分かる。 ちなみに「アンパンマン」には、アニメ化もされてよく知られている子供向けバージョン以外に大人向けバージョンが2本存在する。 この大人向けバージョンでは、いずれもアンパンマンは飢えた人々にアンパンを届けるために戦地の空を飛行中に「敵」と認識されて 射殺されている。 アンパンマンを撃った兵士の動機は「正義のため」である。 やなせたかしという人間の「性格の悪さ」がよく出ていて好きな話だ。 そしてもうひとつ「性格の悪さ」を感じさせる「アンパンマン」の設定は、人助けをするとアンパンマンが弱くなるという点である。 ヒーローなら、人助けによってパワーを貰ったりして強くなっても良さそうものなのだが、アンパンマンは人を助けると弱くなるので ある。 「アンパンマン」の根底にあるのは「飢えた人を見た時に自分のパンの半分を分け与えるような心」であり、自分の分の食糧を他人に 分けてしまったら、その人はお腹が空いて弱くなってしまう。 彼がなぜそんなことをできるのかというと「新しい顔」を作ることで、弱い自分を必ず助けてくれるジャムおじさんという存在がある からなのである。 戦友が皆死んだ戦地から生きて帰って来たやなせ先生は、そのことで罪悪感に苦しめられていたらしい。 ふと「戦地のやなせ先生はアンパンマンであり得たのか?」と、黒いことを考えてしまった。 ジャムおじさんの存在しない大人バージョンのアンパンマンは、戦地で命を落としてしまう。 深い話だな、と思った。 夕方。 昼になぜかあんぱんが食べたくなって腹一杯食べたら夕食が入らなくなった。 夜。 小腹が空いて目が覚めたので、パンを食べてからもう1度、寝る。
2025年4月4日(金)
日経朝刊1面のトップが、 〈崩れる自由貿易〉 というなんとも物騒なものだった。 〈トランプ相互関税、日本24%〉 〈中国34%、EU20%〉 〈想定上回る〉 〈戦後秩序の転機に〉 トランプ大統領が4月2日に発表した全世界を対象にした相互関税についての記事なのだが、それが、 〈各国に一律10%の関税を課したうえで、国・地域ごとに異なる税率を上乗せする〉 というものだったということ。 日経は、 〈米国は第2次世界大戦後、率先して関税を引き下げ、世界の貿易と経済をけん引してきた。今回の措置によって米国が主導してきた 自由貿易体制は崩れ去り、世界秩序は転機を迎えた〉 と書いている。 自由貿易体制というのは、関税等の貿易障壁を引き下げることで自由な貿易を促進しようという体制のこと。 自国の国内産業を守る「保護主義」よりも、各々の国がそれぞれ自分の得意分野の物品を生産してそれを必要とする国に供給する方が 経済が回ってより効率的だという「比較優位理論」基づく体制。 要するに、自分の国でたくさん作れる生産物を外国に買って貰って、そのお金で外国がたくさん作れる品物を買った方が、自国で作り にくい生産物を無理して作るより効率がいいよね、という考え方。 トランプさんは「自国の生産者を守るために外国のものは買わないぞ」と言い出したわけなのだけれど、そんなことを言われたら当然 相手国だって「じゃあアメリカのものは買わない」になっちゃうよね。 実際、カナダではもうそういう話が出ているし。 世界中でそうなったらアメリカの経済にとっても打撃だと思うのだけど、トランプさんはその辺のところをどう考えているのだろう? 「アメリカは強いから脅せばみんな言うことを聞いて、アメリカが自国の生産物を買わなくなっても一方的にアメリカの生産物を買う はず」とか? そんなわけで、日経のこの記事の隣の見出しは、 〈日経平均3万5000円割れ〉 〈終値989円安〉 〈円高、一時145円台〉 と、混乱する世界経済の状況を伝えている。 ちなみに…… 「3万5000円」は、証券用語で言う「心理的節目」にあたる数字なんだそうでこの数字を目安に投資家が「ここまで下がったか」 みたいに認識して行動を取ると言われている数字のことなのだとか。 これを「割った」ということは投資家にとってはかなりの大騒ぎであるっぽい。 先行きはかなり不透明。 朝食に連続テレビ小説「あんぱん」視聴。 前回の終わりで父親の急死の連絡を受けたヒロイン。 石屋である彼女の祖父は、まさかの自分の息子の墓石を彫ることになって泣き崩れ、祖母も意気消沈して物も食べられなくなる。 そこで活躍するのが、ヒロインの知り合いであるパン屋の「ヤムおんちゃん」。 彼が持って来た焼きたてのあんぱんに、みんなは笑顔になる。 思ったのだけど、これって前作「おむすび」がやりたかったテーマだよね? 「意気消沈していた人々が美味しい物を食べて生きる力を取り戻す」って、「おむすび」で何度も出て来て、その度に視聴者の反応が イマイチだった場面。 やっぱり舞台設定の問題もあるかな? 「美味しい物」が威力を発揮するのは「美味しい物」が手に入りにくいシチュエーション。 戦前の土佐では「あんぱん」はかなり珍しい食べ物だった。 そして「パンは高価な食べ物」だということがすでにドラマ内で紹介されている。(1個10銭) これに比べると「平成時代のおむすび」は、どうしてもインパクトで負けてしまったんだよな。 それを補うために「震災」とか「病気」とかいろいろ背景を工夫したようなのだが、そうなるとそれはそれで「いまはそれどころじゃ ないだろ!」とか「食い物で解決する問題か!」になってしまう。 「おむすび」や「あんぱん」をドラマの中心に置くなら、解決すべき問題も「おむすび」や「あんぱん」で解決できるものにしておか ないとなあ……。 ドラマ終了後の「あさイチ」に「ヤムおんちゃん」役の阿部サダヲが出演してのトークがあったのだが、どうやらこのあと「終戦後の 焼け跡でヤムおんちゃんが乏しい材料をかき集めてあんパンを焼く」というシーンが出て来るらしい。 「終戦後の焼け跡」ならば「飢えた人々」が大勢いただろうから、そこに出て来る「あんぱん」は、十分にインパクトのある小道具に なり得る。 気の毒だけれど「おむすび」は、いろいろと失敗していた作品だったと思う。 夕方。 ラジオをつけたら「ここ最近の寒さで体調を崩した」みたいな話をしていた。 みんな同じなんだな。 夜。 また、急激な眠気が来た……。
2025年4月3日(木)
日経朝刊の1面トップの見出し。 〈投資マネー、米から逃避〉 〈週間3兆円〉 〈トランプ関税で動揺〉 ちなみに見出しにある〈週間3兆円〉とは、米国株で運用するファンドから1週間でおよそ3兆円が流出したという意味。 記事によれば、トランプさんが関税強化の政策をとったのは「米国への投資呼び込み」を狙ったものであるらしいから、投資マネーの 流出は完全に狙いと逆の効果をもたらしたということになる。 当分は世界経済は混乱しそう。 (やだなー) 朝の連続テレビ小説「あんぱん」は、ラストでヒロインの父親の訃報が届くという展開。 何しろテンポの良いドラマなので、展開も急だ。 午後。 「漫勉」視聴。 漫画家の浦沢直樹氏がさまざまな漫画家にインタビューする番組で、今回のゲストは大友克洋氏。 「童夢」で空中に浮かぶチョウさんの体からなぜか拳銃だけが吊り下がっている(重力の影響を受けている)理由について尋ねられた 大友氏が「あ、ほんとだ!」と言ったのには笑った。 ナレーションで、このアンバランスさがもたらす効果についてが解説されていたが、大友先生、気づかずにやってた? 夜。 『ミッキー7』(エドワード・アシュトン:著 大谷真弓:訳 ハヤカワ文庫 Kindle版)読了。 ギャンブルで借金を作った男が超ブラックな仕事をやる羽目になるという話。 つまり主人公、結構なロクデナシなのだ。 物語は主人公が友人だと信じていた同僚に見捨てられるところから始まり、そこから予想外の幸運に恵まれたと思ったら最悪な展開と なる……という流れになる。 なぜ主人公がこんな酷い目に遭うのかと言えば、上司が最悪な男だからなのだ。 もしも主人公の上司がもう少しまともに話のできる人物であったならば、もっと良い感じに解決に向かったであろう話がどんどん悪い 方向に転がって行く。 正直、こういう「嫌な奴のせいで事態が悪化する話」は苦手。 で、最後まで読んだオチは「うん、そうなると思ってた」という予想の範囲内のものだった。 続編があるそうなのだが、もしかしてこの作品はあくまでプロローグであって、その続編から本格的に物語が始まる構成なのかな? なにしろ小説の半分近くが設定の説明だった印象なんだよな。 (続編を買うかどうか悩み中) ちなみにその設定とは…… まず、とんでもない兵器が開発されて地球が戦争でメチャクチャになった。 こんな野蛮な連中とは付き合っていられんとアホどもを見限った人々は反物質をエネルギーとする恒星間飛行で他の惑星へ。 でもなかなか住みやすい星には巡り会わないわけで、それでもいくつか開拓した惑星の上でカツカツの生活をしている。 そして地球を脱出して来た連中の中にも「頭のいいアホ」がいて、こいつはクローン人間を作る画期的な技術を開発する一方でそれを 悪用してとんでもない事件を引き起こす。 この事件のせいでクローン人間は宗教的な意味合いでの「忌み嫌われる存在」に。 カツカツの生活をしている人類たちは、どうにかしてもっとマシな移住先を見つけようと足掻き、危険な旅にチャレンジする。 そんな危険な旅には、死んでもすぐに復活できるクローン人間が最適。 そんな状況で借金に追われた主人公が「取り立てから逃れられるなら」とクローンになることを承諾する書類にサインしてしまう。 絶対に死ぬだろうという危険な任務を専門に行っては死に、クローンとして復活してはまた危険な任務を……という使い捨て人間。 周囲の同僚からはなんとなく避けられ、特に宗教にご熱心な上司からは蛇蝎の如く忌み嫌われている。 ……という設定。 (SFにおける世界設定を、物語の邪魔にならないように織り込む難しさって、あるよな) 寝る。
2025年4月2日(水)
今朝も目が覚めると寒い。 3月の後半はむしろ暑かったのにな。 NHKの連続テレビ小説「あんぱん」は今回もテンポ良く、ヒロインの(後の夫となるはずの)同級生「柳井嵩」が母親に捨てられる というエピソード。 初回が、彼の父親が死んで高知に引っ越して来るところからだったので、たった3話の内に立て続けに過酷な目に遭う小学生である。 (ちなみに学校では、いじめられっ子という設定) ニュース。 昨日、全国の農家や酪農家たちが「令和の百姓一揆」と銘打って原宿駅前などで農家の所得を補償することなどを訴えるデモを行った そうだ。 「永田町や霞ヶ関なら分かるけれど、なぜ原宿?」と一瞬考えてから「SNSによる情報の拡散を期待してのデモならば、確かに原宿の 方が効果的だな」と気がついた。 午後。 隙間時間に『ミッキー7』(エドワード・アシュトン:著 大谷真弓:訳 ハヤカワ文庫 Kindle版)を読み進める。 地球から遠く離れた惑星上で過酷な状況に置かれている主人公なのだが、何より彼の状況を過酷にしているのが上司と友人に恵まれて いないことだというのがなんとも……。 昔のヒーローSFなんかだと、何はともあれ人間関係的にはいい環境だったのだよな。 夕食。 冷やご飯を使ってのオムライス。 このオムライスという食べ物、実は日本発祥なのだそうで、アニメ「モブサイコ」で主人公が食べているシーンを見た海外の視聴者の 間で「あれは何だ?」と話題になったことがあったのだとか。 ネットで調べたら1900年(明治33年)に銀座の煉瓦亭で賄い料理として誕生した「溶き卵に米飯とみじん切りの具材、調味料を 混ぜ込んで焼いたライスオムレツ」が元祖とか、1925年(大正14年)に、大阪市難波の大衆洋食屋「パンヤの食堂」で、いつも 米飯とオムレツを頼んでいた胃の弱い常連客のために作った「ケチャップライスを薄焼き卵で包んだオムライス」が元祖とか、色々な 説が出て来た。 まあ「米飯をケチャップで炒めてオムレツの具の代わりにする」なんてアイデアは、誰の頭の中から出て来てもおかしくはないよね。 夜。 『ミッキー7』を読みつつ、寝る。
2025年4月1日(火)
明け方に夢を見た。 自宅に帰ると玄関の鍵が不自然に開けられており、ドアを開けたら中年の女が飛び出して来るという夢。 懸命に女を取り押さえながら(掴んだ女の脇腹の皮下脂肪の感触がリアルだった)110番通報。 ところが警察官の事情聴取を受けているうちにパトカーに乗せられた女がどうにかしてハンドルを奪い、制止しようとした婦人警官を 撥ねて逃走し……というところで目が覚めた。 (どういう心理状態で寝ていると、こういう夢を見るものなのだろうな?) ……せっかくの(?)エイプリルフールなのに、変な夢のせいで寝坊してしまった。 NHKの「あんぱん」は、今日もサクサクと話が進み、やなせたかしをモデルにした登場人物「柳井嵩」の複雑な家庭環境が分かって 来る。 それが「父親を亡くして世話になることになった伯父の家で、かつて養子として貰われていった実の弟と再会するも、弟の方は自分の ことを覚えていない」という、小学生が受け入れるにはなんとも複雑すぎる環境なのである。 これはドラマの予感……。 ついでに大河ドラマ「べらぼう」視聴。 上役に無理難題を押し付けられた田沼意次に家臣が「殿に森羅万象を操れと」と呆れるシーンは、もしかして「森羅万象担当大臣」を 意識したものかな? そして片桐仁が出ていた。 配役のところに名前が見えたので「どこに出ている?」と探したのだが1度目は見つからず。 巻き戻して「手先の器用な職人」が出て来るシーン(片桐仁は手先が器用なことで知られている)に見当をつけて見直したら、いた! ちょんまげを結ってメガネを外していると、案外と分からないものだね。 物語は鳥山検校のが幕府から摘発を受けた事件に向けて動き出し、続く。 このドラマ、大河には珍しく、クリフハンガーで終わるんだよね。 午後。 本日こそはと『ミッキー7』(エドワード・アシュトン:著 大谷真弓:訳 ハヤカワ文庫 Kindle版)を読み始め。 気がつけば夕方。 ギャンブルで負けて借金を背負った主人公は追い詰められて「超ブラック」な職場で働く羽目になる。 そこでの仕事はまさに死と隣り合わせ……と言うか本当に死んでしまうのだ、しかも何度も。 でも大丈夫、彼は死ぬと再生され、そして再び危険な職場へ向かわされるという仕組み。 ある日のこと、今日も今日とて窮地に陥った主人公。 愛する彼女が危険を犯して彼を救いに来ようとする。 彼女にそんなことをさせるわけにはいかないじゃないか! (なにしろ彼女の方は死んだら生き返らない) で「自分はもうどうせまもなく死ぬ」と嘘をつく、というか彼自身もそう思っていたのだ。 ところが予想外のハプニングが起こり、主人公は無事に生き延びてしまう。 問題は、彼が死んだと思った職場の人たちによって「新しい彼」がすでに再生されてしまっていたということ。 そしてこの職場の食糧事情はすこぶる悪い。 うっかり彼が「2人分の食料を食い潰す」ことがバレたら、どちらか一方(もしくは両方)が殺されてしまう。 これはなんとかしなくてはならない……という物語っぽい。 ここまで読んだところで、本日の読書に充てられる時間がタイムアウトになってしまった。 いろいろな雑用と、SF大会明けにすぐ締め切りが来る小説の方にも手をつけなくてはならない。 夜9時。 疲れたので少し休んでいたら、目を開けると午前3時だった。 ……さすがに時刻が時刻なので、これはもう朝まで寝直そう。 2025年3月分へ 目次へ
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